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大人のアトピーが増えている

大人になってもアトピー性皮膚炎が治らない、そんな人が増えています。どうして?

原因の一つは、社会が衛生的になりすぎ、免疫機能の活躍の機会がそれまでよりもとても少なくなってしまったから。働く場を失った免疫機能は、その力を持て余し、不必要な反応をするようになってしまった。

もう一つが、昔に比べて「栄養状態がよくなったから」とされています。が本当にそうか?

栄養とは、生物がその生命を保ち、また成長してゆくために、必要な成分を体外の物質からとり入れること。もしくは栄養になる成分やそれを含む飲食物のことをいいます。

栄養が足らなければ最悪死んでしまいます。栄養は生きていくために必要不可欠なものです。

アトピー性皮膚炎の原因は「栄養状態がよくなった」からではなく、正しくは「不必要なものまで体内に取り込むようになった」から。砂糖、小麦、食品添加物などなど、これまで日本人が食べてこなかった物質によって体内の免疫システムの反応が異常となり、皮膚炎、湿疹となって現れたのがアトピー性皮膚です。砂糖や小麦が腸壁を壊し、砂糖や小麦だけでなく、様々な体によくないものが体内に入りやすくなるのではといわれています。

東洋医学ではアトピー性皮膚炎を脾と肺の失調ととらえます。

脾は、現代医学でいうところの主に消化器の働きに相当します。肺は呼吸器、皮膚。

皮膚も肺と同じく呼吸をしています。肺が生命にとって必要な酸素を吸収し、不必要となった二酸化炭素と排出するのと同様に、皮膚に現れる湿疹や蕁麻疹は毒素の排出であり、体にとって意味のある現象です。

また皮膚は体の表面(最外層)を覆いバリアの役目をはたしています。そのようなことから腸の粘膜も肺です。

読んでくれてありがとうございます。

アトピー性皮膚炎の人は、喘息、アレルギー性鼻炎など他のアトピー素因を持つ場合が多くあります。また免疫が異常に働くという点でリウマチなども
、脾や肺の状態をよくすることに重点をおいた治療が行われます。

ビタミンDによって、免疫機能を調整し、アレルギー疾患の症状を緩和、皮膚のバリア機能を活性化して水分の蒸発を抑える働きがあるとかんがえられています。よってアトピー性皮膚炎には、可視総合光線による治療も有効です。

「アトピー」とは、ギリシャ語のATOPOSに由来し、「奇妙な」「不思議な」「とらえどころがない」という意味で、先天的に過敏症を起こしやすい体質を「アトピー」とよびます。つまりアトピー性皮膚炎とは、原因がよくわからない痒みなど皮膚の症状すべてと考えられます。しかし、よくわからないとはいっても、然るべき対応によってかなりの緩解が見込めることはわかっています。









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