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音楽レビュー

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クラシックから相川七瀬まで、幅広いジャンルにおよびます。
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記事一覧

神の声に導かれるということ。

神の声に導かれるということ。

ちょっと面白い夢を見ていた。

「#ミンキーモモ」の新しいテレビシリーズを今つきあっている女性と観ている。

作画はじつに素晴らしいけど、内容は全くつまらない。

私は彼女に、

「昔は #首藤鋼志 さんという脚本家書いててシビアなストーリーが多かったんだよ。でも今はこういうふうに描かないと苦情が出るんだってさ」

まず思い浮かんだのは、現在の心理臨床の世界が「漂白」されてようとばかりしているので

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広島同人誌即売会で、TAMさんにまどマギの「コネクト」リクエストした。

広島同人誌即売会で、TAMさんにまどマギの「コネクト」リクエストした。

#TAM さんという #YouTube#ニコニコ動画 で活躍するばかりか、世界をまたにかけてライブしている著名なアニメ・ミュージックの #バイオリニスト がおられる。

私は未知の方だったが、#広島 での #同人誌即売会 で、ちょうど向かい側のブースでCD等を売っておられて、いつも人が絶えなかった(その時の写真撮っておけばよかったな)。

即売会閉会後に、ミニコンサートとなったのだが、リクエ

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カウンセリングの中断について

面接の終結を「円満に」迎えるような事例のほうが怪しいんです。本人がその後をとりつくろっているだけのことが少なくない。

これ、「逆説」ね。

何の音沙汰ない #カウンセリングの中断 後、どうみてもいい経過をたどるクライエントさん、結構多い。
#中井久夫 先生は、「治療の終結を一抹の寂しさと感じるのがいい経過」と書いておられます。

♪感謝して別れるのは 小説だけ~ #松任谷由実  ハートブレイ

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miwaの「青空」

原稿書きの筆休めに #AppleMusic#上白石萌音 のカバーと巡りあって、劇場アニメ #カラフル のエンディングで使われていい曲やったなと思い出した。特に詞が桁外れに素晴らしいと思っていたのだが、元は #ブルーハーツ の曲だと知って、納得。

紅白歌合戦に、「ウマ娘」と「うっせぇわ」が出場しないことについて

紅白歌合戦に、「ウマ娘」と「うっせぇわ」が出場しないことについて

今年の紅白に、ウマ娘が出るかどうかは博打めいたところがあったかと思いますが、まさかAdoを選ばないというのはいったいどういうことなのか状態ですね。

品が無いとか反体制ととられたのか?

・・・まあ、一部の良心的な社会派番組を除いては非常におかしなことになってきているNHKならありそうなこととはいえますが。

ウマ娘って、もともとコアなオタク層は見向きもしてないんだけど、マスコミやジャーナリズムは

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浜崎あゆみのアルバム、”(miss)understood”

浜崎あゆみのアルバム、”(miss)understood”

私は一時期浜崎あゆみの熱烈なファンでして、全CDを所有、ライブにも参戦していた。そのライブツアーの頂点、そしてアルバムの頂点が"(miss)understood"だと思う。

タイトルの、”(miss)understood"というのは、「理解された・・・いや誤解されている女」という意味であろう。

ともかく一曲も捨て曲がない、たいへんな密度のアルバムである。

公式プロモーションビデオの画像ととも

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ビートルズざっと総まくり

ビートルズざっと総まくり

私は、小学校6年生の時に"Let It Be"ですから、「わずかに遅れた世代」です。

以下、すべてのアルバムを網羅したわけでもないし、ホントに全制作1時間前後ですから、いい加減なコンテンツかも知れません。

全部記憶だけで書いてますから、間違いがあればどうかご指摘ください。

なお、YouTube動画は、原則として、The Beatlesさんのチャンネルのものを使っています。

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リック・ウェイクマンとケン・ラッセルとマーラー交響曲第6番

リック・ウェイクマンとケン・ラッセルとマーラー交響曲第6番

リック・ウェイクマン(Rick Wakeman)はキーボード奏者。プログレッシブ・ロックバンド「Yes」に所属し、名声を博しますが、脱退、ソロ活動に入ります。

アナログ・シンセサイザー究極の使い手と言われ、5台ほどのキーボードを自分の周りに配置してそれぞれを片手で同時に演奏するという離れ業で知られました。

何か、この人の音楽世界って、ロックではなくなって、完全に独自ワールドになってしまっていて

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シューマンのピアノ協奏曲イ短調Op.54といえば・・・・

シューマンのピアノ協奏曲イ短調Op.54といえば・・・・

ピアノ協奏曲についての本格的な解説はいずれ書きますが、その前に是非書いておきたかったことをやはり書いてしまいます。 

 「ウルトラセブン」最終話のピアノ協奏曲の使い方はたいへん過激なのは知る人ぞ知るところ。

「アンヌ、僕は人間じゃないんだ。M78星雲から来たウルトラセブンなんだ」

 その瞬間、逆光に照らし出されるアンヌとダン隊員とともに第一楽章冒頭が「ジャン!!」とはじまるあたりもかなりスゴ

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ロベルト・シューマンの生涯について

ロベルト・シューマンの生涯について

 1.作曲家への道

 ロベルト・シューマン Robert Schumann は、ウェーバー・シューベルト・メンデルスゾーンと並ぶ、ドイツ・前期ロマン派の代表的な作曲家である。

 ロベルトは、まだベートーヴェンやシューベルトが在世中の1810年、ツィッカウで出版業を営む父アウグストと母ヨハンナのもとに生まれた。小さい頃から音楽的才能を示し、12歳の頃には自己流でオーケストラ付きの大規模な合唱曲す

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ロベルト・シューマン バイオリン協奏曲 遺作

ロベルト・シューマン バイオリン協奏曲 遺作

1.遺族に「抹殺」され、ナチスに政治利用され……

 シューマンがバイオリン独奏の曲を手がけるようになったのはごく晩年になってからである。編曲ものを除くと、何しろ作品番号のないものを入れても5曲(数えようによっては6曲)しか存在しない。

 すなわち、

・バイオリンソナタ第1番イ短調Op.105
・バイオリンソナタ第2番ニ短調Op.121
・バイオリン独奏と管弦楽のための幻想曲Op.133
・F

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不毛な努力を敢えて重ねること

不毛な努力を敢えて重ねること

人は、現状では「不毛」とも言える努力を、敢えて積み重ねなばならないことがあると思う。

もちろんそれは、単に「人の期待に答える(利用される)」形で搾取されるものであってはならない。

自分のため、自分がささやかながら社会に貢献するためである。

もちろん、一本調子ではだめで、絶えず策を練っていく必要はある。

そして、自分を悲劇の主人公とする、ナルシシズムへの誘惑を断ち切ることも大事。

ファイト

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