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#読書

【小説を書くときに参考にした本】書き方・技法/辞典/創作論(2024/04/04現在)

【小説を書くときに参考にした本】書き方・技法/辞典/創作論(2024/04/04現在)

はじめに 小説を書き始めるにあたり、参考にした本をメモしておこうと思います。水鳴が個人的に読んだ本です。全てを参考にしたわけでもなかったり、ここは考え方が違うという場合があることもありましたが、いずれも自分には無かった見方が広がったり、モチベーションが高まりました。

 特に創作論のようなものは、私は人によって書き方はそれぞれだと思うので、必ずしもどれが正解というのはないと思っています。ただ、「こ

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2000年生まれのド新人編集者、新人作家と本を出す

2000年生まれのド新人編集者、新人作家と本を出す

みなさま、はじめまして。集英社文芸書編集部で小説の編集をしています、髙橋と申します。2023年の4月に新卒で集英社に入社した、新人も新人の編集者です。担当している作家の皆さんには、「2000年生まれです」と積極的にお伝えすることで、平凡な名前を覚えてもらおうとしています。

さて、新人だとは言いつつも、入社してからはや11か月。遂に私も、ようやく一冊目の単行本を世に出すことができました。

それが

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「〇〇大辞典」系の本の使い方、目的意識を持って本を読もう

「〇〇大辞典」系の本の使い方、目的意識を持って本を読もう

年末、実家に帰ったタイミングで珍しく妹から相談。

図書館から「エクセル大辞典」という本を借りてきたものの、使い方がわからないらしい。
「プログラミングについて勉強しよう」と意気込み、1つ1つの機能を勉強し始める人と似ているなと感じた。

エクセルにしろ、プログラミングにしろ、動画編集にしろ、勉強方法は大きく変わらないと思っている。
例えば「ネット上に落ちている単語リストをAnkiに入れたい」と思

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書評家が伝える「社会人が読書する習慣をつける」10のコツ

書評家が伝える「社会人が読書する習慣をつける」10のコツ

あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします!
……という新年のご挨拶とともに、こんなふうに思っている方、いらっしゃいませんか!!

「今年は、本を読みたい!」

書評家としてこんなにうれしい声はないわけですが……いや本当にガチで……。大人になってからも入門しやすいものでありたい、読書沼。
本を読み始めるのに遅いも早いもありません。いつからでも本を読む人がひとりでも多く増えてほしい

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社会人芸大生が勉強の合間に買って読んだアート関連書籍・2022.7~9月編

社会人芸大生が勉強の合間に買って読んだアート関連書籍・2022.7~9月編

皆さま、本、読んでますか?

ついに3年目をむかえたこのシリーズ。2022年は四半期ごとに更新中です。

相変わらず活字にまみれているわたしが、勉強と趣味もかねて手に取ったアート関連本(それ以外もいろいろ)を紹介&勝手におすすめします。
なんか面白そう!と思えるような本と出会うきっかけになったら嬉しいです。

ちなみに2021年編はこちら。

2020年編はこちらです。今から読んでも面白い本ばかり

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物語を旅しよう。「村上春樹ライブラリー」

物語を旅しよう。「村上春樹ライブラリー」

 なかなか遠くへ出かけることが難しくなった時期、本棚から取り出してきたのが、村上春樹さんの紀行文を集めた本だった。読みかけだったもの、ずっと昔に読んだもの。本で旅の気分を味わった。
 2021年10月1日、村上さんの母校である早稲田大学に、「早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)」が開館した。開館前から気になっていた場所を、昨年訪れることができた。

小さな奇跡

 昨年末、所用のため東京方

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書くやる気をかき立ててくれる本と、大切な創作マインド

書くやる気をかき立ててくれる本と、大切な創作マインド

私は活字中毒かもしれないと思うことが、人生の中で何度もありました。

どんな時でも、目が読めるものを探してしまう。
読まないと心がさびしい。

文字ならば本当になんでも良いのです。
鞄に忍ばせた本や、調味料の瓶に書かれた原材料表示、ランチョンマットにデザインされた英単語、無限に言葉の流れるTwitter。

なんでも良いから、文字を読みたいと思ってしまう。
さながら生物が生存のために酸素を必要とす

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