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妻、嫁、母親という肩書がなくなる日 〜ジェンダーギャップと女性の生きづらさを描く 映画『82年生まれ、キム・ジヨン』〜
なぜ、政治家のジェンダー差別発言が炎上するのか
たびたび、政治家によるジェンダー差別を匂わせる失言が世を賑わせる。
かつては、女性のことを『産む機械』という表現をした政治家もいたし、某都議会の議会中に『お前が結婚しろ』『産めないのか」』というヤジが飛んだと大騒ぎになった事もあった。
直近の話題で言えば、『女性は話が長い』と発した元総理大臣は、大きな国のイベントである五輪の役職を降りる事態まで
わたしたちは、戦争は体験こそしていないけど。常に戦争が起きている時代に生きている 〜映画『ハクソーリッジ』レビュー〜
“毎年6月は沖縄県にとっては大切な時期であり、平和を願い、あの激しかった沖縄戦を忘れることなく、後世に伝えるための数々の催し物が行われます。浦添市では、本作『ハクソー・リッジ』を通じて沖縄戦や前田高地での戦いに関心をもった人への平和学習や、平和パネル展といった企画の実施により平和を学ぶ機 会を設けるなど、平和事業に取り組んでまいります。”
http://www.city.urasoe.lg.jp/
映画『スリービルボード』レビュー 〜それでも、行き場の無いやるせなさの出口は何処に〜
<あらすじ>
米国ミズーリ州の片田舎の町を舞台に、娘を殺された主婦が、犯人を逮捕できない警察に業を煮やし、解決しない事件への抗議のために町はずれに巨大な3枚の広告看板を設置する。それをよく思わない警察や住民と主婦の間には埋まらない溝が生まれ、いさかいが絶えなくなる。そして事態は思わぬ方向へと転がっていく社会派ヒューマン・ドラマ。
白か黒か。
善か悪か。
正義か不義か。
人々はいつも、オセロのコ
なんども許され、なんども愛される女たち 〜"きみの鳥はうたえる”『佐知子』と、"寝ても覚めても”『朝子』 の考察〜
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異なる二人のヒロインの魔力昨今、映画館ではキラキラのJK映画が花盛りだ。
胸キュンとか、壁ドンとか、顎クイとか。
女性をときめかせる言葉は、実に甘くて理想の恋を追い求める女性達の貪欲さは、古今東西、変わらない。
しかしながら、これらJK映画の反対側では、実にシブい邦画も公開されていて、巷の映画ファンを喜ばせているから興味深い。
これらは、決して甘い物語ではな