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「コモンの再生」 内田樹 著 文春文庫

わわわ!僕と同じことを内田先生は言っていたんだ!と、超ミーハー的に喜んでいます。


内田先生は『「廃藩置県」ならぬ「廃県置藩」を(p.231)』と、唱えておられたようなのですが、全く同じことを、僕は予々言っておりました。


だって、どこの都市に行ったって、駅前にビルが立って、商店街がどんどん消滅する代わりにイオンがあって、駅前留学があって、お受験に執着する親が増えるとともにどこにも学習塾があるようになってきたというわけで、どの地方もリトルトーキョーになりつつあるという金太郎飴現象が大々的に起きているように見受けられます。


藩にもどせというのが無理なら、アメリカみたいに合衆国にしちゃえばいいのにって思ってしまいます。そうすれば、もっと地方ごとの色が明確になると思いますが・・・。エントロピーは、増大しちゃうわけで・・・。


廃県置藩とちょっと関連した発想のように思うのですが、韓国と北朝鮮もその手で統一が可能かもしれないということを内田さんは言っています。


つまり、「一国二制度による南北統一(p.211)」です。これは、長期的にみたらありなんじゃないかと思います。


この考えは、「1980年に、当時の北朝鮮の金日成主席が韓国の全斗煥大統領に向けて提案したもの(p.211)」なのだそうです。

日本は北朝鮮を表面上敵対視するとしても、このウルトラCは、どこかで意識していないと、大どんでん返しが来るかもしれません。


僕は、以前から言っているように、やがては、朝鮮半島は統一され、日本と同程度の人口を持つ国が誕生するだろうと考えています。


その他にも、同感!禿同!という部分がたくさんありましたが、「子どもをすみやかに大人にするために、僕が知っている最も有効な方法は「大人になると楽しそうだ」と思わせることです。(p.159)」は、最近、小中高の子どもを持つ親御さんたちに盛んに言っていることです。大人が楽しそうにしていないと、子どもは将来に希望を持てませんものね。

いやぁ、激しくうなづきながら読んだ本でした!


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