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夫婦関係に関する記事

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夫婦関係改善に関する記事だけをまとめました。
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2023年4月の記事一覧

「話し合い」は「分かり合い」、”相互理解の快感”が二人に親密感を授けてくれる。

「話し合い」は「分かり合い」、”相互理解の快感”が二人に親密感を授けてくれる。

「夫婦会議を楽しんでくださいね」

夫婦が対話をできるようになるためのツール、「世帯経営ノート」の使い方セミナーの中で開発者である長廣さんご夫婦はそう言ったのです。

ですが、ぼくはどういうことかさっぱりわからなかったんです。

夫婦の話し合いを楽しむ?

話し合っても意見がぶつかり、どうしていいかわからず、気まずい思いをすることがあるのに、「楽しむ」ってどういうこと?

夫や妻との話し合いはでき

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運命の30分間!『夫婦会議®︎』はいかにして生まれたのか?

運命の30分間!『夫婦会議®︎』はいかにして生まれたのか?

夫婦リレーションシップという言葉を耳にしたこともなかった8年前。

福岡空港へ向かう車中の30分間で、多くの夫婦を救うことになる『夫婦会議®︎』が生まれました。

1万6千組以上の夫婦が利用する「世帯経営ノート」、そしてそこに用いられている日本初の夫婦の対話メソッド『夫婦会議®︎』。

今回の「アツの夫婦関係学ラジオ」では、『夫婦会議®︎』開発研究者であるLogista株式会社の共同代表、長廣 百

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城めぐりが愛を深める?夫婦が愛情を取り戻す方法とは?

城めぐりが愛を深める?夫婦が愛情を取り戻す方法とは?

城に行けば行くほど、妻との親密感が増している。

名古屋城、清洲城、川越城跡。

今年は家族で城めぐりばかりしている。姫路城と大阪城も行くつもりだ。

子どもが戦国時代にハマったことをきっかけに、妻は歴史にハマり、NHKオンデマンドに加入し、「鎌倉殿の13人」を見て夜な夜な涙を流している。

子ども向けに買った歴史マンガをむさぼるように読んでいる。

ぼくも大河ドラマや歴史マンガを楽しむうちに歴史

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男は黙って女の言うことを聞いていればいいのか?

男は黙って女の言うことを聞いていればいいのか?

夫婦関係を改善するには、お互いの感情を大切にしながら、自分たちの答えを作る必要がある。

そこに男も女もなく、ただふたりの当事者がいるだけ。

だけど、世の中で注目される情報の多くは、ダメな男性が女性の言葉で変わるストーリーだ。

ぼくのこの記事もそう。

こういう話ばかり書いていると、たまに一部の男性から「女の意見に迎合するな」という声が届く。

どうも、ぼくの記事から「男性は女性の尻に敷かれる

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”書くこと”が自己開示の恐怖を消し、夫婦の絆を強める。

”書くこと”が自己開示の恐怖を消し、夫婦の絆を強める。

心の柔らかな部分をパートナーに見せることは、自分の心が大きく傷つく恐怖と向かい合うことである。

なぜならば、人は社会的な生き物であるため、他者から拒絶されることを本能的に恐れているからだ。

人が他者から阻害されるという心理的苦痛は、身体的苦痛と同じ脳の部位が反応している。

自分を拒絶されることは、身体をナイフで切りつけられることと同じなのだ。

ということを昨日の記事で書きました。

ですが

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夫婦の絆を作る”心の脆弱性”とは?

夫婦の絆を作る”心の脆弱性”とは?

「オレには当事者意識が足りなかったんだと思う」

妻にそう伝えると、ぼくは涙が止まらなくなった。

正しくは、「オレには、とうじ…」と言ったところで泣き崩れてしまい、妻に抱かれたまま何も言えなくなってしまったのだけど。

情けない自分を見つめることは、なぜこんなにも辛いのか?

いたらない自分を受け止め、言葉にすることは、なぜこんなにも痛みをともなうのか?

自分を責めているから辛いんじゃない。

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期待の共有、丁寧な心理描写、期待値の下方修正がふたりを結びつける。

期待の共有、丁寧な心理描写、期待値の下方修正がふたりを結びつける。

夫婦が絆を強くするためにできること。

それは、お互いの柔らかな気持ちを共有し、受け止め合うこと。

だけど、それが難しいんですよね。

今回のポッドキャスト「アツの夫婦関係学ラジオ」では、下リンク先の記事「柔らかな部分で夫婦がつながり合うための三つのアイデア」についてお話ししました。

どうすれば、夫婦は自分の柔らかな気持ちを伝え合い、受け止め合うことができるのか?

