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思うこと

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日々感じたこと、思うことを綴っていきます。
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六月

六月

五月も今日でおしまい。明日からは六月です。

六月のことを水無月、水張月といいます。

田んぼに水が張られるから水張月。

では水無月は?

この入梅の時期になんで?水有月とか、水多月ならわかるけど。

これは旧歴に合わせたもので、水無月はだいたい七月の終わりから八月にかけて。

干ばつで水が干上がっちゃうから水無月。

これならば納得です。

六月には祝日がありません。そのことにはのび太も怒って

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一発逆転を狙わない

一発逆転を狙わない

 東洋医学の基本理論となる陰陽論とは、この世のものはすべて陰と陽の二面性をもつというもので、人間の健康も陰と陽のバランスによって保たれます。陽は朝であり、若さであり、陰は夜であり、老いです。

朝から急に夜になることはなく、昼、夕を経て徐々に夜へと変わっていきます。赤ん坊は突然老人になるのではなく、老化は徐々に進んでいくものです。このように陽から陰もしくは陰から陽の変化は少しづつであり、これを陰陽

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こころ

こころ

思いやりのない人を「心ない人」といい、思慮の欠けた行動を「心ない行動」といったりします。心はあったほうがいい。心をなくしてはいけない。

忙しければ心を亡くします。忙しさに殺されてしまう「忙殺」なんて言葉もあります。忙しさに殺されたくはありません。心をなくしてはいけないと思い、心ある行動を忘れてはいけないと思う一方で、「無心」という言葉もあります。「無心になる」と言ったときの心は邪念や私心のこと。

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榊のサブスク

榊のサブスク

毎月、榊を届けてくれるサービスがあるそうで。
忘れっぽい人や、都度榊を用意するのが大変な人が利用するんでしょう。

神仏への信仰の厚さやは人によって大きく違います。毎朝の参拝を欠かさない人もいれば、柏手を打って手を合わせるのは初詣の時だけという人もいます。最後に南無阿弥陀仏を唱えたのいつのことだったか、記憶にないという人もいるかもしれません。昔は家を新築するとき、神棚を奉るのが当たり前だったそうで

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健康診断は受けたけど

健康診断は受けたけど

 健康診断は受けたけど、その結果は聞かない、怖いから。という人がいました。

「もし、何か手を打たねばならないことになっていたら」と考えたら、その状況を放ったままにしてくおくほうが怖いんじゃないか。

大丈夫であってほしい気持ちは間違いなくあるけれど聞かない。聞いて、大丈夫となればひとまずは安心できるのだろうけれど聞かない。大丈夫ではなかったら、それを考えると心配で心配でとても聞けない。

時が過

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バカと利口と

バカと利口と

手塚治虫が、素晴らしい漫画を描くためには「漫画バカ」ではいけない、と言っていたとのこと。漫画家は読者がいてこそ職業として成り立ち、読者を無視した作品はひとりよがりになってしまいます。

「バカの一つ覚え」とは、同じやり方に固執して、他のことを理解しないこと。聞き覚えた一つのことをどんな時にも持ち出す人、もしくはその行いをあざける言葉です。

覚えたその一つを使うべきときが、そのバカの力の発揮どころ

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旬

その食べ物のいちばん美味しい時期や、頃合いのもっともいい時を「旬」といいます。加工食品など、旬とは無関係のものもあります。

旬のものを食べると健康になる、というのはそれだけ季節というものを意識して生きているから。もちろん、タケノコが旬だからといって、タケノコだけを食べていればいいわけではありません。

その時、そのタイミングでしかできない事やものは、とてもありがたく、非常に大切です。

クリスマ

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過使用、乱発

過使用、乱発

ボディスラムで観客が盛り上がる、そんな時代がありました。

自分がプロレスを見始めたころは、すでにボディスラムは特別な技ではなくなっていました。ボディスラムでピンフォールなんてシーンは見た記憶がありません。

力道山の頃のプロレス技といえば、パンチ、キック、ボディスラム、空手チョップと、デストロイヤーの四の字固め、それとルーテーズのバックドロップくらいでした、逆エビ固めもあったかな?

シンプルと

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臨床

臨床

教科書にはありがたいことが書いてある。

多くの人が長い年月をかけて、後世に伝えていくべきことが、最小限、書かれたものが教科書であるともいえる。

臨床に活用してはじめて、そこに書かれていることが本当なのかがわかる。

教科書に書かれていることは決してウソではないが、「教科書通りには行かない」と思うことは多い。

鍼灸師として鍼や灸を行うためには、まずははり師・きゅう師の資格を得なくてはならならな

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子どものころは寒かった。

子どものころは寒かった。

病気にはなりたくない、つらい思いはしたくない。

病気にはなりたくない、つらい思いはしたくない。

高度成長期の終わり、私の子どものころは今よりもずい分と寒かったような気がします。いや、間違いなく寒かった。

これは、日本や地球が寒かったわけではなく、家が寒かったんです。私の住んでいた家には、断熱材なんてものはきっとなかったと思います。

※ちなみに、現在、日本は温暖化しているものの、地球は温暖化

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最良の方法

最良の方法

日本は労働時間が世界一長い国だそうです。

労働時間が長いというのは、それだけで良いとか悪いとかいうことではないでしょうが、本当はそんなに長く働きたくない、とみんなが思っているのであれば考えもの。

このような話は、ずいぶんと前から耳にしますから、日本人は実は、労働時間を短縮しようと本気では思っていないのではないか?

日本人は休むのが下手、遊ぶのが下手、休んだり遊んだりすることに罪悪感を覚える、

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やり過ぎ

やり過ぎ

体から血を抜く「瀉血」という治療法があります。

病気は血が汚れているのが原因だから、その汚い血を体から出してしまえば病気は治ると、中世のヨーロッパやアメリカで盛んに行われていました。

頭が痛ければ瀉血、熱が出れば瀉血、咳が出れば瀉血、下痢でも便秘でもとにかく瀉血、とバンバン瀉血をして、出血多量(というのか?)で死んでしまった人もいるそうです。

瀉血をして、病状が悪化してしまった時点で、一旦瀉

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鍼灸師は長生きか?

鍼灸師は長生きか?

健康だから長生きする、という時代ではなくなっています。
昔と比べて、健康寿命と本当の寿命との間に大きな差がある今日です。不健康でも長生きはする。

自分がいつまで健康でいられるか、いつまで生きられるかはわかりませんが、健康寿命と本当の寿命にあまり差のない人生を送れたらな、とは思っています。

鍼灸師があまりに不健康だったり、薬を飲みすぎていたり、異常に早死にというのでは、説得力がありません。

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自分のことは誰がやる?

自分のことは誰がやる?

赤ん坊は、いろいろと自分のことができない。

排泄はできるけど、排泄したあとの処理はできない。

おっぱいを吸って栄養を摂取することはできる。しかし、やがて離乳食となったら、スプーンを使って食べさせてもらわないと食べることができない。

服を着るのも、初めのうちは自分一人ではできない。

時の経過にともなって、大人になって、諸々のことが一人できるようになる。

健康管理は誰がやるのか?

栄養バラ

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