「夫が発達障害で私がカサンドラ症候群になりました」は本当なのか?
うちの夫は共感性がかなり低い。
もしかして、テレビや本で話題の「大人の発達障害」なんじゃないのか…?
そして、そんな夫の対応に疲れてしまった私は「カサンドラ症候群」なのかもしれない。
そう思ったことはないでしょうか。
今回のポッドキャスト「アツの夫婦関係学ラジオ」では、臨床歴25年の臨床心理士である上遠文恵さんに、この話題についてじっくりお話を伺いました。
なぜ、「発達障害とカサンドラ症候群」夫婦は生まれるのか?
本当に発達障害なのか?
いったい、どうすればいいのか?
この記事ではポッドキャストの内容と、上遠さんの書籍「幸福な夫婦のためのマニュアル」をもとに簡単に内容をまとめています。
ぜひ、ポッドキャストと書籍も合わせてお読みください。より理解が深まるかと思います。
(そして、ポッドキャストをフォローしていただけると、とっても嬉しいです!)
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夫はなぜこんなにもコミュニケーションが下手なのか?
夫は世間的には問題なく暮らせているので、私の苦労を人に理解してもらえない。
きっと、最近テレビで聞く「発達障害とカサンドラ症候群」に違いない…!
正体がわからないものに悩まされるのは辛いですよね。
そんな時に、こうやって自分たちの悩みをピタッと言語化してくれると、なんだか安心しますよね。
わかってもらえた安心感も芽生えると思います。
ですが、カウンセリングにいらっしゃった「夫が発達障害で私がカサンドラ症候群」というご夫婦に対して、上遠さんはまず「発達障害」というラベリングを取っ払うと言います。
彼らがみずからを「発達障害とカサンドラ症候群」と呼ぶことは否定しませんが、そういった症状の背後には愛着関係の傷つきがあるのではと、上遠さんは考えます。
親子の愛着関係で傷ついた過去、自分の感情を安心して話せる環境がなかったこと、親と安心して繋がることができなかったために、情緒的関わりを体験する機会がなかったのかもしれない。
そのために、パートナーにも安心して心を開くことが難しく、「発達障害」と呼びたくなる感情的な触れ合いの欠落が生まれて、そこでの傷つきの体験が「カサンドラ症候群」の定義にぴったり当てはまる。
こういった仮説を大切にしながら、上遠さんはご夫婦のお話をじっくりと聞くそうです。
すると、発達障害と言われていた夫が上遠さんの言葉に心を開き、感情を表現したり、共感を示すことがあるそうです。
本当に発達障害ならばできないことが、カウンセリングの場ではできる。
ということは、発達障害ではなく過去の愛着の傷つきが原因となり、人に心を開きにくい状況になっているのかもしれません。
そして、二人の間でネガティブパターンがぐるぐると回っているのかもしれません。
ポッドキャストでは、より詳しくお話しいただいています。ぜひ、合わせてお聴きください。
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「アツの夫婦関係学ラジオ」は毎週月曜木曜 朝5時配信です。以下のプラットフォームから聴くことができます。
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上遠さんの書籍「幸福な夫婦のためのマニュアル」のリンクはこちらです。
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