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記事一覧

血しがらんで尚愛す。

土地を継ぐのか継がないのかとか、今の彼女と結婚するのかとか、子供はつくるのか、つくらないのかとか、そういうしがらみに耳を塞ぎたくなる瞬間もあるけど、結局はここが…

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4か月前
2

越後ブルーその2。

東京駅に着くと、すでにひとりが到着していた。自分よりも6つ年上の部下。 ここ最近は丁寧語が徐々になくなってきて、大丈夫だろうかと思いつつ、その関係性の流れに身を…

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5か月前
1

越後ブルー。

気づいたら、自分も越後へ行くことになっていた。会社の4人チームで、1泊2日の旅行。ごく自然にコトが進んでいった。まさか今の会社で同期以外と、しかもプライベートで旅…

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5か月前

北へ向かう上空で、思い出した母のこと。

4日間というまとまった連休の前夜。自分の手はパソコンのキーボード上を忙しなく行き来していた。ふとオフィスの時計を見ると、夜の10時をすでに過ぎている。朝立てていた…

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7か月前
23

提唱者がゆく先。

前日の夜から決めていた。 前日の午後。満席でフラれてしまったカフェバー、「No.」。今日は早めに行き、そこで写真の整理をして、「場所はいつも旅先だった」と「高村光…

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7か月前
9

提唱者のひとり時間。

外の明るさにふと目が覚めたら、時計は6時30分を指していた。 飲んだ酒を体が分解し切るのと引き換えに体全体の渇きを感じる。 少しの酔いと一緒に好きなアニメを観ながら…

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7か月前
5

お好きにどうぞ。距離感。

ソール・ライターの写真を家に飾ってからだろうか。もともと撮らないポートレートからより距離を置いて、ストリートスナップやスティルライフを撮る機会がさらに増えた気が…

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8か月前
10

静と動の日曜日。

少量の服を洗濯し、壊れてしまったバングアンドオルフセンのスピーカーを修理に出すことから、この日の日曜が始まった。 今日はソールライターの展示会へ出かける。昨晩、…

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9か月前
4

渇きに似た揺らぎ。

結局、自分の感性を取り戻すには、自ら外に出て己の小ささを知るしか方法がないのだと悟った。 最近、個人的に揺らぎを感じることが多く、成長なのか衰退なのか、よくわか…

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9か月前
11

忙しさにかまけて。

この1ヶ月、更新せずにいた写真たちを、出来るだけ、ぎゅっとまとめて。 ハイライトは道志村キャンプ、新しいレンズ、新宿御苑、HAMACHO HOTEL、高尾山、Jリーグ。 まず…

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10か月前
6

ささはた、過ごしかた。

雨模様であったこの日は昼からパドラーズコーヒーへ。ゴールデンウィークに購入したIM MENのパンツに足を通し、これも先週購入したHARUTAのシューズを履いて外に出る。なん…

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1年前
2

自分を守るために機微を捨てる。

今日の相方は開け番のシフト。7時50分に目覚めた。外の明るさから、今日の天気はきっと雨だろうと想像しながらベッドから抜け出た。昨夜購入したスターバックスのトリビュ…

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1年前

のらりくらり、気持ちのうつりかわり。

目覚めたらスマホが表示する時刻は9時50分だった。急がなければゴミ収集車が行ってしまう。寝ぼけ眼をこすりながら部屋中のゴミ箱を集め、45リットルのゴミ袋にガサガサと…

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1年前
4

ドリーム・イン・正午。

この日は平日だが、土曜出勤の振替休日ということで、おやすみをもらった。相方と40周年を迎えるディズニーに行くと先月から決めていた日だ。朝早くから開演待ちの列に並び…

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1年前

丘の上より。

PORTERのショルダーバッグにレンズ2本、GFXを詰め込んで足早に家を出た。8:00に明大前集合。この日は高校の友人たちとひたちなか海浜公園へネモフィラを見に行く約束をして…

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1年前
1

飲酒、ダメ、タブン。

昨夜、ハイキューを観ながらソファーで寝落ちしてしまったからか、体の節々に違和感を覚えながら、ドリップコーヒーを淹れる朝。締め番の相方を見送ってから、新刊のBRUTUS…

