ゆうさん

日常は現場。 15年前よりPanic disorder。毎日がAutonomic Ne…

ゆうさん

日常は現場。 15年前よりPanic disorder。毎日がAutonomic Nervous Disorder。 活字と酒とをこよなく愛する。

記事一覧

yuka~勘違いからの告白なのか?~

「ゆかー」 電話の声はyuka。 するとすぐさまyukaが弾んだ口調で、 「聞いたよー。森さんから!」と言った。 「あーそうなんかー。そうだったら早くワタシに言えば良かっ…

ゆうさん
11日前
2

yuka~アイツに気持ちを伝えたい~

yukaを好きだと分かった日。決心した日。 放課後の製図室。夕焼けに染まったyukaの横顔を見た時。 オレはこの想いをyukaに伝えたい。そう決心しました。 ちょうどこの頃…

ゆうさん
2週間前
4

僕が「なにか要る?」と聞く理由。

建設業の自分は、週末になると担当の現場を回ることがある。 自分は土・日休みを貰っているけれど、現場は動いている事が多い。 その中で、作業員さんや現場職員さんに「…

ゆうさん
3週間前
2

わるいかお。

自分は良く「悪い顔」という言葉を使う。 コレは「自分の本音」つまり、良い自分も悪い自分もさらけ出すという事。 人間関係は、生活でもプライベートでも大きなストレス…

ゆうさん
3週間前
5

yuka~好きだという決心~

yukaと初めて2人で帰って、その夜に互いが冗談をいいつつ電話を終え、 ここ2・3日の、2人に起っていたトラブルは、解消できたなと思った。 翌日学校に行き、放課後に…

ゆうさん
3週間前
3

yuka~初めて2人で帰る夜~Part2

yukaが突然、オレを家に招待する・・・。 いやいや、yukaが急にオレを連れてyukaの家まで帰ると言い出した。 yukaは意を決したように、自転車を押して繁華街に向かう。 どん…

ゆうさん
1か月前
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yuka~初めて2人で帰る夜~Part1

yukaとの製図室での会話と、帰宅してからの電話は、毎日。 そう、毎日続いていた。 前にも書いたのですが、今となっては会話の内容すら覚えていないほど。 しかし、この会…

ゆうさん
1か月前
12

ごほうび。

佳祐は会社を辞めた。 都会の喧騒の中で藻掻く。息の出来ない大海に放り投げられたような、 自分は苦しんで暴れているにも関わらず、口から鼻から出て行く「泡」が 妙に綺…

ゆうさん
1か月前
9

「ゲフンゲフン」と「スワ」

SNS上でのやりとりで、久しぶりに見た言葉。 「ゲフンゲフン」だ。 相手にすれば、自分の返信に「w=わら」を結構付けていたので、 「仕事中のやりとり」での笑いか…

ゆうさん
1か月前
4

心を込めて花束を。

母の強さって、本当は(あえて本当はと使う。)どこにあるんだろうか? それは「我が子を慈しみ、愛し、自分の命を捧げてもいい」という、 「純真な自己犠牲」が、とても…

ゆうさん
1か月前
4

「気になる」人々。

今年度1年は、ほぼ「現場=外に出ない」仕事になりそうだ。 自分は、土木の施工管理として「とある官公庁」へ出向している。 今まで、民間&官公庁。 多岐にわたる現場…

ゆうさん
1か月前
4

yuka~kimikoとの出会い~

この話は現在のyuka。文化祭の少し前に遡ります。 自分は高校からバンドを組んでいて、パートはドラムを担当。 高校3年の夏休みまでは、たまにライブに参加はしていたけ…

ゆうさん
1か月前
6

先達に学ぶ。「座右の銘」

自分が「座右の銘」として、初めて聞いたのは中学の時。 校長先生が「人間は考える葦である」というパスカルの言葉だ。 今になって、この意味が分かるのだけれど、その時…

ゆうさん
1か月前
3

寂しい時の対処法(noteお題)

本の「受け売り」ですが「さみしい」という言葉には、使い方が2つあります。 1つが「寂しい」 1つが「淋しい」 よく使われるのは「寂しい」つまり「静寂感」が自分を取…

ゆうさん
1か月前
6

子犬。(noteお題)

子犬というお題を頂いた。 前々からこの「犬と猫」に関しては、SNSでよくポストしている方だと思う 提供者さんは「犬が苦手だ。」というのは理解していた。 しかし「猫が…

