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わたなべ はな
2023年8月29日 17:55
今年は暑さが長く続くと聞いていた。だから秋が遠い、もしくは来ないのではと、遠く秋へただ手を伸ばしていた。しかし9月が近づき始めると、秋の足音がするではないか。空に浮かぶ雲は秋へと流れ、虫の声は移ろい秋を呼んでいる。まだまだ猛暑日と言われるなか、どことなく以前より過ごしやすく感じ、秋の気配へ目を移す。そして思うのだ。ごめんね。ありがとう。それはまるで、親が子を思う様に似ている。
2023年4月21日 18:10
このところ、身体の不調に囚われている。持病のリウマチが再燃したのか?と疑う反面、季節の変わり目のせいかとも思う。昨年の5月には、近くの公園でピクニックをしたから、今年もするぞとワクワクしていたのに、春を楽しみきれないまま、低空飛行モードになってしまった。身体が重く、疲労感がなかなか取れない。散歩と軽い運動を習慣にしているのに、それも気が乗らなくなってきた。最近少し忙しくしていたので、
2023年4月15日 16:41
しまった。機会を逃してしまった。私は飛び起きた。昨晩は珍しく、夜中一度も目覚めずに今朝まで眠り続けることができた。またずいぶん寝汗をかいていたけれど、眠れたことの方が嬉しかった。起きて朝食を済ませてからも、まだ眠い。結局うたた寝をし、そのまま正午まで。しまった。目を開けたか開けていないか、意識があったかそうでないか、という夢と現実の隙間で気がついた。
2023年4月12日 13:36
とある画家がある朝、起き出したかと思ったら一気に白いキャンバスに色を置いていく。そんな風に、目覚めたら世界が一気に春になっていた。冬が嫌いというわけではないけれど、春になると、ようやく会いたい人に会えた様な気持ちになる。わくわくするとか、ときめくとか、そういった気持ちに自動的になる。春ってどこか特別で、主役級の華やかさがあるけれど、でも「主役」ではない。そんな感じがするのは、とてつもないイ
2022年2月13日 21:39
今日は昼からずっと雨だった。だから私は安心していた。少し浮かれてもいたかも知れない。晴れた日に外出しないと抱くあの罪悪感はなんだ。いや、罪悪感と言うより、「損をしている」感。そんな不本意な「感」を綺麗さっぱり流してくれる。雨はどこか、消極的な感情を許してくれる気がする。いつか、テクノロジーの発展で傘を持たずして、濡れずに外を歩ける日が来るのだろうか。