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読書記録

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好き勝手にまとめてます。
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#読書

6月に読んだ本だとか

6月に読んだ本だとか

 6月に読んだ本の記録を7月にやっちゃう。暑さのせいだとか一瞬でいなくなった梅雨のせいだとかただただ忙しくて書けなかったとか、まあいろいろだけれども、そんな時もあるということで。

どうもどうも。

 6月、読んだ本よりも買った本の方が多かった。圧倒的に物欲が強くて、どう考えても読みたいよりも欲しいが勝ってて、ポイポイと買っているうちに積読はどんどん増え、あれよあれよという間に本棚は埋まり、嬉しい

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五月の読んだ本とか

五月の読んだ本とか

 五月になった途端に暑くなって、GWはするっと過ぎ去って、もう、六月。
 
 働き始めて一ヶ月がようやく経った頃には、出そうと思っていた公募の締め切りが迫っていて、読書に時間を割くことがあまりできなかった。でも、ずっと言葉と文字と関わっていたのでなんて言えばいいのか、全てが地続きになっているというか、区切りのない日々を送っていたように思う。
 書くことは苦しいし難しい。でも頑張って書こう、と取り組

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4月の読んだ本とか

4月の読んだ本とか

 4月が終わったらしい。昨日。4月18日から社会復帰となり、毎日覚えることがたくさんあっててんやわんやだけれども、とてもいい職場だと思う。
 色々と察しすぎる考えすぎるところはどうしても治らないし、一つのミスでもすっごく気にしてしまってクヨクヨしてしまうのも、まだ切り替えが下手なので昨日なんか、一個のミスと一個の上司の言葉がぐっさり刺さったままで、いつの間にか泣いていた。ああごめんなさい、ごめんな

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3月の読了本など

3月の読了本など

 気がつけば4月5日になっていて驚く。ついこないだ4月1日だなーって思った気がしたのだけれど。そして、3月に読んだ本をまとめることもなく日々がすぎて行ってしまっていることにも二重で驚く。何をやっていたんだろうか。最近。

 読書をしていた記憶よりも、短歌作りに追われていたように思う。隙間隙間を埋めるように読書をしていた。作るときに読むことはできないらしい。頭のキャパがそこまでないので、作品を作り切

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2月に読んだ本

2月に読んだ本

 2月が28日しかないということで、本来ならある30日、31日の感覚を払拭できないままに時間が過ぎてしまい、気がつけば3月も一週間が過ぎようとしている。
 先月はあんまり読めなかったな〜って思っていたのだけれど、後半は公募に追われて読む時間を作れなかった。作っていても心の中の私が(読む時間も短歌に当てよう…そして少しでも多く作品を作ろう…)と語りかけてくるので、結局本を閉じてしまったのだった。

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11月に読んだ本

11月に読んだ本

 気がつけば12月になっていて、今日から年末に向けてのカウントダウンが密かに始まってしまうことにどことなく焦りを感じている。悔いなく生きたいと思いながらも、先月は体調を崩し何もかもがなし崩しで、砂のようになっていた。

 それでも読んでいた本が数冊あったので、私にとって読むことは必要なのだけれど、どうしても読めない時ももちろんあって、読書に慰められるにも読むための気力と時間が必要だし、読書による情

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『夜が明ける』を読んだ勢いの感想

『夜が明ける』を読んだ勢いの感想



 読了した勢いで感想を綴る。

 この本は今、あなたがもし、社会的な、もしくは精神的、身体的な意味で、太陽のキラキラした光を浴びながら外を出歩くことが困難な人にはとても、とても、痛くて、苦しくて、とても心に負荷を与える物語になるかもしれない。

