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大学1年 冬⑥さようならの2万円
ある日、バイト先の社長が店に来た。
社長は普段は別な地域にいるからお店に来ることはほぼない。
せっかくだから将来のこと相談にのってもらおう!
「おう、相談か!ところで、お前は将来どうしたいんだ?」
"いろんなことやりたいです!なんか、いろいろ悩んだんですけど、考えれば考えるだけやりたいこといっぱいあります!"
「んで、いろいろってなんだ?」
"え、いやいろいろっす。なんかファッションと
大学1年 冬⑤吾輩は三代目魚武小泉ジョージ症候群である
バイト先にあったzipperに載っていた"パラダイスキス"を読んでからというもの、パラキスが読みたくて仕方ない病になってしまったあたくし。
早速本屋さんで今販売されている分を購入する。
ジョージの考え方にものすごく共感する。
自分のわずかな可能性に賭けて、そのために全力で生きることはなんてかっこいいんだろう。
ふとこれまでの自分は誰かの後押しを受けたり、それしか道がないと思ったりと、なんと
大学1年 冬③初めてサークルを立ち上げたら最初から40人いて、ビビりながらジョージを目指す人
バイト先の洋服屋に新しく大学生が入ってきた。
大学4年生の先輩らしい。
全身ヴィヴィアンウエストウッドの関西人だった。
僕とは系統が全然違うけどオシャレだなぁと思った。
彼はラッパーでもあるらしい。自分のCDを持ってきてお店でもかけていた。
自分の曲をバイト先でかける勇気もさることながら、自由人すぎる笑
さて、そんな彼の身の上話を聞くと、どうやら海外留学しに行っていたとのこと。
しか
大学1年 冬①ファッションデザイナーになりたいけどなれない
朝起きる
ホットケーキを焼いて紅茶を飲む
学校に行く
講義を受ける
ダンスの練習をする
洋服を作る
バー、またはレストランでバイト
何もなければJさんたちと宴会。
そんな毎日。
変わり映えのない毎日。
ただ、このあたりで僕は大きな悩みを抱えることになる。
"洋服の勉強がしたい"
ファッションデザイナーになりたいと思っていろいろ調べてみた。
新卒の求人を見ると、ほぼすべてに
大学1年 秋④ジャスコまであと◯km
自分のブランドの服作りをしつつ、ダンスも目一杯やる毎日。
大学生なんだからちゃんと勉強していたかと言われればほとんど記憶にないけど、ひたすらやりたいことを形にする毎日だった。
大学でも演劇やりたいなぁとはうっすら思っていたけど、その想いはサークルの公演を観て消し飛んでしまった。
この街には、僕が高一の時の全国大会に出ていた高校があるというのに!
まぁでもそんな都合よく、あの高校の演劇部員が
大学1年 秋③ヤンキーの世界は縦社会
実は書きそびれていたけど、僕は学祭の時に自分で作った服のお店を出していた。
それまで作っていたのはリメイクのものばかりだったけれども、学祭に向けて、様々な生地屋さんを回り回ってカットソーを作る。
当時、リーバイスが立体裁断のデニムを発売して人気になっていたので、そこから着想を得て立体になるようにダーツとパイピングを入れた独特のデザインのカットソーを作っていた。
そして、それがそこそこ売れた。