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1年前
2
血しがらんで尚愛す。

血しがらんで尚愛す。

土地を継ぐのか継がないのかとか、今の彼女と結婚するのかとか、子供はつくるのか、つくらないのかとか、そういうしがらみに耳を塞ぎたくなる瞬間もあるけど、結局はここが第二の故郷であることに変わりはなくて、生まれた場所は確かにここにあって、心の底から安心できるから、愛しているから、ここに帰ってくるのだと思う。

越後ブルーその2。

越後ブルーその2。

東京駅に着くと、すでにひとりが到着していた。自分よりも6つ年上の部下。

ここ最近は丁寧語が徐々になくなってきて、大丈夫だろうかと思いつつ、その関係性の流れに身をまかせつつある間柄。4人それぞれが個性を放ちつつ、チーム1番のバランサーかもしれない。

続いて気にかけていた社会人1年目の部下。最後に冥界のような東京駅で当然のように道に迷い、遅れてやってきた2年目の若手。4人揃った時、予想していたより

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越後ブルー。

越後ブルー。

気づいたら、自分も越後へ行くことになっていた。会社の4人チームで、1泊2日の旅行。ごく自然にコトが進んでいった。まさか今の会社で同期以外と、しかもプライベートで旅行に行くなんて思ってもみなかったことだ。

「行って良いのだろうか・・・」

それはまるで素粒子のように微かに、けれども数多の違和感が脳裏をかすめていき、自分の脳はしっかりとそれを観測していた。

自分が社会人1〜2年目の時は、「会社の人

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北へ向かう上空で、思い出した母のこと。

北へ向かう上空で、思い出した母のこと。

4日間というまとまった連休の前夜。自分の手はパソコンのキーボード上を忙しなく行き来していた。ふとオフィスの時計を見ると、夜の10時をすでに過ぎている。朝立てていた理想の1日では、すでに家に帰り風呂を済ませて、荷造りを行い、ベッドに潜り込んでいる時間だ。

やはりまとまった連休を前に、余裕を持ったスケジュールなんて絵にかいた餅だったか。

ふう〜とため息をつきながら、引継ぐべき業務を急いでメールにま

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提唱者がゆく先。

提唱者がゆく先。

前日の夜から決めていた。

前日の午後。満席でフラれてしまったカフェバー、「No.」。今日は早めに行き、そこで写真の整理をして、「場所はいつも旅先だった」と「高村光太郎詩集」を読み返す。

自分のしたいことやりたいことに対して、自分の体は正直だ。アラームを設定した朝の7時の15分前に自然と目覚めた。前日のうちにリスト化していた1日を気持ちよくスタートするために朝やることを見返す。バスタオルの洗濯と

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提唱者のひとり時間。

提唱者のひとり時間。

外の明るさにふと目が覚めたら、時計は6時30分を指していた。
飲んだ酒を体が分解し切るのと引き換えに体全体の渇きを感じる。

少しの酔いと一緒に好きなアニメを観ながら、ソファで寝落ちしていたらしい。少し重たい頭をムクッと起こすと、マーシャルのヘッドホンをつけたまま寝ていたことに気づいた。。

深部体温を上げないよう、サクッとシャワーを浴び、シャコシャコと歯磨きをして、相方が眠っているベッドにモゾモ

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お好きにどうぞ。距離感。

お好きにどうぞ。距離感。

ソール・ライターの写真を家に飾ってからだろうか。もともと撮らないポートレートからより距離を置いて、ストリートスナップやスティルライフを撮る機会がさらに増えた気がする。

毎日通る道で見つけた一つの果実のうつろい。台風の風で飛ばされた銀杏の葉。観ているものは静止した砂利道でも、見つめると見えてくる暴風の後。自分が死んだ後の眼差し。見た空の色ではなく、こう記憶したい、こう見せたいというエゴが少し入った

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静と動の日曜日。

静と動の日曜日。

少量の服を洗濯し、壊れてしまったバングアンドオルフセンのスピーカーを修理に出すことから、この日の日曜が始まった。

今日はソールライターの展示会へ出かける。昨晩、大学の写真仲間からナイターでヤクルト対ディーエヌエーを観に行かないかと誘いを受け、それであればとソールライターの展示にも行かないかと、自分から誘ったのがきっかけだった。

