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~ねこの話~ねこ二匹目を迎えた日

ねこ二匹目を迎えたのは9年前。
一匹目を迎えた時同様、娘が関与している。

娘が小学ニ年生の夏。あと2、3日で夏休みに入るという日だった。

仕事中、ポケットの携帯が鳴った。表示を見ると小学校からだ。緊急連絡かもしれない…
慌てて電話に出た。

すると
「○○小学校の教務主任です。お母さん、娘さんの話を聞いて下さい!」
と言われ「えっ?何かあったの?」とかなり焦った。

娘に代わると
「おかあさーん、ねこかっていーい?」

・・・は?
力が抜けた。

「ねこ?まーちゃんいるじゃん!」
と言うと
「だってすごいかわいいこねこだよ~けがふわふわして」
ますます力が抜ける…
そりゃぁ子猫はかわいいに決まってる。

先生に代わってもらい話を聞くと、通学路で池に落ちそうな野良の子猫を保護して来た子がいたようで、その子は集合住宅だから飼えない…
ということで娘が名乗りを上げたらしい。

「うちはいっぴきいるからたぶんかえるよ!」

先生も夏休み前に学校に猫を連れて来られて、
相当困っていたようだ。戻してこいとも言えないだろう。

仕方なく仕事が終わり帰宅してから、先に帰って待っていた娘と学校に向かった。
「まーちゃんとの相性もあるから、もしかしたら他の家にもらってもらうかもしれないからね!」
と言い聞かせながら。

学校で対面したその子は娘が言うほどかわいい💕わけでもなかった😅
多分栄養失調だったと思う。ガリガリのサビ猫で
どちらかと言うとちょっと可哀想に見えた。

ガリガリで特殊な毛色の子だった

そっくりなサビの野良猫が近所にいるから、あの子の子供だろう。そして拾われた場所からして、一匹目に迎えた先住猫と多分同じお母さん…
お父さんは違うかもだけどw

はぐれちゃったのね…
でも、そのお母さんの元に返して野良猫にするわけにもいかない。

とりあえず家に連れて帰り、家族で話し合い
先住猫との相性を見ようかという話になったのだが…

結局次の日には、我が家の一員になる事が決まっていた。
旦那は一緒に寝ちゃったし、娘ははなから飼うつもりだったし、息子は一匹も二匹も一緒だよねってスタンスだし、私も一晩預かればもう手離せない気持ちだった。「見た目がこんな感じだから
譲った先で可愛がってもらえなかったらどうする?そんなの耐えられん…他の誰がこの子を幸せにできる?」
完全に情が移ってしまっていた。
そして先住猫は、新入りが気になって気になって入れておいたゲージから離れない。

もう、手離す理由はない。

そしてまた我が家に、なくてはならない存在が増えたのだった。

美人に成長


遠近法を使った娘の自撮り
「逃げて~」


なんだかんだ仲良し?だね…兄妹だし😁多分

思いきって二匹目を迎えて良かった…
メスならではの柔らかさとツンデレ具合、そして話しかけると「にゃ!」「むー」といい感じの受け答えをしてくれるところがたまらない。

さっきも「さぁ寝るよ」と言わんばかりにおとうちゃんに何か訴えかけていた。旦那は苦笑いでついて行ったw

そう遠くない将来、子供たちは巣立って行く。
そうでなくては困るんだ。
その時に娘が連れてきたこの愛しい二つの命は、私達夫婦の気持ちを支えてくれることだろう。

長生きして、ずっとそばにいてほしい…
切に願う今日この頃。

お読み下さりありがとうございます☺️
今回もイメージにピッタリのイラストを見つけ表紙に使わせて頂きました!ありがとうございました✨

おやすみなさい












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