それには、相手にどういった

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妻の「何もしないでいい」を間に受けてはいけない。

妻の「何もしないでいい」を間に受けてはいけない。

「妻が『何もしないでいい』と言うから何もしないでいたら、えらい怒られたんです」

そんな話をある男性からお聞きしました。

妻が大変そうだから今までやってこなかった家事育児をしようとしたら、妻から拒否された。

顔も合わせたくないようだったから、家の中でも妻と顔を合わす時間を減らした。

数ヶ月経ち、やはり家事育児をしようとしたら、「今まで何もしなかったくせに、今さら何しようとしてるの」と、妻は怒

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情緒と身体のつながりが夫婦を満たしていく。

情緒と身体のつながりが夫婦を満たしていく。

「身体のつながりがないから、妻を愛せない」

「浮気をした夫が許せない」

性にまつわる問題は夫婦の心をかき乱しますよね。

ぼくが相談に乗る夫婦関係のお話も、8割は性の問題が絡んでいます。

実際の浮気もあれば未遂もありますし、オンラインだけのやり取りもあります。問題が発覚したことで縁を切る人もいれば、絆を取り戻そうとする人もいます。

色々なケースがありますが、そこに共通していることは、性の問

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「わたし、結婚に向いてないから」は本当か?

「わたし、結婚に向いてないから」は本当か?

「わたし、そもそも結婚に向いてないから。あなたとうまくやっていくことできないの」

妻にそう言われ困っているという話をある男性から聞きました。

妻は、話し合いになると黙り込むか、泣き叫ぶように反発する。

とてもじゃないがまともな会話なんてできない。

やっと口をきいてくれたと思ったら「わたし、結婚に向いていないから」と言う。

本当に結婚に向いていない人がいるのでしょうか。

確かにそういう人

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なぜ、ネット記事が夫婦関係改善に役立たないのか?

なぜ、ネット記事が夫婦関係改善に役立たないのか?

「ネットの記事やアツさんのポッドキャストを聴くのを最近やめているんです。どうしても不安を煽られてしまって、妻に有効じゃないアプローチを取り続けてしまうんです」

先日、妻との関係に悩むある方からそんな言葉をいただきました。

夫婦関係改善に関するネット記事やポッドキャストを聴いていると、どうしても不安を煽られてしまう。

まるでそんなことを言われているかのように感じる。

不安になる気持ちを打ち消

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「夫が発達障害で私がカサンドラ症候群になりました」は本当なのか?

「夫が発達障害で私がカサンドラ症候群になりました」は本当なのか?

うちの夫は共感性がかなり低い。

もしかして、テレビや本で話題の「大人の発達障害」なんじゃないのか…?

そして、そんな夫の対応に疲れてしまった私は「カサンドラ症候群」なのかもしれない。

そう思ったことはないでしょうか。

今回のポッドキャスト「アツの夫婦関係学ラジオ」では、臨床歴25年の臨床心理士である上遠文恵さんに、この話題についてじっくりお話を伺いました。

なぜ、「発達障害とカサンドラ症

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”柔らかな部分”で夫婦がつながるための三つのアイデア

”柔らかな部分”で夫婦がつながるための三つのアイデア

子どものことは大好きだけど、家事育児が大変でつい可愛くないと思ってしまうときがある。

励まして欲しくて夫に気持ちを打ち明けると、正論で返されてしまう。

「可愛くないって、子供がかわいそうだよ」

「母親は子どもに無償の愛を注がないと」

分かってもらえない孤独感だけが強まり、夫に気持ちを打ち明けたことを後悔する。

そんな経験はないでしょうか?

なぜ、夫は正論で返すのか?いったいどうすればい

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夫婦を惑わせる”円環的因果律”とは?

夫婦を惑わせる”円環的因果律”とは?

「あなたが悪い」

夫婦関係に悩みカウンセリングに訪れる夫婦の多くは、相手を批判する。

カウンセラーにジャッジを求めるかのように。

自分が正しいことを証明してもらおうとするかのように。

しかし、夫婦関係は永遠に回り続けるインフィニティループ(8の字を横に倒した永遠を意味するマーク)であるため、どちらかが圧倒的に悪いわけではない。

夫の言葉が妻に影響を与え、妻の言葉が夫に影響を与え、それぞれ

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