まろかり🐾

子育ても終盤…仕事との両立で必死だった日々も過ぎ去り。振り返って思う忘れられない、忘れ…

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子育ても終盤…仕事との両立で必死だった日々も過ぎ去り。振り返って思う忘れられない、忘れたくないあの子たちのエピソードを綴っておきたい今日この頃

記事一覧

~母の話~母の人生は幸せだったのかな?

母は83歳になるが、とても元気だ。 同じ敷地の本家で一人で生活している。 草取りに命をかけている。 おかげで敷地も畑も草は伸びることは出来ないw まめでよく動く。そう…

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18時間前
2

~息子の話~彼の戦国時代

息子の中学生時代を思い出すと、毎朝学校に出掛ける時の「戦争にでも行くのですか?」と聞きたくなるような顔が思い浮かぶ。 覚悟を決めて自転車にまたがり、ペダルを踏み…

7

~娘の話~人生何回目?

娘は小さい頃から、なんだか要領を得ているいうか…色んなことを悟っているというか…生き慣れているというか… 人生何回目?と思うことがある。 私の魂は人生1回目だろ…

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3週間前
7

~息子の話~「お母さんだもん」

思春期頃の息子は、あまり会話らしい会話をしてくれなかった。 こちらからの問いかけに対し 「うん」 「ふつう」 「べつに」 この3単語のどれかで返して、以上終わり… 彼…

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1か月前
8

~ねこの話~ねこ二匹目を迎えた日

ねこ二匹目を迎えたのは9年前。 一匹目を迎えた時同様、娘が関与している。 娘が小学ニ年生の夏。あと2、3日で夏休みに入るという日だった。 仕事中、ポケットの携帯…

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1か月前
33

~娘の話~じいちゃんは天使が空につれていったよ

父が亡くなったのは、11年前。 娘が小学一年生の時だった。 孫娘は私の小さい頃にそっくりだったし、当時まだ無邪気な年頃で 「じいちゃんじいちゃん」と父にくっついてい…

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1か月前
14

~息子の話~あの子に遊びに来てほしくないな

息子が小学生の頃、毎日のように家に友達が何人か遊びに来ていた。ゲームをしたり、外でボール遊びをしたり、いつも騒がしく楽しそうに子供らしく遊んでいたのだが… 高学…

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1か月前
15

~娘の話~大キライな鬼と戦った節分

お盆に節分の話なんて変な感じになってしまったが、まっいいか… 保育園時代の娘の話。 普段は明るく元気に楽しく強気で生きている娘だったが、唯一保育園の行事で憂うつ…

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2か月前
13

~ねこの話~ねこ一匹目を迎えた日

我が家に一匹目のねこを迎えたのは12年前。 もうそんなになるのか…早いなぁ。 近所のあるお宅に当時5歳だった娘を連れて回覧板を持って行った。 そこで運命の出会いをし…

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2か月前
22

~母の話~理想的な母の姿

 はるか昔の話。 私が入社三年目、世の中の景気が良かった時代… 当時うちの会社はとても羽振りがよかった。 私が入社した年はなかったのだが、その年は新入社員の親御さ…

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2か月前
8

~息子の話~グレーなままだけど

息子が小学生の時、1度だけ担任の先生に 「息子さんはもしかしたら発達障害があるかもしれないです」 と言われた事がある。2年生前期の保護者会だった。 先生が言うには…

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2か月前
19

~娘の話~背中のぬくもり

娘は、上の息子にくらべおんぶする機会が圧倒的に多かった。 5さい離れている息子は、娘が赤ん坊の時すでにやんちゃなお年頃。 お友達も当然やんちゃ軍団なので、遊びに…

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3か月前
8

~息子の話~生まれ変わったら何になる?

たしか、息子が6歳くらいの頃だった。 習い事の帰り道、いつもお迎えは妹も一緒だけど、その日はばあちゃんに預けていたので、久しぶりに二人だけで色々しゃべりながら並…

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3か月前
11

~娘のはなし~娘が産まれた日

 娘が産まれたのは上の息子が5歳の時。 切迫早産でいつ産まれてもおかしくない感じだったのに、色々あったからか結局予定日ピッタリに産まれた。 色々とは⬇️このような…

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3か月前
9

~息子の話~ ぼくはカメだったらよかったのに

忘れもしない。 下の子の出産が目前に迫っていたあの日。 切迫早産で1ヶ月近く入院し、産まれて良い週に入りやっと退院出来た土曜の昼下がりの出来事。 5歳だった息子は…

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3か月前
12

~息子の話~ばあちゃんはおかあさん

息子が3歳頃のこと。 実家に行った時、私は母とくだらない言い合いになった。 内容も忘れてしまったぐらいくだらないこと。 私と母にとってはよくある事だったが、息子は…

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4か月前
10
~母の話~母の人生は幸せだったのかな?

