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~娘の話~人生何回目?

娘は小さい頃から、なんだか要領を得ているいうか…色んなことを悟っているというか…生き慣れているというか…

人生何回目?と思うことがある。
私の魂は人生1回目だろうと思われるのに対し、娘の魂は4回目くらいなんじゃないかと思う。

ただ単に、ませていただけなのかもw

口が達者で、話し方のテクニックがある。
「きょう、ほいくえんでおもしろいことあったよ」
と話が始まるから
「えっ、なになに?何があった?」
とつい引き込まれてしまうのだ。
そして本当に面白おかしい話をしてくれる。

時に辛口でもある。

まだ小学生低学年くらいの頃。
ある夕飯時、我が家で初めて買った新しいふりかけを私が一番に食べてみた。(毒味は私の役目)
娘は、興味津々に見ていて
「どんなあじ?」
と聞いてきた。
「うーん・・・なんか、普通においしいよ」
と答えると、娘はスンとした顔になり一言。

「ぐたいせいゼロ…」

「具体性?…ゼロ?」
すみません…😓

色んな場面で空気も読む。

お兄ちゃんが中学の部活動、最後の試合…
大事なとこでミスしてしまったこともあり、不完全燃焼のまま終わりを迎えた。
家に帰ってから、静かに泣く息子に私は何か良いことを言わなきゃと思い
「結果が全てじゃなく過程が大事なんだよ」
みたいなことを長々と無駄に必死に語っていると、小学生だった娘は
「おかあさん」
と私の手をつかみ、首を少し横にふり
「今はそっとしとこ」と目で制してきた。

「そうだね・・・」
すみません…😓

なぜだか謎の自信もある。

ある日曜日の朝、地域の掃除があるというのに私は寝坊してしまい、朝ごはんを作る時間もなく慌てて出かける準備をしていた。

すると娘だけが起きてきて事情を察し
「このまえおしえてもらったホットケーキつくっとくよー」
と言うので
「じゃあ、お父さん起こして一緒に作って」
と言って出かけた。

1時間もかからず帰ると、娘はフライ返しを片手に玄関に出迎えに来た。甘くいい匂いがする。
そして渋ーい顔して言った。

「おとうさんおきんくて、ひとりでつくったけどあんまりうまくいかなかったぁ」

その時のホットケーキ

私に言わせれば、フライパンが胸の位置くらいの娘が、初めて1人でキッチンに立ち作ってくれた
上出来のホットケーキだったんだけど…
本人、納得いかなかったらしい。

自分はもっとやれるはず!と思ったようだ…😅

そして彼女は、何よりも自分を楽しませる方法を知っている。
いつも何かしらマイブームや押しがあり、それはある程度の周期で次々変わり、統一性も全くないのだけど…
毎日楽しそうだ♪何年もずっと…♪

現在、大学受験真っ只中。
一応毎日机には、教科書が開かれて置いてあるが、今ブームの男子バレーとVチューバーの動画ばっかり見ている。知っている。
ねこ達にちょっかいかけて戯れる時間も長いし、昼寝も長い。

それなのに志望校には
「なんか受かる気しかしないんだよねー」
とか言ってる。

やっぱり彼女の魂は、人生4回目だと思う。
余裕が有りすぎる…w

おつきあい頂きありがとうございます!
何とか無事に受験が終わるよう見守ります☺️
サクラサクことを願い、表紙のイラストを使わせて頂きました。
ありがとうございました♪

おやすみなさい













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