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意思の是非               邪道作家 三冊完全無料 有料分4-14巻 

善意は全て、「敵」だった。

綺麗事が役立った事はないし、味方になる筈の役割には虐げられ、まして助けられたことなど一度もない。

むしろ、よく知らねージジィに因縁つけられた事ならあるくらいだ。それも一度や二度じゃなく、何かにつけ敵意を押し付けられ迷惑ばかりかけられてきた。

何も、真っ当に努力して、得られた事柄は存在しない。

だからこそ、悪意で何とか踏ん張りここまできた。具体的には15年以上費やして執筆能力を身につけ、10年以上かけて邪道作家シリーズ500万文字を完結させた──────果たして、意味があったかはわからない。

今の所、一円にもなってねーしな••••••バザー品を売った方が儲かるくらいだ。
どころか、無料配布しなければ読者は読まない。このサイトで言うなら「成功出来る簡単な法則」だとか「楽して儲けられる秘訣」あるいは「念じるだけで成功する引き寄せのコツ」なんてものだけが売れるらしい。

やれやれだ。何の意味があったのやら。

とはいえ、恵まれた連中と違って私には「仲間」だとか「守るべき誰か」など存在しないが、たった一つ──────一つだけ、私と共通する部分がある。



「無理」だとか「無駄」だとか、そういうセリフは聞き飽きた。という部分だ。



実際、無理なことばかりしてきた人生だった。果たして非人間の生涯を「人生」と呼べるのかは謎だが、人の心が分からないからなのかとにかく迫害されてきたし、大人には殴られ同世代には迫害されお陰で脳細胞は故障して神童から悪道へ、いや私の場合脳障害で倒れ続けてまともな人生すら知らないままだ。
その後、知っての通り奴隷のような農作業に従事させられたりしつつも何とか執筆能力を身につけ書いたが、業界は「最初からWEB上で人気があって、楽して売れるようなものだけを扱いたい」と言い出す始末だ。幾つか業者に大金を払って依頼もしたが「頑張りましたが、出来ませんでした」の一言だ。

その上、こういったサイトでも読者は無料なら読むが、有料なら決して読まない。
試してみたが、百円ですら支払わない。逆に、無料であれば幾らでも読む。無料であれど広めればチャンスはあると人は言うが、タダ読み客に何かできるのか?

とにかく、執筆始めから酷かった。何せ、最初にやったことが「盗作の製作」だったからな••••••とにかく才能という才能がなかったので、生き抜く為に才能不要で可能な事柄として選択した。文字を書くのに才能はいらんからな。

だが、それも随分かかった。読んで書いてを繰り返しようやく出来たのが邪道作家の第1巻だ。その後、続編も色々試したり失敗したりを繰り返し、何とか23冊を完結させた。それも、いまだに一円にすらなっていない。

売れる。やるべきことを、やったのだ。

そう信じて書き上げた。できる出来ないで言うなら執筆そのものができるアテなど無かったが、15年も費やせば出来ないものでも出来るものだ。そこからさらに、15年以上を費やしているなら自負など勝手に付いてくる。

実に30年近く費やした。やれやれ、我ながら大したものだ。

どこぞの天才漫画家みたいに持ち込みで成功すれば良かったのだが••••••もし、私がもっと早くに評価されていれば、今ほど悪意に満ちた物語かは知らんがそれなりに構成の整った作品で売れただろう。

作品にあるのは「悪意」だけだ。己の悪意を信じて書いた。

人間批判の非人間讃歌だ!! 思うに、人間だけが綺麗など自惚れに過ぎない。

非人間だって国籍はある筈だ。違うか?

根拠はない。希望も無い。未来なんぞ知ったことか──────それでも、ここまでやってきた。

ならば、その信念だけは、偽物だとは言わせない。

やるべきことを、やったのだ。

金儲けだけは得意な凡俗には分からんだろうが、何であれ己が信念を信じてやると決めたことをやり遂げる。己なりの天下だ。それを動かす事に比べれば、やれ地位だの名誉だの実に小さい!! 所詮、人間社会の規範だろう?

そんなもんに合わせて、何が楽しい? 実につまらん!!

いつ死ぬかなど、誰一人として分からないのだ。であれば、やりたいように、やるべきだ。それも、信じた「何か」に突き進んで、木っ端微塵に死んでも後悔だけは有りはしない。

それを書いた。ならば、売れない社会の方が下なだけだ。

何にせよこのサイトにこれ以上向けるセリフはないのでな。区切りというか、無料配布は横書きならしているのだから、非常に読みにくいだろうが立ち読み客に配慮しても意味あるまい。読みたきゃ勝手に横向きに読め。


データが多すぎて把握しきれてないが、これが一巻後書き付きだ。Google Androidであれば、右上に栞機能まで付いている。他は知らん。

何故か、ダウンロードしたデータが文字数が足りないのか全て「邪道作家」としての表記のみになり、どれがどれだか分からなくなったので、一応タイトル名よりも先に巻数を付けたものも有料で出しておく。

果たして意味があるかは知らんが、いずれにしろ再ダウンロードすればわかる筈だ••••••なのでこちらは買い切りにした。

横書きは全て無料で出しているんだから、出された金額以下だと思うなら買わなければいい。ものの価値くらいてめーで決めろ。

何なら、読んで判断して金を払われる方が楽なくらいだ。それをやると一円も払わずタダ読する奴だけが増えたので、やる気はないがな。

善意は役立った試しがない。だが、悪意だけでも届いていない。


ならば、両方とも使って勝つまでだ。善意なんて受けた試しがないので理解した、というか人間観察による学習でしかないが、とにかく善意も使うとしよう。

具体的には、横書きや以前の記事を無料開放しているのがそれだ。先に与えるのが善意というなら、それはそれでやっている。中身が無料開放されてるのだから別に買うかは読み易さだけの問題だ。

もちろん、一巻を読んだ時点で価値を認められるのであれば、正直大人なら平気で買える、どころか一冊あたりがタダみたいな値段設定でしかないのだが••••••楽に稼ぐ方法には数万円も使うくせに、物語を何だと思ってやがる。

やれやれだ。


無料でなければ読みもしないが、一方で有料にしなければ何にもならない。
これこそ皮肉だ!! 一応、横書きでも出しはしたが••••••ああも読み難い形式で誰が小説作品を読むのかは謎だ。

一体、これで誰の何が広がるんだ?

分からねー話だ。そんなだから死ぬ寸前になって後悔するんじゃねーのか?


私の作品にそれが無いことだけは「保証」する。そんな殊勝なもんがある作家が、こんな作品書くわけねーのは確かだ。

ま、サイコパスの脳味噌覗ける、と考えれば安いんじゃないか?

何せ三千円だ。生活に困ってなきゃその程度は払えるだろう。
ちょいと暇つぶし感覚で、少しばかり非人間の脳味噌を覗くと考えればいいだけだ──────題名の通り「邪道」だがな。

何一つ王道は走らない。それでも、信念を貫いた。

確かだ。そこだけは、それだけは、私が非人間であろうとも──────決して譲れぬ確かな事実だ。

その部分だけは、魂を賭けてもいいぜ。



私にそんなもんがあれば、だがな




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