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一流のアイデアの出し方

一流のアイデアの出し方

凶悪犯が増えている

いきなりだけど「凶悪犯罪」というと、どういう犯罪を思い浮かべるだろう?ぼくなどはつい連続殺人やら通り魔のような非常に凶悪なたぐいを思い浮かべてしまうんだけど、警察庁の出している「警察白書」によれば、凶悪犯とは

とされているので、けっこういろんなものがふくまれる。

そしてこの凶悪犯が増加傾向にあるらしくて、同白書によれば2023年は前年からなんと27%増なのだそうだ。

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エネルギーを生み出すのは「振れ幅」

エネルギーを生み出すのは「振れ幅」

大都市と地方都市のちがい

ぼくはここ数年、首都圏と地方を往復する生活を送っている。

頻繁に行き来していると両者のちがいについて感じさせられることが多いのだけど、いちばんのちがいはダイナミズム(力強さ)にあると思うようになった。かんたんに言えば、大都市のほうが、なにごとも振れ幅が大きい。

東京には、超富裕層だけが集まる場所もある一方で、ホームレスだけが集まる地区もあり、そのあいだで有象無象の人

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「外野がガタガタうるさい」のは悪いことなのか?

「外野がガタガタうるさい」のは悪いことなのか?

「外野がガタガタうるさい」という言い方がよくされますよね。そしてたいていの人は

って思っているでしょう。

ぼくもこれまで、外野がガタガタうるさいのはみっともないし、よくないことだと思い込んできたんだけど、はたしてホントにそうなんでしょうか。

ブレイキングダウン

ブレイキングダウンという格闘技団体があります。(以下BDと略記します)

素人のケンカ自慢がリングに上がって殴り合いをする団体だそ

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多くのものごとは、見方によってはコメディ

多くのものごとは、見方によってはコメディ

・・というのは当たり前といえば当たり前なんだけど、もしかすると日本にはこの感覚がちょっと足りない人が多いのかもしれない。ややエラそうだが、最近そう感じさせられることがいろいろあったので、ちょっと書いてみよう。

ところで、「コメディ」というのは古い歴史を持つ言葉で、ウルさい人もいるのは承知している。以下は、あくまで一シロウトとしての

にもとづいているということをあらかじめお断りしておきます。

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ある日、世界中の人間が、死に絶えてしまった。

ある日、世界中の人間が、死に絶えてしまった。

ある日、世界中の人間が、死に絶えてしまった。

感染症なのか何なのか、原因はまったくわからない。なぜか自分だけが生きのびているのだが、その理由もわからない・・というようなシチュエーションではじまる映画を昨晩観た。『孤独なふりした世界で』(2019)

場所はアメリカの田舎町で、たったひとり取り残された男性が主人公だ。

かれは公共図書館を住みかに決め、人気のないスーパーから食材を取ってきて調理し、

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ミシガンの森の中にいるといわれる謎の生物「ドッグマン」

ミシガンの森の中にいるといわれる謎の生物「ドッグマン」

たとえば、Amazonプライムビデオで

を検索すると、ディカプリオの『タイタニック』だけでなく、

とか

などといった、まぎらわしい映画も一緒にヒットする。この手の紛らわしいタイトルはとりわけホラー映画に多い。

80年代に『死霊のはらわた』という作品がヒットしたけど、そうすると、

など、「死霊っぽい」タイトルが芋づる式に出現するのが習わしである。これは悪いことではなくて、ホラー映画ファンは

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何の期待もしていなかった『ロブスター』

何の期待もしていなかった『ロブスター』

予備知識ゼロで作品に出会うのが好きだ。

ゴッホ展にいっても、ピカソ展にいってもそういう体験はできないし、フェラーリにも先入見なしに乗ることはできない。

みたいな「あの」が必ず付きまとう。これは仕方のないことなのだが、「あの」の数をなるべく増やしたくない。

映画を見る時にも、全米興行一位になった「あの」映画とか、アカデミー賞を取った「あの」作品とか、「あの」有名監督が作った映画とか、なるべくそ

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人類の究極の夢は「夢を見ること」ではないのか

人類の究極の夢は「夢を見ること」ではないのか

夢ばかり見ている

大型連休に入って、行楽地は大賑わいかもしれないが、このところぼくは寝てばかりいる。毎日12時間くらいは寝ているような気がするが、。ただし、疲れているわけではないし、健康のために寝ているのでもない。

