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「何者」を読んで己を知る。
朝井リョウさんの「何者」という小説は私の心を抉る。気持ちを大きく揺り動かされる。
読んでいて共感し過ぎて辛くなってしまう場面もたくさんあるのだが、もう5回以上は読み返した。
私は本を少ない年で50冊、多い年で100冊くらい読む。ただほとんどの本について読み返すことはない。
そんな中でこの本だけは気持ちが苦しくなることが分かっていても、何度も読み返したくなってしまう。それはこの本には登場人物の考
甥っ子と二人きりでキャンプに行って心の距離が縮まった。
先日わけがあって甥っ子と二人きりでキャンプに行った。
心の距離があった甥っ子とキャンプに行ったことによって、その距離がかなり縮まった話を書こうと思う。
甥っ子は妻の姉の子どもで、小学校四年生である。私の子どもは5歳と2歳で、甥っ子はちょっと歳上である。甥っ子は私の子どもとよく遊んでくれるものの、私とはなんとなく疎遠であった。
妻の姉の子どもということがありなんとなく遠慮があるからかもしれない。
はたらくことの喜びについては、だいたい恋ヶ窪の焼き鳥屋で学んだ
大学入学のために上京して、はじめて住んだのは国分寺市の恋ヶ窪というところだった。
とてもこじんまりとはしているものの、なんだかほんわかしたいい街だった。
何より恋ヶ窪という地名に惹かれた。
恋ヶ窪というそれだけでときめくような地名があるなんて、さすが東京だと18歳の私はとても感心したことをよく覚えている。
はじめて一人暮らしをした街なので、思い出はいくらでも汲み出てくる。
生まれてはじめて
ちびまる子ちゃんを見て小さい頃の私と娘が繋がった。
子どもの頃の私はちびまる子ちゃんを身近に感じていた。
日曜日の夕方といえばちびまる子ちゃんのアニメを見ることが楽しみだった。
放送開始時間の少し前には、妹と一緒にテレビの前に座ってちびまる子ちゃんが始まるのを楽しみにしていた。
私は清水にごく幼少の時に少しだけ住んでいた。そのこともあり、清水が舞台となっているちびまる子ちゃんに親近感を覚えていた。
ちびまる子ちゃんの原作は少女漫画誌のりぼんで連
お金について考えることは私たちの未来と向き合うことだ
私の親世代(60代)以上の多くの人たちは、お金のことについて赤裸々話すことを恥ずかしかったり、みっともないことだと考えているように思う。
私の親は子どもに対してお金の話をしないことを美徳にしているようでさえあり、私もそれを取り立てて不思議だと思っていなかったし、普通だと思っていた。
しかしこの前、私の妹の家に遊びに行った時に、妹から意外なことを言われた。
それは「お兄ちゃん、私たちの親はどれ
子育てをするようになって叶えたいことができた。
子どもと共に過ごすようになって叶えたい思うことができた。
私はもともと現状肯定的な性格なので、それほどこうなったらいいなという未来を想像したことはなかった。
でも自分の子どもが産まれてきて、叶えたいと思ったことがただ一つだけできた。
それはこの日々を忘れたくないということである。
子どもと過ごす日々は忙し過ぎて、子どもがいつはじめて自分の後追いをして、座り歩きをしてきてくれたか、いつはじめ
フルマラソンをいかにして走りきったか
フルマラソンはきつい。
夏は暑いくらい当たり前のことであるので、あえて言う必要がないかも知らないが、それでも言いたくなるくらいきつい。
ハーフマラソンの大会には20回くらい参加しているのであるが、フルマラソンは比べられないくらいきつい。
そんなフルマラソンをどうにか走りきったことを書こうと思う。
6年くらい前、マラソンへの意欲がとてつもなく高まっていた。
そしてハーフマラソンの大会で1時間4