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花束みたいじゃなかったとしても
この世の人間を、感性を軸にして大きく二つに分けるならば、わたしと恋人はおそらく違うほうに属すると思う。
彼は小説やエッセイをほとんど読まないし、わたしの愛する“生”っぽい映画(『愛がなんだ』『ラ・ラ・ランド』『ここは退屈迎えに来て』など)もおそらく解さず、好まない。
作品の世界観にあてられて、その後の数時間をぼんやりと過ごすようなことも彼にはない。
また、恋人がこよなく愛する史実や建築物にわた
わたしは生クリーマー
生クリームに目がない。
とろっとなめらかな舌ざわりと、口いっぱいに広がるコク深いミルクの風味。幼少期、お菓子を作る母にまとわりついては、手渡されたボウルに残ったクリームを指ですくって舐めていた頃からずっと、その深い愛は変わらない。
ケーキのデコレーションやプリンのトッピングでも、大事に大事にクリームの部分を残しながら食べすすめるのが常で、もしかして単体で食べるのがもっともおいしいのではないかと気
サブスク解禁に寄せて。aikoの名曲13選を恋愛シーン別に全力で推してみた
2020年2月26日。通算39作目のシングル『青空』の発売日である昨日、全414曲ものaikoの楽曲がサブスクリプションで解禁された。
サブスクの常であるのかもしれないけれど、現在進行形のガチファンというよりも、昔よく聴いていたという人や、なんとなく好きな人の方が、より反応が大きかったように感じた。インスタグラムやツイッターのタイムラインが、続々とaikoで埋まる。
こんなにも多くの人の心にa