 特に、読みはじめて、物語の流れの中に紛れる、自分と重なる不幸な、もしくは経験したことのある状況や精神状態を読むたびにその負荷は高まり、まるで暴露療法

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『氷柱の声』を読んで

『氷柱の声』を読んで

 梅雨の明けた真夏の夜に読了した。エアコンの冷房が効いた部屋で、YouTubeから穏やかな音楽を流しながら。静かに読み終わり、静かに胸がぎゅっとなり、「あぁ、」と誰に返事したでもない声が、吐き出す息と共に出た。とても心に残る物語を書いてくれたな、とぼんやり思った。

 第165回芥川賞候補作という帯が巻かれたこの作品、『氷柱の声』は、くどうれいんさんの初の小説である。それまでの作品には、『わたしを

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6月の読了本と上半期ベスト本

6月の読了本と上半期ベスト本

 出会いがあれば別れがあるのは当たり前だが、時には一方的な別れがある。時間が解決してくれるとかそういう話でもなく、話し合う余地もなく、こちらの言い分も何も伝えることもできず、呆気なく、文字だけで終わるような別れ。

 そういう経験をすると喪失感に暮れるというよりは「何故」という疑問ばかりが浮かぶ。雨の日に散歩していたら車で後ろからバシャーンと水溜りを全身にぶっかけられそのまま走り去れられてしまうよ

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ゴッホと出会わせてくれたのは

ゴッホと出会わせてくれたのは

 

 ゴッホといえば「星月夜」というイメージがずっとあったし、「ひまわり」はその次で、「タンギー爺さん」はその次。

 ゴッホに関する知識は本当に浅くて、どういう人生を歩んできたか、とか、どこで描いていたか、などのバックグラウンドはほとんど知らなかった。それはそれは浅い知識。だけど作品は好きだ、ということで。どこかの雑誌や、SNSや、何かのパッケージなどに使われているのを見つけては『あ、ゴッホや

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5月の読了本とか

5月の読了本とか

 5月からとっくに梅雨が始まって、カエルの合唱コンクールがそこらじゅうで行われていたのに、今は梅雨明けたの?と言いたくなるくらいの晴天が続いてスッキリしている。布団も干したしたくさん洗濯もした。掃除が特に捗った。

 夕方の風は適度に冷たくて気持ちが良く、軽快に網戸をすり抜けてきては部屋の中をきれいにしてくれている。ちょうど良い湿度とちょうど良い軽さ。気持ちの良い風とは清潔さを感じる風だ。

 と

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見切り発車して乗り過ごさないように

見切り発車して乗り過ごさないように

 読んだ本を記録したく思い。

 どんな風に書いていくかは未定だけれども、わたしの日々の読書のあれこれをこちらに記録したいと思います。

 基本的に読了したらTwitterに読了ツイを投稿していたのだけど、もう少したくさん書きたくなって。まとまらないだろうなあ。日本語変になるだろうなあ。まあいいか、ここは自由な場所。好きなようにやるぜ。

 だいぶ見切り発車ですが、ゆるゆるとやっていこうと思います

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『クララとお日さま』の感想※がっつりネタバレあり

『クララとお日さま』の感想※がっつりネタバレあり

 カズオ・イシグロの作品で読んだことがあるのは「わたしを離さないで」のみで、しかも数年前に読んだので記憶が定かではない。ほぼノーカンとしてもいいくらいである。

 今作を読もうと思ったきっかけは、まず表紙のデザインがとても素敵だったこと、そして、密かに興味を持っていた「AIロボット」が主人公であるということの二つ。
 

 この本の語り手は、人間の形をしたAIロボットのクララ。10代の人間の若者が

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3月に読んだ本

3月に読んだ本

 3月は、2月に比べて読むペースは遅かった。読めるときに読んで、再読が多かった気がする。好きな本を何度も繰り返して読んでいた。

 今振り返っても思い出せないくらいに空虚な3月が一週間と少しくらいあったけど、読書をしていた記憶はあるので、本以外のことは消去されたらしい。なんとスペックの悪い。悲しい気持ちにのまれていたからだろう。読書をしようにも文字が追えない日もあった。

 出会いも別れもなくフラ

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