マガジンのカバー画像

読み返したい記事

156
読み返す記事
運営しているクリエイター

2024年3月の記事一覧

好きなものを好きでいる

好きなものを好きでいる

自分を縛りつけているたくさんの呪いの中に
「キャラものを持ってはならない」
という思いこみを発見しました。

かつて販売員をしていたとき、
レジをしていたバイトの大学生がクレームじじいに捕まりました。ミス自体は彼女の落ち度ですが、「明らかなミス」「学生アルバイトの佇まい」「若い女」「店員」という状況に相手は
「優位に立てる」と思ったのでしょう。
接客時に彼女が使っていたキャラもののペンや巻き尺にま

もっとみる
人間だもの

人間だもの

きらきら輝いている素敵なひとたちは
ネガティブな感情なんて感じないひとなんだろうな、と思っていた

何氣なく観ていた動画である発信者の方が
「わたしも人間なのでイラッとすることはよくあります」とおっしゃっていて、

「おお!?こんなニコニコと朗らかに発信されてる方でも、イラッとすることがあるんだ……!」

と 思いながら
そこで、ようやく氣がついた

人間だもんね……
そりゃあ、そうだよね……!!

もっとみる

ホイスコーレ72日目 ぬるま湯

今日は次のタームのクラスの説明を受けました。
そのあとはたき火をして、「スノーボール」(ちがう)と呼ばれるパンを作りました。作るといってもそのへんで拾ってきた枝に生地を巻き付けて、焚火にかざして焼くだけです。
たき火を囲んでみんなで歌を歌い、ギターを弾き、出来立てあつあつのパンを食べ、談笑しました。モーニングアッセンブリで毎日歌を歌うのですが、そのおかげで国籍関わらずみんなが歌える歌があるというの

もっとみる

70日目 カルチャーイブニング

本日は大変満たされた良い日でした!ちゃんと働いた!グッドグッド!

今日の午前中はアートの授業だった。
前期ラストの授業。壁画が完成してアリックスとハグした。へへへ!へ!

そして今日のメインは"cultural evening"!
今日は「アートアンドクラフツの会」でグリーンランドのリアとデンマークのカーステンと薄情者含む日本人二人が企画しなければいけなかったのだが、彼らから特に提案がなかったの

もっとみる
【短編小説】街を廻せば④

【短編小説】街を廻せば④

みんなを幸せにしたはずだ。

なぜ俺は殺されるんだ?

猫を探す呪文女
杖が折れた魔女婆
プロポーズができなくなったドラキュラ男
財布をなくした鬼女
カツアゲされた亡霊青年
プロレスしたくてたまらない河童

全員助けたはずだ。

そう、全員…

そうか…

1人だけ忘れていた…

俺を刺した犯人も
幸せにしなければいけなかったのか。

でも、この状況でこんなヤバイ奴
幸せにできるのか!?

そもそ

もっとみる
#181 わたしの 『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』 体験記

#181 わたしの 『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』 体験記

 人間は、賃労働を行うために生まれてきた訳ではない。しかし現代人の多くは、そのことを履き違えた結果、人生の貴重な時間を無益な仕事に売却する。あなたは本来、上司を満足させるためだけに作成するPowerPointをいじくり回して過ごすよりも、家族や恋人や友人と、より多くの時間を過ごすべきなのだ。

 あるいは、何か創造的なことに挑んでみるというのもいい。とにかく人間は生まれながらにして、基本的人権の一

もっとみる
#185 映画 『オッペンハイマー』 を観て邦画に期待したいこと…からの、抑止力思考についての個人的な書き散らし(ネタバレなし)

#185 映画 『オッペンハイマー』 を観て邦画に期待したいこと…からの、抑止力思考についての個人的な書き散らし(ネタバレなし)