その友人とは不思議とお互い心地のよい距離感が生まれていた。距離感と

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渇きに似た揺らぎ。

渇きに似た揺らぎ。

結局、自分の感性を取り戻すには、自ら外に出て己の小ささを知るしか方法がないのだと悟った。

最近、個人的に揺らぎを感じることが多く、成長なのか衰退なのか、よくわからなくなってくる。書くこと、撮ることが好きなはずなのに何故か距離を置いてしまう。

相変わらず、楽しかったことも悲しかったことも平等に忘れすぎゆく日々だから、もう少し残せるようにしたいと思った折、自分の手元にはカメラが、写真があることを知

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忙しさにかまけて。

忙しさにかまけて。

この1ヶ月、更新せずにいた写真たちを、出来るだけ、ぎゅっとまとめて。

ハイライトは道志村キャンプ、新しいレンズ、新宿御苑、HAMACHO HOTEL、高尾山、Jリーグ。

まずはキャンプ。

HAMACHO

新宿御苑

高尾山。

十数年ぶりのJリーグ。

ささはた、過ごしかた。

ささはた、過ごしかた。

雨模様であったこの日は昼からパドラーズコーヒーへ。ゴールデンウィークに購入したIM MENのパンツに足を通し、これも先週購入したHARUTAのシューズを履いて外に出る。なんだかんだで相方とふたりで行くのは初めてだった。店内は想像していたよりも席数があり、広々としていた。カウンター席の窓から漏れる曇り特有の柔らかな光。窓に茂る植木も相まって、軽井沢の景色を彷彿とさせる。

フレンチプレスとホットドッ

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自分を守るために機微を捨てる。

自分を守るために機微を捨てる。

今日の相方は開け番のシフト。7時50分に目覚めた。外の明るさから、今日の天気はきっと雨だろうと想像しながらベッドから抜け出た。昨夜購入したスターバックスのトリビュートブレンドを開け、コーヒー豆の香りで頭を起こしていく。

相方を見送った後は洗濯と掃除。洗濯は2回。1度目の洗濯の合間に朝のシャワーを済ませて、顔にキールズの保湿剤を塗り、髪を乾かし、部屋に散らばるハンガーを集める。雨は先ほどまでぱらつ

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のらりくらり、気持ちのうつりかわり。

のらりくらり、気持ちのうつりかわり。

目覚めたらスマホが表示する時刻は9時50分だった。急がなければゴミ収集車が行ってしまう。寝ぼけ眼をこすりながら部屋中のゴミ箱を集め、45リットルのゴミ袋にガサガサと移し替えていく。寝癖を隠すニット帽を被って、外に出る。幸いにも収集車はまだ来ていないようだった。無事にゴミを出し終えて帰宅し、相方と再び7畳半の中に広がるベッドの海に潜り込む。怠惰で最高な土曜日の予感。しかし、夕方には大学の先輩の結婚パ

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ドリーム・イン・正午。

ドリーム・イン・正午。

この日は平日だが、土曜出勤の振替休日ということで、おやすみをもらった。相方と40周年を迎えるディズニーに行くと先月から決めていた日だ。朝早くから開演待ちの列に並び、充実を取る選択もあったが、一昨日、昨日と忙しなく動いていたツケがまわり、流石に開演時間には間に合わず、ともすれば何時に行くのがベストなのであろうかと思案した結果、ディズニーシーに到着したのは12時すぎであった。些細ではあるが、汚い部屋を

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丘の上より。

丘の上より。

PORTERのショルダーバッグにレンズ2本、GFXを詰め込んで足早に家を出た。8:00に明大前集合。この日は高校の友人たちとひたちなか海浜公園へネモフィラを見に行く約束をしていた。雨脚が強かった昨日とは打って変わり、到着した11時ごろには雲が完全に切れ、強い日差しが降り注いでいた。入園後、腹ごなしに屋台で買った鶏白湯おじやを胃に流し込み、目当てであるみはらしの丘まで歩いて向かう。この土日が一番の見

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飲酒、ダメ、タブン。

飲酒、ダメ、タブン。

昨夜、ハイキューを観ながらソファーで寝落ちしてしまったからか、体の節々に違和感を覚えながら、ドリップコーヒーを淹れる朝。締め番の相方を見送ってから、新刊のBRUTUSを読もうとしたが、なぜか食指が動かず、気づけば午後になっていた。表参道のファミリーマートでハムエッグとレタスのミックスサンド、それとMサイズのホットコーヒーを買って、16:00ごろに会社に行き、昨夜捌き切れなかったメールに返信していく

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