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洗濯板と悪魔の食べ物

戦前と戦後とで、日本人の生活様式は大きく変わりました。食べるものも変ったし、運動量は著しく減りました。

人間も動物である以上、健康でいるためには、ある程度体を動かすことが必要です。運動不足によって病気になることがわかっています。であるならば、病気になってから運動するのではなく「病気になる前から運動すればいいんだ」とは誰しもが思ったことがあるでしょうが、運動不足の解消ができないままに日々過ぎて行ってしまっている人が大勢います。

現代、テクノロジーの進化によって、第一産業に従事していたとしても必ずしも運動不足にならないとは限りませんが、ふつう、文明の利器を使わずに掃除、洗濯をすれば必要な運動量は事足り、おそらく生活習慣病は大幅に減らせます。雑巾掛けや洗濯板を使うことが当たり前とすら感じなかった時代、それによって防がれていた病気がゴマンとあったわけです。当時の人からみれば「たったそれだけのこと」ができないのが我々現代人です。

飽食の時代といわれて久しい今日、食べ過ぎによって病気になる人が大勢いるといわれます。「肥満」は病気の元凶の一つではあります。しかし食べられる量には限界があり、そもそもそんなに太ることはできません。人間そんなにたくさん食べられるものではありません。なぜ、食べ過ぎてしまうのか?

これは悪魔の食べ物があるから。

悪魔の食べ物を食べれば、肥満になるだけでは済みません。単に脂肪過多とか、オーバー体重というだけでなく、さまざまな病気を引き起こします。

体質的に肥満にならない人もいますが、戦後増えた病気には、多くの場合悪魔の食べ物が関わっています。

悪魔の食べ物は、一見、天使のような顔しています。いかにも悪魔っぽければ悪魔の手に落ちることはないのですが、気が付けば術中にはまってしまっています。

読んでくれてありがとうございます。

運動にしても、食べることにしても、それがとてもとても大事であるとわかるために、必ずしも「痛い思い」は必要ないと思うんですけどね。




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