 わたしの大好きな映画のひとつに、『太陽を盗んだ男』という作品がある。理科の教師が小型原爆を作り国家を脅す、という物語だ。憂鬱なる若者の破壊衝動を満たし、かつその内面に向き合うことへと導く、非常に面白い作品なのだが、本作を撮った長谷川和彦監督は以降、映画界から干されてしまった。

 皇居前でのゲリラ撮影を敢行したこと、首都高速でのカーチェイスや国会議事堂内の撮影も無許可であること(そのストーリーで

もっとみる
Go To トラブル

Go To トラブル

~皆様は、いつまでも心に残ってる旅行ってありますか?~

修学旅行
家族旅行
新婚旅行など
いろんな旅行がありますよね。

旅行は日常を忘れて
様々な新たな出会いがあります。

その中で
普段体験できないようなことが起きて
忘れられない出来事になることもありますよね。

今日は、そんな私が体験した
今も忘れられない心に残った旅行について
お話ししたいと思います。

皆様、どうかお付き合いいただけな

もっとみる
L'Arc〜en〜Ciel tour 2024 UNDERGROUND 3/16マリンメッセ福岡公演初日レポ

L'Arc〜en〜Ciel tour 2024 UNDERGROUND 3/16マリンメッセ福岡公演初日レポ

はじめに

 去る3/16の土曜日マリンメッセ福岡A館で行われた「L'Arc〜en〜Ciel 2024ツアー UNDERGROUND」に参戦して来た個人的なレポート記事になります。
 以前持っていたnoteアカウントでは2020年コロナ禍直前に行われていた「L'Arc〜en〜Ciel 2020tour MMXX大阪城ホール公演」のレポが20000字も書いた大作になりましたが、今回も書いてみないわか

もっとみる
変なおじさんが遅刻の危機から少年を救った話

変なおじさんが遅刻の危機から少年を救った話

毎朝バスを待ちながら、見るとはなしに向かい側の停留所を観察するのが日課のようになっている。

そのバス停から発車するのは、特別支援学校の方面に行く路線である。ちょうど通学時間帯にあたるため、いつも7、8人の生徒たちがこのバスを利用する。

毎朝のことだから、最近ではすっかり彼らの顔を覚えてしまった。顔ばかりか、この頃はそれぞれのキャラクターまでなんとなくわかってきた気がする。

この子は好奇心が旺

もっとみる
L'Arc〜en〜Ciel「Blame」

L'Arc〜en〜Ciel「Blame」

L'Arc〜en〜CielがARENA TOUR【UNDERGROUND】で、「Blame」を演奏していると知って、動揺した。

1994年にリリースされた2ndアルバムであり、メジャーデビュー後に発売した最初のアルバムでもある『Tierra』の3曲目に収録された楽曲を初めて聴いたときに、これはまるで自分のことのような曲だなと思った。

「君を今を想う日々が 僕の全てだとしても
いつか時が膝を抱え

もっとみる
言葉より大切なもの

言葉より大切なもの

息子と2人で釣りに行くのは、なんとほとんど3年ぶりだった。

でも、その間、一時はもう二度と行けないのではと思っていた時期もあったくらいだから、むしろ再開できただけでも嬉しかった。

ちなみに今回の釣りスポットとなる多摩川の下流の汽水のある場所の近くには大きなお寺があったから、まずは神頼みだよね、という話になって、そこでお参りをした。

いつも以上に時間をかけてお祈りする彼の横顔を永遠に見つめてい

もっとみる
走り過ぎてゆく電車を見送るように。

走り過ぎてゆく電車を見送るように。

「もう過去のこと」

例えば何か、
辛かったことや悲しかったこと、
深く思い悩んだ末の決断や、
自分にはどうにも出来ず
眺めているしかなかったようなことでも、
引きずったり強く記憶に残るような出来事を
もう過去のことだと、そう思えるようになるには
それなりに長い時間がかかる。

その時の気持ちや自分の状況を
上手く言葉で説明できないなと思っていた。

でもある日、駅で電車を待っていて、
ふと、あの

もっとみる