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ふみぞう
2021年12月30日 22:25
「えーる!」第75号(https://yell.link/yell/yell_75.pdf)を発行した。今月号では、令和3年12月11日に29回目を迎えた、かの冬花火「銀嶺の舞」について紹介した。昨年と同じように、小・中学校のグラウンドにずらりと車が並ぶ。ドライブインシアター形式での開催も、2回目になると慣れたもので、去年と同じような感覚だな……と思いながら車を誘導に沿って並べていく。車内
2021年12月26日 15:15
珍しく、正月用に餅などを頼んでみようという気持ちになった。それほど餅が好きなわけでもないし、一人暮らしの時には思いもしなかったことだが、所帯を持って少しは家庭らしいこともしてみなければ、とでも心持ちが変わったのだろうか。とにかく、嫁の実家にも確認し、まとめて平餅を買いに行くことにした。もちろん、購入は鹿野で行う。きっと今の時期は、正月の準備でてんてこまいになっている頃だろうけれど、自分たち
2021年12月12日 00:18
2021年12月8日 00:36
いささか煮出し過ぎたのか、もともとがこういう味なのか、きわめて渋みの強い刺激的な味が、しかし舌には心地よい。茶色いその液体に鼻が近づくと、渋みを連想させるかのような清々しい香りが漂ってくる……烏龍茶の味にも近いこの味は、自分好みのスッキリした味わいだ。山口県周南市鹿野地域と、お茶との関係は、存外深いものがある。そもそもの起こりは1374年、室町時代までさかのぼる。臨済宗の古刹として名高い
2021年12月1日 00:05
鹿野を応援する地域情報紙「えーる!」第74号を発行した。今回取材したのは、周南市役所鹿野総合支所の移転場所となったことから、解体する方針を示された旧鹿野公民館への感謝を込めた催し「ありがとう公民館」である。鹿野公民館の軌跡冒頭にある古い写真は、昭和42年5月、当時町制であった旧鹿野町の広報に掲載されていたものである。”鹿野町らしい”と評された、ワラ家をイメージした外観の公民館は、図書館
2021年11月8日 00:11
2021年11月7日 23:50
……人口3000人を切った田舎町の道が渋滞して進めなくなるとは、思いもしなかった。11月、晴天に恵まれた7日。実家での用事と、SNSの更新ネタを求めて周南市鹿野地域へと足を運んだ。高原の町である鹿野は、もう紅葉も始まっている時期だから、きっとすばらしい景色が見られるだろう。そう思って、久しぶりに趣味の時間を楽しむため、車を走らせた。国の登録記念物「漢陽寺庭園」の紅葉あの渋滞の続く先
2021年10月21日 23:36
10月10日、晴れ。絶好のウォーキング日和に、周南市鹿野の金峰地区を歩いた。約6キロメートルの道のりは、鹿野のイベントなら無条件に参加するような勢いでスケジューリングする自分でも、運動不足という足かせがあって、参加を決意するまでには2週間近い期間を必要とした。しかし、結論から言って、参加してなんらの後悔もなかった。参加しなければ、グジグジとした気持ちだけが残ってしまったであろうから、さわやか
2021年9月30日 23:59
【更新情報】「えーる!」第72号(https://yell.link/yell/yell_72.pdf)を発行しました。8月21日に行われた鹿野小学校創立150周年記念事業キックオフミーティング。その様子を伝えながら、鹿野小の歴史と思い出をご紹介します。
2021年9月30日 22:59
SNSでは花や景色を中心に投稿している自分であるが、実は動くものを撮ってみたい、という願望がある。人、動物、さまざまな存在が不意に動くその一瞬を切り取る行為は、とても難易度の高い、しかしその動きをなんとかして撮り収めたいと、そう思ってしまうのである。今回はそんな願望を、小さな虫たちに向けてみることにした。冒頭の写真は、ふと見つけたアカトンボだ。なぜかはわからないが近くの鉄柵のあたりを行
2021年9月28日 22:31
先だって、鹿野の秋で米に関する話をつづったが、もちろんそれだけが田舎の秋ではない。食に関するものばかりになるが、秋と言えばさまざまな食物が取れる季節だ。その中でも甘いもの、といえば、柿を連想する人もいるだろう。田舎の夕暮れ、真っ赤な空を背景に、たわわに実った柿がシルエットになってさがっている……テレビアニメか何かで幼い頃に見たような気がするが、そういうイメージを自分は感じているのだ。さ
2021年9月28日 00:45
山口県周南市鹿野を応援する地域団体「まちづくり応援団えーる」としての活動を開始したのは平成21年のこと。元号が変わる年にちょうど10年、令和3年2月で丸12年が過ぎた。気が付けば干支が一周するほどの間、ひたすら地域情報紙を発行し続けているのだが、長く続けていくうちに自分なりの心構えというか、そういうものを確立するに至った。今回、「わたしの舞台裏」というお題をいただくにあたり、その中から特に
2021年9月27日 21:55
最近は土日もバタバタとしていて、なかなか鹿野を訪れる時間もない状況だったが、9月も終わりが見えかけたシルバーウィークに、ついに帰郷を果たすことができた。肌に感じる風はすっかり熱を失って、少し汗をかいた体には肌寒ささえ感じるほどだ。草むらからはリー、リー、と虫の鳴く声が聞こえてくるし、青空から降り注ぐ日差しはすっかり柔らかい。まごうことなき秋の田舎町に、帰ってきたのである。稲刈りとはぜか
2021年9月17日 00:08
最近はようやく仕事帰りが早くなり始めた。幾分か薄暗くなり始めた頃に帰っているのだが、気が付けばかなり日が落ちるのが早くなってきたな、と実感する。一カ月前なら、この時間はまだまだ空も明るかったというのに、少し明るさに陰りが見えたように感じられた。風も涼しくなってきて、本格的に秋の訪れを感じるような日々の中、ふと街路樹の下に見えた赤いもの。ヒガンバナが、今年も咲き始めていた。鹿野もそろ