~母の話~母の人生は幸せだったのかな?

母は83歳になるが、とても元気だ。
同じ敷地の本家で一人で生活している。
草取りに命をかけている。
おかげで敷地も畑も草は伸びることは出来ないw
まめでよく動く。そういう性分。

父は11年前に他界した。亡くなる数年前から入退院を繰り返していたので、母が介護していた。
私は正規で働いていて、子育て真っ最中でもあったので「世話かけんように」と一人で頑張ってくれた。

思えば彼女は、何人の人を介護して

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~息子の話~彼の戦国時代

~息子の話~彼の戦国時代

息子の中学生時代を思い出すと、毎朝学校に出掛ける時の「戦争にでも行くのですか?」と聞きたくなるような顔が思い浮かぶ。
覚悟を決めて自転車にまたがり、ペダルを踏み込み出掛けて行く後ろ姿。
あの時彼にとって学校は、それこそ戦場みたいな場所だったんだろう。

部活動の顧問の先生に、身も心も振り回された
3年間だった。

とても厳しいと評判の先生で、入部を決める時も先生がネックでさんざん悩んでいた。
でも

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~娘の話~人生何回目?

~娘の話~人生何回目?

娘は小さい頃から、なんだか要領を得ているいうか…色んなことを悟っているというか…生き慣れているというか…

人生何回目?と思うことがある。
私の魂は人生1回目だろうと思われるのに対し、娘の魂は4回目くらいなんじゃないかと思う。

ただ単に、ませていただけなのかもw

口が達者で、話し方のテクニックがある。
「きょう、ほいくえんでおもしろいことあったよ」
と話が始まるから
「えっ、なになに?何があっ

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~息子の話~「お母さんだもん」

~息子の話~「お母さんだもん」

思春期頃の息子は、あまり会話らしい会話をしてくれなかった。
こちらからの問いかけに対し
「うん」
「ふつう」
「べつに」
この3単語のどれかで返して、以上終わり…
彼の中ではそれで成立している。

息子あるあるなのかもしれないが「小さい頃はあんなに無邪気なおしゃべりで、色んなことを思いつきでいっぱい話してくれたのになぁ」なんて少し寂しく感じていた。

でも、それもこれも成長の過程だから仕方ないんだ

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~ねこの話~ねこ二匹目を迎えた日

~ねこの話~ねこ二匹目を迎えた日

ねこ二匹目を迎えたのは9年前。
一匹目を迎えた時同様、娘が関与している。

娘が小学ニ年生の夏。あと2、3日で夏休みに入るという日だった。

仕事中、ポケットの携帯が鳴った。表示を見ると小学校からだ。緊急連絡かもしれない…
慌てて電話に出た。

すると
「○○小学校の教務主任です。お母さん、娘さんの話を聞いて下さい!」
と言われ「えっ?何かあったの?」とかなり焦った。

娘に代わると
「おかあさー

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~娘の話~じいちゃんは天使が空につれていったよ

~娘の話~じいちゃんは天使が空につれていったよ

父が亡くなったのは、11年前。
娘が小学一年生の時だった。

孫娘は私の小さい頃にそっくりだったし、当時まだ無邪気な年頃で
「じいちゃんじいちゃん」と父にくっついていたから、特に可愛いがっていた。
亡くなる少し前から入院していた病院で、孫娘の存在がこの世に命を引き留めているんだろうな
と思う言葉を繰り返していた。孫と別れる事はとても心残りだったのだろう。

が…とうとうその時は来てしまった。

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~息子の話~あの子に遊びに来てほしくないな

~息子の話~あの子に遊びに来てほしくないな

息子が小学生の頃、毎日のように家に友達が何人か遊びに来ていた。ゲームをしたり、外でボール遊びをしたり、いつも騒がしく楽しそうに子供らしく遊んでいたのだが…

高学年になった頃だったと思う。
ある日、みんなが帰った後に息子がポツリと言った。
「○○○に遊びに来てほしくないなぁ」

その友達はたまに、何となく仲間外れ的な感じになってしまっているのかな?と感じた事はある。
でもそんな時息子は
「○○○も

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~娘の話~大キライな鬼と戦った節分

~娘の話~大キライな鬼と戦った節分

お盆に節分の話なんて変な感じになってしまったが、まっいいか…

保育園時代の娘の話。
普段は明るく元気に楽しく強気で生きている娘だったが、唯一保育園の行事で憂うつだったのが
節分の豆まき。

未満児クラスから保育園に通っていたので、初めての節分は2歳の時に経験した。
教室に入って来た鬼が怖くて怖くて…
ずっと震えながら先生にしがみついていたそうだ。
みんなに豆を投げられた鬼がやっと出ていき、
ホッ

