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目指すところ、こだわるところ

 療を施す側も受ける側も自然妊娠にこだわる人もいれば、授かりさえすればその過程は問わないというも人もいます。

過程と結果との間に関係がないのであれば、どちらがよくてどちらが悪いわけではないでしょう。しかし、こと妊娠に関してはそうともいえません。

授精は妊娠の一部であり、重要な過程の一つではありますが、それだけでは妊娠は成立しません。着床して初めて妊娠です。その後数ヵ月を経て出産に至ります。妊孕力は排卵、授精、着床のそれぞれの力が充実してこそ高ります。人工的にもしくは自然に授精が行われ、その過程をクリアできたとしても着床する力がなければ妊娠とはなりません。排卵しても、授精しても、卵割が行われても、受精卵を育むことができなければ妊娠はできないのです。

つまり人工授精を行うにしても行わないにしても、妊娠のためには生命を誕生させるしっかりとした体が必要です。その手助けをするのが鍼灸治療であり、光線療法です。めざすべきところは「妊娠する体」です。

人工授精で妊娠に至らない場合、いつまでそれを繰り返すのか?

当たるか当たらないか、下手な鉄砲を数打つ、作戦とはいえないような作戦を続けて、心と体を傷めることを長く続けてはいけません。

読んでくれてありがとうございます。

しっかりと、目指すべきところを目指そう。

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