さくらむ
日々感じたこと、思うことを綴っていきます。
鍼好きな方には一層、そうでない方にも鍼を好きになってもらいたい。鍼についていろいろ綴っていきます。
日6月4日は虫歯予防デー。 日本人の歯磨きの起源は縄文時代に始まり、 習慣化されたのは江戸時代だそうです。 日本人の虫歯が多いかどうか、 はっきりとしたことはわからないが、 少なくとも北欧よりは多いとのこと。 北欧(スウェーデン)では歯の治療に保険が効かないため、 マメに歯石除去を受けるなど、虫歯予防に余念がないそうです。 今さらですが予防が大事、であるのはいわずもがなですが、 健康の面からも、経済的な面からも、 虫歯になったら大変と思っている、 ことが状況悪化を防
五月も今日でおしまい。明日からは六月です。 六月のことを水無月、水張月といいます。 田んぼに水が張られるから水張月。 では水無月は? この入梅の時期になんで?水有月とか、水多月ならわかるけど。 これは旧歴に合わせたもので、水無月はだいたい七月の終わりから八月にかけて。 干ばつで水が干上がっちゃうから水無月。 これならば納得です。 六月には祝日がありません。そのことにはのび太も怒っていました。 雨は多いし、休みは少ないし。 しかし、こんな六月が一番好き、とい
東洋医学の基本理論となる陰陽論とは、この世のものはすべて陰と陽の二面性をもつというもので、人間の健康も陰と陽のバランスによって保たれます。陽は朝であり、若さであり、陰は夜であり、老いです。 朝から急に夜になることはなく、昼、夕を経て徐々に夜へと変わっていきます。赤ん坊は突然老人になるのではなく、老化は徐々に進んでいくものです。このように陽から陰もしくは陰から陽の変化は少しづつであり、これを陰陽消長といいます。人間も自然の一部である以上、自然界の法則に沿って生きるのが望まし
思いやりのない人を「心ない人」といい、思慮の欠けた行動を「心ない行動」といったりします。心はあったほうがいい。心をなくしてはいけない。 忙しければ心を亡くします。忙しさに殺されてしまう「忙殺」なんて言葉もあります。忙しさに殺されたくはありません。心をなくしてはいけないと思い、心ある行動を忘れてはいけないと思う一方で、「無心」という言葉もあります。「無心になる」と言ったときの心は邪念や私心のこと。 「人間、ひまだとロクなことを考えない、忙しいくらいが丁度いい」と誰かが言って
毎月、榊を届けてくれるサービスがあるそうで。 忘れっぽい人や、都度榊を用意するのが大変な人が利用するんでしょう。 神仏への信仰の厚さやは人によって大きく違います。毎朝の参拝を欠かさない人もいれば、柏手を打って手を合わせるのは初詣の時だけという人もいます。最後に南無阿弥陀仏を唱えたのいつのことだったか、記憶にないという人もいるかもしれません。昔は家を新築するとき、神棚を奉るのが当たり前だったそうですが、令和の時代、神棚がない家庭の方が多いでしょう、おそらく圧倒的に。 信仰す
療を施す側も受ける側も自然妊娠にこだわる人もいれば、授かりさえすればその過程は問わないというも人もいます。 過程と結果との間に関係がないのであれば、どちらがよくてどちらが悪いわけではないでしょう。しかし、こと妊娠に関してはそうともいえません。 授精は妊娠の一部であり、重要な過程の一つではありますが、それだけでは妊娠は成立しません。着床して初めて妊娠です。その後数ヵ月を経て出産に至ります。妊孕力は排卵、授精、着床のそれぞれの力が充実してこそ高ります。人工的にもしくは自然に
人にはそれぞれ生きていきやすい「適正体重」があります。BMI22がいい、というのはあくまで平均です。 快適であればそれでいい、とはいうものの、今は快適であっても近い将来病気になってしまうかもしれない。そんなリスクは減らしたほうがいいですね。 過食や栄養不足によって適正体重から大きく離れてしまっているのであれば、健康のために、ある程度「適正体重」は意識したほうがいいのでしょう。体に入れないほうがいい食べ物を体に入れてしまうことによって病気になっているのであれば、それを体に入
肥満は病気を引き起こす元凶の一つです。 しかし、悪魔の食べ物を食べずに太ることは、実は楽なことではありません。 これまでの人類史上、太る心配などは必要なく、それどころか人類は常に飢餓との戦いでした。生き延びるために血糖値を上げるホルモンは多数あれど、下げるホルモンはインスリン一種類しかありません。BMIの値が増えたのは戦後のことです。太るのは難しい。 逆に考えれば、悪魔の食べ物を食べれば、個人差はあるものの比較的簡単に太ります。太るだけであればまだいいのですが、悪魔の食