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~ねこの話~ねこ一匹目を迎えた日

~ねこの話~ねこ一匹目を迎えた日

我が家に一匹目のねこを迎えたのは12年前。
もうそんなになるのか…早いなぁ。

近所のあるお宅に当時5歳だった娘を連れて回覧板を持って行った。
そこで運命の出会いをしてしまった。
奥さんの話では、なんでもその子猫は近所の猫嫌いのおばあさんの畑にある小屋で鳴いていたらしく、どうすればいいかと相談されとりあえず連れて来たそうだ。
「かわいいんだけど、うちは犬がいるから飼うのは無理なんだよねー どう?飼

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~母の話~理想的な母の姿

~母の話~理想的な母の姿

 はるか昔の話。
私が入社三年目、世の中の景気が良かった時代…
当時うちの会社はとても羽振りがよかった。
私が入社した年はなかったのだが、その年は新入社員の親御さんを会社に招き、それぞれ子供さん達が配属された職場を見学出来る、というイベントがあった。
遠くからみえた親御さんには交通費や宿泊の費用なんかも出していたんだと思う。
何組かの親御さんたちが私達の職場にも訪れていた。子供がどんな職場でどんな

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~息子の話~グレーなままだけど

~息子の話~グレーなままだけど

息子が小学生の時、1度だけ担任の先生に
「息子さんはもしかしたら発達障害があるかもしれないです」
と言われた事がある。2年生前期の保護者会だった。
先生が言うには、ご自分の子供さんと行動がすごく似ていると…
子供さんは軽度の発達障害と診断されているのだそう。

授業中に急に立ち上がって手を洗いに行ったり、先生の話を聞いているように見えないが、実際はちゃんと聞いていて誰よりも理解している。そしてとに

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~娘の話~背中のぬくもり

~娘の話~背中のぬくもり

娘は、上の息子にくらべおんぶする機会が圧倒的に多かった。

5さい離れている息子は、娘が赤ん坊の時すでにやんちゃなお年頃。
お友達も当然やんちゃ軍団なので、遊びに来た時はその辺で寝かせておくと危険だ。
もし、お姉ちゃんとそのお友達なら『おかあさんごっこ』の赤ちゃん役ぐらいには抜擢されたのかもしれないが、何せ保育園から低学年にかけての少年たちは、どうしても『戦いごっこ』をしなければならない。
足元で

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~息子の話~生まれ変わったら何になる?

~息子の話~生まれ変わったら何になる?

たしか、息子が6歳くらいの頃だった。
習い事の帰り道、いつもお迎えは妹も一緒だけど、その日はばあちゃんに預けていたので、久しぶりに二人だけで色々しゃべりながら並んで歩いた。 息子はなんだかご機嫌♪
たまにはお母さんを独り占めしたいんだ…

保育園であったこと、習い事で教えてもらったことなどの話をしていたが、ふと息子はこんなことを聞いてきた。

「おかあさんはうまれかわったらなんになりたい?」

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~娘のはなし~娘が産まれた日

~娘のはなし~娘が産まれた日

 娘が産まれたのは上の息子が5歳の時。
切迫早産でいつ産まれてもおかしくない感じだったのに、色々あったからか結局予定日ピッタリに産まれた。
色々とは⬇️このようなこと…

その日は息子のお遊戯会だったので1日遅れてくれても良かったのだが、そう都合良くはいかない。朝方陣痛が強くなってきたので、合間合間にお遊戯会の持ち物の準備やら入院準備やらをし、旦那と父に息子とお遊戯会を託した。

母と病院入りをし

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~息子の話~ ぼくはカメだったらよかったのに

~息子の話~ ぼくはカメだったらよかったのに

忘れもしない。
下の子の出産が目前に迫っていたあの日。
切迫早産で1ヶ月近く入院し、産まれて良い週に入りやっと退院出来た土曜の昼下がりの出来事。

5歳だった息子はその日、調子に乗っていた。
私が退院し家に帰ってきた事としんせきの小学生のお兄ちゃんが遊びに来てくれていた喜びが重なったのだ。
庭で遊んでいる声を聞きながら、「あきらかに
調子に乗ってるわ…」と思ったが、お兄ちゃんも一緒だし、私は臨月の

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~息子の話~ばあちゃんはおかあさん

~息子の話~ばあちゃんはおかあさん

息子が3歳頃のこと。
実家に行った時、私は母とくだらない言い合いになった。
内容も忘れてしまったぐらいくだらないこと。

私と母にとってはよくある事だったが、息子は物心ついて初めてその小競り合いに遭遇したのかもしれない。
心配そうに2人のやり取りを見ていた。

子供の前でいけないなぁと思いつつ、意地の張り合いが止まらない。
母はプリプリしながら、その部屋を出ていった。

母がいなくなると、息子は私

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