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ちゃんと記憶に残る、インターネットの使い方(塩谷舞)

milieu編集長の塩谷舞(@ciotan)によるマガジンです。主な内容は…… ・SNSを使って生きている上での知見を共有 ・NYや世界各国で調査したトレンドや文化、SNSの使… もっと読む
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記事一覧

願うだけでは、変わらない

願うだけでは、変わらない

実家での家族団らん中、たまたまNHKのドラマが流れていたのだけれど、そこに「意識高い系起業家(インフルエンサー)とそこに搾取される大勢のフォロワー(信者)」みたいな構図が出ていて、白米を吹きそうになってしまいました。

「今の仕事に満足していますか?あなたは変わることが出来ます!」という美辞麗句を並べて何者かになりたい欲を煽り、「今、投資すれば生涯年収が変わります!」と何百万の会費を搾取しつつ、会

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どうして「バズ」るだけじゃなくて「ちゃんと売れる」のか

どうして「バズ」るだけじゃなくて「ちゃんと売れる」のか

今回のnoteはかなり裏側の話なので、最初から鍵をかけさせていただきます……しっかり届けたい方々に届きますように🙏

「商品は良いのに、ネットで上手に売れなくて……」

というお悩みに対して。

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CSO(チーフ・ストーリーテラー)という役割

CSO(チーフ・ストーリーテラー)という役割

2006年、佐藤可士和さんがユニクロの根幹に関わってイメージを刷新させ、「アートディレクター」という仕事が確立されました。

2017年頃から、noteを爆進させる深津貴之さんのような「CXO」という仕事が注目を集めています。

こうして「クリエイターが経営者と共に歩む」という事例は沢山生まれている……のですが、企業のストーリーをしっかり組み立てていくような役割は、案外まだまだ弱いのかも。いや、そ

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#私はこんな仕事がしたい 、と伝えよう。  #honestPR 【テンプレ配布中】

#私はこんな仕事がしたい 、と伝えよう。  #honestPR 【テンプレ配布中】

※右上に100円とありますが、この記事はすべて無料で読んでいただけます☻

広告業界には秘伝の「インフルエンサーリスト」があり、そこにはインフルエンサーのフォロワー数やプロフィールなどがズラッッと書かれていて、インフルエンサーマーケティングをする時には、そのリストに載っている人にどんどんDMを送る……

ということが、とってもよくあります。

そして一度このリストに入ってしまうと?
Instagr

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「個人の名前で仕事をする」ことの光よりも影を伝えたい

「個人の名前で仕事をする」ことの光よりも影を伝えたい

こんばんは、塩谷です。
しばらく大阪にいます(実家です)。

今回は、前回リクエストのあった、「自分の名前で仕事をするということ」について、書いていきたいなぁと思います。

私は高校時代からずっと「良いモノを良いと伝えられるだけのメディアを作りたい」と思っていました。

そうした執念じみた思いや、過去9年間の奮闘は下記のnoteに長々と書いているので割愛しますが……

実際に情報発信をはじめて、今

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色を制するものはInstagram時代を制す

色を制するものはInstagram時代を制す

SNS時代の追い風を受けて有名になっているクリエイターさんのことを考えてみると、ほとんどの場合「その人の色」があったりします。

色……というのは、個性、みたいな意味もりつつ、わかりやすく「イメージカラー」みたいなもの。

これは間違いなくInstagramの影響で、Instagramが1画面に9枚のパネル表示形式じゃなかったら、ここまで「色」は重要じゃなかっただろうなぁ……と。各SNSの、スマホ

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コンプレックス、プレッシャーから解放せよ

こんにちは、塩谷です。

人はいろんなコンプレックスを抱えていたりするかと思うのですが、私もたくさんありました。滑舌が悪い、運動が苦手、一重まぶた、注意力散漫すぎる、食べるのが遅い、ワインが飲めない……etc..

そして、「コンプレックスを上手に隠しましょう」「みんなと同じようになりましょう」みたいな感じで、弱みを刺激してくる商品や広告はたくさんあります。コンプレックス商材、というジャンルもあり

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紙の請求書はもう送りません #平成に置いていきたいもの

紙の請求書はもう送りません #平成に置いていきたいもの



・請求書を紙で送らなければいけない場合

・チャットツールでのコミュニケーションが難しい場合

私は今後、上記の条件にあてはまる会社とはお取引をしないようにしたいと思います。これ、かなりの機会損失かもしれません。別にお前なんかいらないよ、という話で終わるかもしれません……。

ですが、「ルールだからしょうがない……従うか……」とルールに負けていては、ルールのために働くことになってしまいます。

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Web時代のメディアリテラシーとは

Web時代のメディアリテラシーとは

こんにちは、塩谷です。今日は定期購読の方にだけの、こっそりとした感じで書かせてもらいます。

前回の次回予告として「インフルエンサーとマスメディアの話を……」と予告しておりましたが、ちょっとそちらは絶賛原稿チェック中でして、今日はメディアリテラシーについての話をします。

我慢していた人は強いので大丈夫です(追記あり)

我慢していた人は強いので大丈夫です(追記あり)

おはようございます!塩谷です。

日頃はNYと大阪と東京を転々としておりますが、いまは語学力瀑上げフルコミット期間ということで、遠く離れたアイルランドで語学留学中です。

授業ではオックスフォード大学が開発した英語教材を使っているのですが、その中で「子どもが髪をピンクに染めることはどう思う?」というテーマが出てきました。それを読んでガチ混乱する日本人(私)。

私「あ、あの……日本だと中学生までは

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「どうやってインプットしてますか?」

「どうやってインプットしてますか?」


「10〜17歳の日本人女性のうち、93%が自分の容姿に自信がない」
「日本人女性は世界で1番、自信がない」

なかなかショッキングなニュースが流れてきた。いや、ショックを与えるための広告……と言ったほうが適切かもしれない。

https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/dove-body-image-2017 より

二位の中国が65%なので、世界14ヶ国のうち

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インタビュイーの心構え(加筆あり)

インタビュイー(interviewee)とはつまり、取材を受ける側のこと。

私は取材をすることもあるし、受けることもあるのですが……

インタビュアーとして取材を終えた後に「もっとこういう話を聞いておけばよかった……」という後悔もあるし、インタビュイーとして「ア〜〜これを話しておくべきだった……」という後悔もあります。両方めっちゃあります。

そりゃもう、限られた1,2時間で、赤の他人が、腹を割

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精神をすり減らす人がひとりでもいる空間は、贅沢ではない

精神をすり減らす人がひとりでもいる空間は、贅沢ではない

今日はにわか雨が降っていたのだけれども、配車予約していたタクシーの運転手さんが、私が乗り込むまでのつかの間、車の横で立って待っていた。綺麗にクリーニングしてある背広が濡れている。初老のおじいさんだった。

なんだかもう、めちゃくちゃ申し訳なかった。呼び鈴がなって、二階から玄関に行くまでに少し時間がかかってしまった。モタモタしている私に、心のうちでは怒ってるかもしれない。

「雨なのに、すみません…

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書くことはセラピー

書くことはセラピー

私は今でこそ、人前でもよく喋るようになりましたが、子どものころは、自信がなくて、滑舌も悪く、あんまりお喋り上手ではありませんでした。

だからこそ「書くこと」はちゃんと感情を吐き出し、思考を整えるための手段だったんですね。

小学校高学年〜中学生の頃の日記を見ると、それはもう、「よくもこんなに毎日吐き出す感情があったな!」 と感心してしまうくらい、悍ましいほどの感情に溢れかえっている。思春期ってす

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