戦前と戦後とで、日本人の生活様式は大きく変わりました。食べるものも変ったし、運動量は著しく減りました。 人間も動物である以上、健康でいるためには、ある程度体を動かすことが必要です。運動不足によって病気になることがわかっています。であるならば、病気になってから運動するのではなく「病気になる前から運動すればいいんだ」とは誰しもが思ったことがあるでしょうが、運動不足の解消ができないままに日々過ぎて行ってしまっている人が大勢います。 現代、テクノロジーの進化によって、第一産業に従
3ヵ月間ほど入院したことがあります。 最初のひと月は毎日検査検査、悪い体調が、検査によってさらに悪くなるのではないかと、冗談ではなく本気で思ったほど。寝て検査、起きて検査、飯食って検査。 毎日、違う種類の検査が待ち受けています。 必要な検査が済むまでは治療は出来ないと、検査、検査、検査地獄。そんな日がおおよそ1ヵ月間続きました。 一通りの検査が終わって薬を飲むようになるころには、症状はほとんど治まっていました。熱もないし、咳もない、飯はうまい(今思えば入院は必要なかっ
健康診断は受けたけど、その結果は聞かない、怖いから。という人がいました。 「もし、何か手を打たねばならないことになっていたら」と考えたら、その状況を放ったままにしてくおくほうが怖いんじゃないか。 大丈夫であってほしい気持ちは間違いなくあるけれど聞かない。聞いて、大丈夫となればひとまずは安心できるのだろうけれど聞かない。大丈夫ではなかったら、それを考えると心配で心配でとても聞けない。 時が過ぎればそんな心配もどこかにいってしまうだろう。健診なんかなかったことにしてしまえ
筋肉は、筋肉への「継続した刺激」によって強くなります。一度の筋トレで筋肉が変わることはありません。 寝たきり予防、競技力向上、人によって目的は違っても目的達成のためには、「一定量」の刺激が必要であることに違いはありません。 が、長期間トレーニングを休んでいても一度トレーニングをすると「安心するため」か、その後にまた長期休養に入ってしまう、そんな人がいます。 一度切りの爽快感を味わうためならそれでもいいのですが、筋肉の発達を望むのであれば相応のものが必要です。強壮剤を飲ん
鍼灸によって病気が治る、体調が良くなる、笑顔が生まれる、研修時代から現在に至るまで、そんな状況をたくさん、たくさん見てきました。 「鍼灸だけですべてが解決すればこんなにうれしいことはない」と思います。多くの人に幸せになって欲しい気持ちが変わることはありませんが、鍼灸治療によってみるみるよくなっていく人がいる一方で、なかなかよくならない人もいます。 以前にテレビ番組で見た、主婦vsプロレスラーの綱引き対決。 主婦チームは綱引き大会の優勝チーム。主婦チームは7人、プロレスラ
本日1月22日は「カレーの日」だそうです。カレーにまつわる思い出、誰にでも一つや二つはあるのではないでしょうか。 スキー場内ホテルの冬季従業員として働いていたことがあります。日曜の昼は決まってカレー。スキー場での生活はとてもお腹が空きます。カレーはいつ、どこで食べても美味しいのですが、寒い中スキー場(の従業員食堂)で食べるカレーは格別でした。じゃがいもとにんじん、たまねぎと少々のお肉が入ったいたって普通のカレーライスでしたが、エネルギー充填、サンデーカレーでがんばれました。
病気やケガが形になって現れる「症状」というもの。いろいろあります。 風邪の症状なら、発熱、鼻水、鼻詰まり、喉の痛み、咳、関節痛。 骨折の症状なら、腫れ、痛み、諸々の日常生活ができない等々。 不快なものばかりです。風邪を引いて気持ちがいいとか、骨折をして心がハッピーになるとか、特別なケースを除いてそういうことはありません。ふつうは症状があるときは何もしたくないものです。それもそのはず、神様がそうさせているのだから当たり前です。つまり症状とは、体の防衛機能による強制的な休養
大人になってもアトピー性皮膚炎が治らない、そんな人が増えています。どうして? 原因の一つは、社会が衛生的になりすぎ、免疫機能の活躍の機会がそれまでよりもとても少なくなってしまったから。働く場を失った免疫機能は、その力を持て余し、不必要な反応をするようになってしまった。 もう一つが、昔に比べて「栄養状態がよくなったから」とされています。が本当にそうか? 栄養とは、生物がその生命を保ち、また成長してゆくために、必要な成分を体外の物質からとり入れること。もしくは栄養になる成分