夢を見るのがおもしろいので寝ている。

ほんとうにいろんな夢を見ており、それぞれがおもしろくて、映画を見ているよりもおもしろい。

いちいち夢日記をつけていないので、その「おもしろ

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映画についてモヤモヤすること

映画についてモヤモヤすること

『スティルウォーター』という映画を見た。すぐれた作品として評判が高いし、その通りだと思う。

だれにでも勧められるヒューマニズムあふれる良い作品だし、その上カメラマンがタカヤナギ・マサノブという日本人なのもよかった。群馬県出身の東北大学卒業だそうだ。

武蔵美でも多摩美でも日芸でもなく、東北大学文学部というむさくるしいところを出ても、本気になればハリウッドの一流カメラマンになれるというところを示し

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クセの強い映画『ロッキーホラーショー』

クセの強い映画『ロッキーホラーショー』

「クセが強い」という言葉がある。人の性格について使われることが多いが、クセの強い食べものなどという使い方をされることもある。

音楽にもクセの強い音楽とそうでもないものがあり、映画にもクセの強い映画とそうでもない映画がある。

だいたいクセの強い食べ物というのは、はじめてたべるときはあまりおいしくないのだが、ハマると抜けられない。一見さんを拒絶するようなところがあり、、ハマるとリピート率が高くなる

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やはりこの人からは目が離せない

やはりこの人からは目が離せない

いま世界の動きはどんどん加速していると感じるけど、その中でも高城剛という人は、

フットワークの軽さ世界一

ではないだろうか。ちなみに第2位は

捕まる前のジュリアン・アサンジ

である。

その高城剛さんが監督、脚本、撮影を務めた映画『ガヨとカルマンテスの日々』が公開された。11月26日公開で本日12月2日が最終日なので、上映期間は1週間しかない。しかも上映館は「ユナイテッド・シネマ アクアシ

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淀川先生はすごい

淀川先生はすごい

TEDトークというイベントについてはとくに説明はいらないとおもう。ぼくは、ここ5年くらいのTEDトークを見ていて実は内心思っていることがある。「実は内心」と書いているということは、なかなか言いにくいことなのである(笑)。

もちろんぜんぶに対して思っているというわけではなくて、最先端のテクノロジーについておもっていることであり、しかもテクノロジー系のTEDを全部見ているわけじゃないのであくまで見た

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何度でも観たくなる森田健作

何度でも観たくなる森田健作

千葉県の森田健作知事が、退任のあいさつをおこなった。

ぼくは千葉県民ではないので、森田県政のことはよく知らない。しかし、昨年、次期候補者選びで、例の森喜朗氏がでてきて、森田氏に「もう一期いけよ」と言ったのは知っている。

つまり、本人にその気があれば、あと一期やれたのはまちがいない。

県政刷新をうたい文句に登場した新知事が長期政権化し、自分が批判したのとおなじ状態におちいるのはよくあることだ。

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心地よいゆるさ

心地よいゆるさ

昨日は、ダメダメなのに嫌いになれない「C級ホラー映画」について書いた。いきおい余って「Z級」と書いてしまったがあの映画は「Z級」ではない。「C級」に訂正させていただく。メグ・ライアンの出ている映画が「Z級」ということはないのである。

ところで、たとえC級作品であっても、なんども見たくなる作品もあれば、アカデミー賞作品でも一度見たら十分という作品もある。そのちがいは何なのかということをあれから考え

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