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服部信子さんとの対談 その3 セルフケアと対人支援法の「コレモ(コミュニティ・レジリエンシー・モデル)」について
アメリカで心理士をされている服部信子さんに、いつでも、どこでも使える セルフケアと対人支援法として欧米の精神医療、心理、教育などの分野で広く適用されているコレモ(コミュニティ・レジリエンシー・モデル)について語っていただいています。
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ホームページ コレモ・ジャパン
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服部信子さんとの対談 その2 フラッシュバックに対する対処法と心理教育について
トラウマを受けてフラッシュバックが起きている時、その瞬間にその場でできる対処法と、トラウマとは何かを理解するための心理教育のについて服部信子さんに語っていただいています。
・・・しかし、僕は、頭の上にクッションを乗せて、何をしようとしているのでしょう?実は、とても、真面目なお話なのであります。
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服部信子さんとの対談 その1 アメリカのカウンセリングと精神医療システムについて
アメリカでのカウンセリング(含む精神医療全般)について、現在アメリカで心理士をされている服部信子さんにお話を伺いました。
アメリカと日本では、精神医療のシステムが違います。どちらが良いのか悪いのかではなく、どんな点が同じでどんな点が違うのか?について、情報交換をしました。
服部信子さんとは、学校は違いましたが、留学時代に当時サンフランシスコにいて、お互いに助け合ったり、愚痴を言い合ったりしたとき もっとみる
TED Talk "How could so many people support Hitler?"の英語
ハンナ・アーレント(Hannah Arendt, 1906年10月14日 - 1975年12月4日)は、ドイツ生まれのユダヤ系哲学者であり、政治理論家です。彼女は20世紀の最も影響力のある思想家の一人とされ、特に権力、全体主義、民主主義に関する研究で知られています。
彼女は、アウシュビッツの所長だったアドルフ・アイヒマンの裁判を傍聴し、アイヒマンについて、ある重要な発見をします。
今回は、TE
「縮小ニッポンの再興戦略」 加谷珪一 著 マガジンハウス新書
バブルの頃、日本は傲慢でした。当時石油会社の技術屋だった僕がアメリカに初めてひとりで出張に行った時、日本人のサラリーマンたちが集団でアメリカの悪口を(もちろん日本語で)言っているのをよく見かけました。彼らは、フラットトップのアメ車がエンストするのを見て、「だから、アメリカはダメなんだよ」と嘲笑したり、レストランの料理に「大味だね」などとケチをつけたりしていました。
当時の日本人は、アメリカをばか
「福島第一原発事故の真実 NHKメルトダウン取材班 著 講談社文庫
福島原発事故から、13年。その時、何が起こったのかが地道な調査の末に、次第にわかってきました。
津波が事故の主原因だとは思いますが、実は津波到達前に地震による破損があった可能性があるのではないかということです。
原発事故があってから、すぐ僕は耐震設計がどうなっているのか調べました。すると、耐震強度が足りなかったのです。
確認のため、改めて調べなしてみましたが、震災当時、福島第一原発付近の震度
「コモンの再生」 内田樹 著 文春文庫
わわわ!僕と同じことを内田先生は言っていたんだ!と、超ミーハー的に喜んでいます。
内田先生は『「廃藩置県」ならぬ「廃県置藩」を(p.231)』と、唱えておられたようなのですが、全く同じことを、僕は予々言っておりました。
だって、どこの都市に行ったって、駅前にビルが立って、商店街がどんどん消滅する代わりにイオンがあって、駅前留学があって、お受験に執着する親が増えるとともにどこにも学習塾があるよう
「動的平衡ダイアローグ」 福岡伸一 著 小学館新書
生物学者の福岡伸一さんの対談集。対談相手は、小泉今日子、カズオ・イシグロ、平野啓一郎、佐藤勝彦、玄侑宗久、ジャレット・ダイアモンド、隈研吾、鶴岡真弓、千住博。
本屋で見つけて、これは、読まなきゃ!と思って、すぐ書いました。
面白かった。
小泉今日子さんは、すごい!
「過去や未来がぱあーっとと綺麗に並んで横にあって、私が一歩歩くと、過去や未来もみんな一緒にぴょーんと歩くみたいな、そんなふうに
「Die With Zero」 ビル・パーキンス 著 ダイアモンド社
「アリとキリギリス」の童話で、遊び呆けたキリギリスは、最後に困ったことになり、アリさんはよかったねということになるのですが、しかし、「アリはいつ遊ぶことができるのだろう?(p.3)」というのがこの本のテーマです。
いろいろなことができるだけのお金を稼いだのに、経験しないまま高齢になり、結局使わなかったお金だけ死後に残っていくというのは、残念なことです。
アメリカでは、「資産額が多い人々(退職前
皆川なつ美さんとの対談 第2回不安・パニックに対するアメリカでのアプローチ
「第2回不安・パニックに対するアメリカでのアプローチ」
アメリカで20年以上カウンセリングをしておられる皆川なつ美さんをお迎えしての第2回。
今回は、不安とパニックに対するアプローチについて。
不安・パニックは、基本3〜5回のセッションで回復するのだそうです(複雑なトラウマがある場合などを除く)。アメリカでは、医師は、抗不安剤をあまり処方しないのだそうです。
カウンセリングのアプローチは、行動( もっとみる
皆川なつ美さんとの対談 第1回アメリカでの最近のカウンセリング事情
「第1回アメリカでの最近のカウンセリング事情」
アメリカで20年以上カウンセリングをしておられる皆川なつ美さんをお迎えして、最近のアメリカのカウンセリングの状況について語っていただきます。
薬物依存患者専門のデトックスセンター、富裕層を対象としたカウンセリングのオーガニゼーションなどでの経験について。
薬物依存患者専門のデトックスセンターにおけるケアにおいては、サイコエデュケーション(医学・臨床 もっとみる
「日本人の底意地の悪さが日本経済低迷の元凶」 加谷珪一 著 幻冬舎新書
日本では、出る杭は打たれます。自分自身の経験でも、何か新しい提案をすると、日本では歓迎されないことが多かったです。「余計なことをしていないで、言われたことをちゃんとやれ」というわけです。
でも、アメリカにいる時、自分の提案を頭から否定されることはありませんでした。むしろ、ユニークだとか、good insightとか言われて褒められたものです。こうした雰囲気だと、より新しい提案をしたくなるものです
「コンビニ人間」 村田沙耶香 著 文春文庫
人は(ひょっとしたら「現代の日本人は」なのかもしれませんが)、理由を聞こうとしません。大事なのは結果なのです。
主人公の古倉恵子が子供の頃から繰り返す突飛な行動には、ちゃんと理由があるのです。理由を聞かれないまま、その行動はよくないものであり、そうした行動をしてしまう恵子は治されるべき存在と認識されます。
恵子は「治らなくては」と思いながらどんどん大人になっていき、コンビニでアルバイトをするよ