ゆうさん
1か月前
3

拍手。感動と賛同の「和音」

拍手には大まかに言うと「2つの意味=感情行動」があると思う。 1つは「感動」した時。 これは特にコンサートや映画、劇などの場面で見られる拍手だ。 「拍手の始まり…

ゆうさん
1か月前
4
yuka~勘違いからの告白なのか?~

yuka~勘違いからの告白なのか?~

「ゆかー」
電話の声はyuka。
するとすぐさまyukaが弾んだ口調で、
「聞いたよー。森さんから!」と言った。

「あーそうなんかー。そうだったら早くワタシに言えば良かったのに!!」
「ふーん。それだったら相思相愛やん!これはワタシがいたからこその
関係になったなー!!ふふふ!!」と・・・。

何をyukaが言っているのか、さっぱり分からない・・・。
「yuka。オマエ何を言うてるん?」とオレが

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yuka~アイツに気持ちを伝えたい~

yuka~アイツに気持ちを伝えたい~

yukaを好きだと分かった日。決心した日。

放課後の製図室。夕焼けに染まったyukaの横顔を見た時。

オレはこの想いをyukaに伝えたい。そう決心しました。

ちょうどこの頃、周りの同級生から2人に対して、色んな「噂」が
飛び交っていました。

放課後になると、製図室で2人っきりでいる。
今まで2人だけでいる所を、何人かの同級生には見られていた。

特に男達からは「あれはもう付き合っているんじ

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僕が「なにか要る?」と聞く理由。

僕が「なにか要る?」と聞く理由。

建設業の自分は、週末になると担当の現場を回ることがある。

自分は土・日休みを貰っているけれど、現場は動いている事が多い。
その中で、作業員さんや現場職員さんに「何かを買って」現場を
訪問する。

休日近い現場を訪れると、少しだけ緊張感もほぐれていて、
仕事以外の、いろんな話が聞ける。
自分と業者さんとのコミニュケーションの一環でやっている。

「今から行こうかと思うんだけど、なにか要る?」

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わるいかお。

わるいかお。

自分は良く「悪い顔」という言葉を使う。

コレは「自分の本音」つまり、良い自分も悪い自分もさらけ出すという事。

人間関係は、生活でもプライベートでも大きなストレスになる事がある。
親しい、心分かち合える人のなんという少ない事かと、グッタリする。

そんな中で、自分の思い出を形に残すために。
そして自分を赤裸々に見せたいという思いで、noteを書き始めた。

しかし。
「表面上では赤裸々な部分を見

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yuka~好きだという決心~

yuka~好きだという決心~

yukaと初めて2人で帰って、その夜に互いが冗談をいいつつ電話を終え、
ここ2・3日の、2人に起っていたトラブルは、解消できたなと思った。

翌日学校に行き、放課後になるまでクラスの中で別々の生活を過ごし、
文化祭準備の放課後。オレはいつものように、いや、昨日の暗く沈んだ
気分を変えようと、気分を上げてyukaのいる製図室へ行った。

行ったんだけど・・・いない。
いつもいる窓際の奥の製図机にyu

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yuka~初めて2人で帰る夜~Part2

yuka~初めて2人で帰る夜~Part2

yukaが突然、オレを家に招待する・・・。
いやいや、yukaが急にオレを連れてyukaの家まで帰ると言い出した。

yukaは意を決したように、自転車を押して繁華街に向かう。
どんどんどんどんyukaは先に進む。

オレは後から付いていく。
オレは物凄く戸惑いながらも、真剣にyukaの背中を見ながら、
「何がどうなった?」を自問自答しながら後を追う。

そしてオレは少し駆け足になってyukaに、

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yuka~初めて2人で帰る夜~Part1

yuka~初めて2人で帰る夜~Part1

yukaとの製図室での会話と、帰宅してからの電話は、毎日。
そう、毎日続いていた。

前にも書いたのですが、今となっては会話の内容すら覚えていないほど。
しかし、この会話は互いに高校を卒業し、社会人になり、そして別れの時
まで、ずっと続いていたんですね。

yukaが一方的に話すという感じでもない。
いや、yukaはきちんと自分の話を聞いて、意見を持って話していました。
もちろん、自分も。

大し

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ごほうび。

ごほうび。

佳祐は会社を辞めた。
都会の喧騒の中で藻掻く。息の出来ない大海に放り投げられたような、
自分は苦しんで暴れているにも関わらず、口から鼻から出て行く「泡」が
妙に綺麗だな・・・。と、冷静に自分を見つめていた。

