6月に読んだ本だとか
6月に読んだ本の記録を7月にやっちゃう。暑さのせいだとか一瞬でいなくなった梅雨のせいだとかただただ忙しくて書けなかったとか、まあいろいろだけれども、そんな時もあるということで。
どうもどうも。
6月、読んだ本よりも買った本の方が多かった。圧倒的に物欲が強くて、どう考えても読みたいよりも欲しいが勝ってて、ポイポイと買っているうちに積読はどんどん増え、あれよあれよという間に本棚は埋まり、嬉しいような、このペースだとまずいな、みたいな。でも結局は幸せということになる。
そんな6月、ゆるゆるといろんな本を読みました。詩集・歌集、エッセイなどなど。
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・左川ちか全集 島田龍 編
・微熱期 峯澤典子
・引き出しに夕方をしまっておいた ハン・ガン
・戦争は女の顔をしていない スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 三浦みどり(訳)
・ともだちは海のにおい 工藤直子 長新太
・湖とファルセット 田村穂隆
・人生の旅をゆく4 よしもとばなな
・いっぱしの女 氷室冴子
・ラブカは静かに弓を持つ 安壇美緒
・とあるひととき(アンソロジー) 吉本ばなな、西加奈子、三浦しをんほか
・年年歳歳 ファン・ジョンウン
合計11冊でした🐈⬛
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今回読んだ『左川ちか全集』といい、『微熱期』といい、もうメチャクチャよくって、それはもう心を揺さぶられまくり、時には呼吸を失い、この世にはこんな素晴らしい詩を書く人がいるのか……!と感動した。特に『微熱期』は佐原ひかりさんに直でお薦めしてもらったんだけど、完全に当たり、超どストレートに胸を貫いてってくれた、といった感じ。
他にも待ちに待っていた詩集『引き出しに夕方をしまっておいた』もよくって、ハン・ガンさんの人生の一部を垣間見た気がして、それらがすべて私の好きな『回復する人間』や『すべての、白いものたちの』などにつながっているのだと思うと感慨深かった。
なんだかんだ6月は詩集や歌集を読むことが多かった気がする。そして3日に1回くらいのペースで開いている『湖とファルセット』なんて、好きすぎてなんかもう、どんどん体に染み込んでいってくれよ、と思っているし、こうして自分の知識になったり生き方にダイレクトに響いてくれるものがあったりする本が、作品が、こんなにたくさんあるというのは本当に幸せなことだなあと思う。
あ、そうだ、『ラブカは静かに弓を持つ』、これもまたすごく面白くって、音楽×スパイという新しい組み合わせで、スパイモノをあまり読んだことがないからどういう展開になるのだろうとワクワクしながら読んでいたら、いつの間にか読了していた。途中で橘くんの気持ちと重ねて胸が苦しくてたまらなくはなったけれども、読了した時にはスッキリしてた。まだ読んでない人がいたら是非。
心を洗ってくれるような読書ができた6月でした。7月は何を読もう。読みたい本はいっぱいある。そして何より、たくさん短歌を作って、小説も書こう。もっともっと、学びたい気持ち。突き詰めていきたい気持ち。
楽しもう。
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