マガジンのカバー画像

大学1年

25
東北から北海道へ移って初めての一人暮らしの話
運営しているクリエイター

記事一覧

大学1年 冬⑥さようならの2万円

ある日、バイト先の社長が店に来た。 社長は普段は別な地域にいるからお店に来ることはほぼな…

34

大学1年 冬⑤吾輩は三代目魚武小泉ジョージ症候群である

バイト先にあったzipperに載っていた"パラダイスキス"を読んでからというもの、パラキスが読み…

43

大学1年 冬④例え試練があろうとも、我々は食べたいのだ。牛丼を。

2月。 1年で最も寒い時期。 僕のいた地域にはエアコンというものがほぼない。 あるとしたら…

27

大学1年 冬③初めてサークルを立ち上げたら最初から40人いて、ビビりながらジョージ…

バイト先の洋服屋に新しく大学生が入ってきた。 大学4年生の先輩らしい。 全身ヴィヴィアン…

24

大学1年 冬②週一なのにサイドメニューに昇格した男

ついにオシャレブランドでのバイトが始まった。 しかし、そもそも接客バイトが初めてだから戸…

16

大学1年 冬①ファッションデザイナーになりたいけどなれない

朝起きる ホットケーキを焼いて紅茶を飲む 学校に行く 講義を受ける ダンスの練習をする …

22

大学1年 秋⑤なんだかんだ毎日ドタバタしていて気付いたら彼女が出来ていた日

ちーさんとデート。 と言っても対して遊び方も知らないガキんちょな僕は、ちょっとお買い物に行って一緒にごはんを食べたりカラオケに行くくらいしか頭に浮かばない。 でもこの日はいつもと違った。 僕が料理好きだという話から、手作りのごはん食べてみたいという話になって、うちに来ることになった。 ちーさんは寮で暮らしてたから門限がある。 それまでは22時には必ず帰らなきゃ行けないと行って早めに帰るようにしていた。 無理はさせたくない。 でも、少しでも長くいたい。 帰したく

大学1年 秋④ジャスコまであと◯km

自分のブランドの服作りをしつつ、ダンスも目一杯やる毎日。 大学生なんだからちゃんと勉強し…

5

大学1年 秋③ヤンキーの世界は縦社会

実は書きそびれていたけど、僕は学祭の時に自分で作った服のお店を出していた。 それまで作っ…

8

大学1年 秋②顔相とハゲの関係性を真面目に考えた日

学祭も終わってようやくいろいろ落ち着き出した 大学の陽キャの親玉Jさんとは相変わらず仲良…

3

大学1年 秋①学祭で稼ぐ男

夏が終わって秋。 学祭が迫ってきた。 ダンスサークルでは学祭に向けて新たな振付の練習が始…

5

大学1年 夏⑨クラブデビューで夜更かししたら大人の階段登った気がした男

プロ予備軍の人たちとの合同練習をこなし、めちゃくちゃにダメ出しされながら食らいついていき…

12

大学1年 夏⑧とあるダンサーの初野外フェス

カヌーの夏キャンプが終わった。 今度はダンスの方へ気持ちを切り替える。 ダンス漬けとなっ…

6

大学1年 夏⑦夏キャンプ 15度は夏日

免許をゲットして早々に北海道に戻ってきた僕。 早々に戻った理由はふたつ。 ひとつめは、ダンスのイベント。 北海道のとあるフェスに出演させていただくことが決まっていた。 ほぼほぼ初心者なのになんで?とも思ったけど、 小さな頃からやっていた空手のおかげで動きのキレが圧倒的によかったことと 演劇で培った表現力を評価して、ダンスの師匠が僕を特別クラスに押し上げてくれたためだった。 空手やっててよかったぁ。 そして、早々に戻ったふたつめの理由はカヌー部の夏休み合宿があっ