佳祐は限界集落と呼ばれている、山村の奥深くにある古民家をリフォーム
した宿に来ていた。

ここへ来て3日目になる。

2冊だけ学生時代に読んだ本を持って来てはいたが、それを手に取る事も
なく

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「ゲフンゲフン」と「スワ」

「ゲフンゲフン」と「スワ」

SNS上でのやりとりで、久しぶりに見た言葉。

「ゲフンゲフン」だ。

相手にすれば、自分の返信に「w=わら」を結構付けていたので、
「仕事中のやりとり」での笑いかと思っただろう。

しかし、この「ゲフンゲフン」という言葉に、自分は「反応」した
んですね。

自分がゲフンゲフンという言葉を、最初に目に付いたのは、
確か「5ちゃんねる」あの当時は「2ちゃんねる」だったと思う。

「ゲフンゲフン。これ

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心を込めて花束を。

心を込めて花束を。

母の強さって、本当は(あえて本当はと使う。)どこにあるんだろうか?

それは「我が子を慈しみ、愛し、自分の命を捧げてもいい」という、
「純真な自己犠牲」が、とても輝き溢れる存在に思える。

自分は、両親からの愛情は受けていない身なので、こういった事を書くと、
改めて、自身が考える母の存在が本当に羨ましい限りだ。

過去には色々な歴史がある。その中に「戦争」という、最も悲劇的な出来事
が思い出される

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「気になる」人々。

「気になる」人々。

今年度1年は、ほぼ「現場=外に出ない」仕事になりそうだ。

自分は、土木の施工管理として「とある官公庁」へ出向している。

今まで、民間&官公庁。
多岐にわたる現場・役所で、それに携わる「色々な人」を助けてきた。

自分はリーダー派ではない。
しかし「サブリーダー」の役割では、如何なく力を発揮できる。

この仕事を20年近くやって来たけれど、それぞれの「不自由さ=特色」が
あって、その自分に倒れて

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yuka~kimikoとの出会い~

yuka~kimikoとの出会い~

この話は現在のyuka。文化祭の少し前に遡ります。

自分は高校からバンドを組んでいて、パートはドラムを担当。

高校3年の夏休みまでは、たまにライブに参加はしていたけれど、
それほど本格的にやっていたわけではなく、メンバーの殆どが
同じ高校や同じ建築科だった事もあって、練習後の夜遊びが
主体の、今考えれば「練習よりも遊び」が真剣なバンドでした。

メンバーで固定されていたのが3人。
ギターとベー

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先達に学ぶ。「座右の銘」

先達に学ぶ。「座右の銘」

自分が「座右の銘」として、初めて聞いたのは中学の時。

校長先生が「人間は考える葦である」というパスカルの言葉だ。

今になって、この意味が分かるのだけれど、その時は「葦」という
植物すら、頭に思い浮かばなかった記憶がある。

現在、色んな業界の「人間啓発」の本が多数出ているけれど、
自分は活字中毒者とは言え、そういった類の本は手に出さない。

それよりも、
先達の歴史、生き方、その人が残した物。

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寂しい時の対処法(noteお題)

寂しい時の対処法(noteお題)

本の「受け売り」ですが「さみしい」という言葉には、使い方が2つあります。
1つが「寂しい」
1つが「淋しい」

よく使われるのは「寂しい」つまり「静寂感」が自分を取り巻いている
心の様を表している語句。

もう1つは「淋しい」つまり孤独な自分の心理的な様を表している語句。

実際、提供者さんは後者のほうだと思います。けれど常用語句では
「寂しい」でいいんですね。

さて。

この寂しさというのも、

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子犬。(noteお題)

子犬。(noteお題)

子犬というお題を頂いた。

前々からこの「犬と猫」に関しては、SNSでよくポストしている方だと思う

提供者さんは「犬が苦手だ。」というのは理解していた。
しかし「猫が好きだ。」というのは聞いた機会が無いような気がする。

さて。

自分はその逆。
「猫が苦手。犬がとても好き。」という答えになる。

なぜか。

これはこの2匹の動物と「幼少期の思い出」が深く関わっている。

育った場所は香川県です

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拍手。感動と賛同の「和音」

拍手。感動と賛同の「和音」

拍手には大まかに言うと「2つの意味=感情行動」があると思う。

1つは「感動」した時。

これは特にコンサートや映画、劇などの場面で見られる拍手だ。

「拍手の始まり」を考えると、王侯貴族文化の中で拍手なるものが
あったかどうかは、自分は分からない。(検索していません。)

拍手の事実とは異なるかもしれないですが、当時の全てを括った
「演者」とは、もともと王侯貴族が「所有」していたもので、
それを

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