蒼樹ほのお
私の創作した詩を載せてゆきます
エッセイ・手紙・感想文などを載せてゆきます
ぼくが今までに撮った写真と、描いた絵を載せてゆきます
松下育男さんの詩集を読んでいる この一つひとつに 意味があるんだろうか? ふしぎな話がたくさん 載っているとした思えない 意味を感じられない哀しみを 育男さん、わか…
なにも考えずにいいものの できることがある一方 考えすぎて逆に ろくでもないものを 作ってしまうことがある チャレンジし続ける限り 後者を産み出すのが 必定だからこそ…
いくつ越えても また越えたくなるのが 自分の限界 ここまでかと 思っていても 遠からずチャンスが 巡ってくる 乗り越えるの 快感以外の なにものでもない また未知の世界…
牛肉が翼を広げ 広い夢を駆ける 蠅達は 手をすりあわせたのち 牛糞の天国に憩う 人は言葉にすがり 言葉に操られ墓穴を掘り ついには集団自決する むかし偉かったのは 誰だ…
素数が頭から血を流して 死んでいた 死因を調べたところ 自分を嫌って 飛び降り自殺を図ったらしい 特別な存在だと 思われていたはずなのに 老後を思い悩んでいたらしい …
家族の笑顔に包まれながら 孤独を抱える人がいる なぜそうなったのか なにが悪いのか ぼくにはわからない 祈るだけで 本当の力になっていない それを悔やんでも迷っても …
絵を描いて描いて描いて どんどん上手になってゆく そんな人がいる中 ひと月に一枚仕上げるのが やっとの子もいる でももっと描かせようと しなくていい その子には ちょ…
自分より人気を持つ人に 対抗しても どんなにがんばっても 負けの繰り返しで 自分なにやってんの? そう思ってしまう もう勝ちとか負けとか かんけーなく 自分の色を出し…
小さな頃によく通った駅を ときどき思い出す あそこはもう廃駅になった その前から人の まばらな場所だった そこで父に小さな笛を 買ってもらったことがある 緑色の 音色…
温暖化でカニもホタテも タコや鮭まで 捕れなくなって オレら漁師は職を失った 曽祖父の時代から ここで食べてきたのに 半年前に北見に引っ越して 今はビル警備の仕事を …
買いたいものはすぐに買う そんな人がいる中 断固として 本当に、本当に欲しいものが 現れるまで買わない! そんな人もいる 実際ぼくは そんなこどもだった ラジコンが 欲…
初めての応募で優秀賞とか 二度目の応募で最優秀賞とか まるで信じられない ぼくは創作を始めて五年経ち ようやくエッセイで入賞した 最初からすごい才能の塊では 明らか…
二か月前まで 地上を覆っていた雪が じれったい冬が 跡形もなくなった 今年はやけにそれが 眩しく映る 春の訪れのパワーに 圧倒されている こんなに陽が長くなって 嬉しい…
苦しいときは苦しいと 哀しいときは哀しいと 伝えあうのが恋人であり 友人ではないか? もしそれも できない関係なら 恋人でも友人でも ないのだろう 会うたびにあとで …
中学時代の夢は科学者になることだった 高校に入り最初のテストを受けあきらめた 白衣の夢は幻となった 三年にあがると 古いビリヤード場で放課後を埋める それが日課とな…
人生の始まりは 誕生した家庭から 愛がなくても 一緒にはなれる でもぼくは そんなんじゃ嫌なんだ 時間をかけて 大切な我が家が 形成されてゆく 接着剤はごはんと愛だ 梁…
2023年7月13日 23:42
松下育男さんの詩集を読んでいるこの一つひとつに意味があるんだろうか?ふしぎな話がたくさん載っているとした思えない意味を感じられない哀しみを育男さん、わかってくれるかな?彼の詩は決してわかりやすくないけれどその奥にやさしい人柄が感じられる
2023年7月13日 20:23
なにも考えずにいいもののできることがある一方考えすぎて逆にろくでもないものを作ってしまうことがあるチャレンジし続ける限り後者を産み出すのが必定だからこそ老いても不良品をポンポンこしらえる自分でありたい
2023年7月7日 07:29
いくつ越えてもまた越えたくなるのが自分の限界ここまでかと思っていても遠からずチャンスが巡ってくる乗り越えるの快感以外のなにものでもないまた未知の世界にダイブする見たことのない光跡が流れてゆく
2023年6月30日 06:03
牛肉が翼を広げ広い夢を駆ける蠅達は手をすりあわせたのち牛糞の天国に憩う人は言葉にすがり言葉に操られ墓穴を掘りついには集団自決するむかし偉かったのは誰だった――?
2023年6月28日 07:34
素数が頭から血を流して死んでいた死因を調べたところ自分を嫌って飛び降り自殺を図ったらしい特別な存在だと思われていたはずなのに老後を思い悩んでいたらしい素数のことをもっと考えてやればよかった……
2023年6月25日 16:15
家族の笑顔に包まれながら孤独を抱える人がいるなぜそうなったのかなにが悪いのかぼくにはわからない祈るだけで本当の力になっていないそれを悔やんでも迷ってもぼくの内側をかき回すだけ力になりたい!なにが君をそうさせているんだ教えてはくれないかな?
2023年6月6日 06:32
絵を描いて描いて描いてどんどん上手になってゆくそんな人がいる中ひと月に一枚仕上げるのがやっとの子もいるでももっと描かせようとしなくていいその子にはちょうどいいペースなのだというのもぼくがそんな生徒だったから教室に入って毎日描かされていたらある日急にできなくなって逃げ出してしまったぼくにとって最適なのは毎日ではなかったのだ少し無理をさせて伸びる子自由にやらせ
2023年5月29日 14:19
自分より人気を持つ人に対抗してもどんなにがんばっても負けの繰り返しで自分なにやってんの?そう思ってしまうもう勝ちとか負けとかかんけーなく自分の色を出してだんぜん愉しみたいぜ!それしかない愉しまな意味ない!!!そう思ってみてもときどき人気のある人が羨ましくなるのってなんでだろう? そのたび違う。自分らしさだ!自分に言い聞かせるけど
2023年5月28日 08:19
小さな頃によく通った駅をときどき思い出すあそこはもう廃駅になったその前から人のまばらな場所だったそこで父に小さな笛を買ってもらったことがある緑色の 音色が一つだけの気に入っていたのに幼稚園で誰かに盗まれてしまった苦みとともに思い出されるこの駅は心の故郷であるもう戻ることのない永遠に遠い存在だからこそ胸から離れないのだろうか
2023年5月24日 06:15
温暖化でカニもホタテもタコや鮭まで捕れなくなってオレら漁師は職を失った曽祖父の時代からここで食べてきたのに半年前に北見に引っ越して今はビル警備の仕事をしているよさっき不動産屋に会って二束三文で家を処分しただが灯台が懐かしくてな見納めに来たってワケだありがとうな世話になったのに恩返しもしないで……申し訳ない君は人に生かされてきたそしてもう見向きされなくなっ
2023年5月7日 14:27
買いたいものはすぐに買うそんな人がいる中断固として本当に、本当に欲しいものが現れるまで買わない!そんな人もいる実際ぼくはそんなこどもだったラジコンが欲しくてたまらないのにお金を使わずラジコンのポスターを貼ったもっと欲しくなったらカタログを取り寄せてそれを見て運転操作を空想して楽しんだそれでなにがあった?なにもなかったかに思えたお金をおろして買えばよかった
2023年4月29日 13:17
初めての応募で優秀賞とか二度目の応募で最優秀賞とかまるで信じられないぼくは創作を始めて五年経ちようやくエッセイで入賞した最初からすごい才能の塊では明らかになかったし創作を始めて十五年ほどになるがいまだに一位は獲ったことがない人々の順列はピラミッド型だと聴いたことがあるならばその頂点に立つのがたくさんいるわけもないのだからぼくくらいがふつうだろう巧くいったって話を
2023年4月26日 07:52
二か月前まで地上を覆っていた雪がじれったい冬が跡形もなくなった今年はやけにそれが眩しく映る春の訪れのパワーに圧倒されているこんなに陽が長くなって嬉しいけど過ぎ去った冬はどんな気持ちかな?彼は後ろ向きだからもしかしたらこんな手紙を春に渡したかもしれない春さんへ今年もあなたにバトンを渡すときが近づきましたこんな私を早く呑み込んでください人々を動植物をどう
2023年4月24日 05:22
苦しいときは苦しいと哀しいときは哀しいと伝えあうのが恋人であり友人ではないか?もしそれもできない関係なら恋人でも友人でもないのだろう会うたびにあとで悔しくて泣くなんてその人はあなたを愛していないんだそうでないとしたら甘えきってるあなたは大切にされるために生まれてきたことを忘れないでいてね
2023年4月23日 11:39
中学時代の夢は科学者になることだった高校に入り最初のテストを受けあきらめた白衣の夢は幻となった三年にあがると古いビリヤード場で放課後を埋めるそれが日課となる何十回 何百回ポケットに入れても心は埋まらないのに繰り返し繰り返し球を突いていた卒業して就職をする何度か転職したけれど変わらないのは小さな会社で 小さな俺が小さな利益を生むということ部屋に戻るとメシとシャワー
2023年4月20日 11:17
人生の始まりは誕生した家庭から愛がなくても一緒にはなれるでもぼくはそんなんじゃ嫌なんだ時間をかけて大切な我が家が形成されてゆく接着剤はごはんと愛だ梁と柱みたいに徐々に家族が固く結ばれてゆく年齢が増すと互いに理解しがたいことも増えるだからこそすべてを絆に変えたいのだいつまでも大切に想い合いずっと長く生きてゆきたい