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結果が良いから嬉しいのか? 幸福に生きる楽観的思考の持ち方とは(アランの幸福論に学ぶ)

「なるほど、逆に考えれば気が楽かも。でもそこには『強さ』も必要ということか」

最近、幸福とは何か、楽観的に生きるとはどういうことか、について考える事が多いです。そしてこの関心を持っていると避けられない本があります。アランの「幸福論」。

幸福に生きていくためのヒントに出会えたのでご紹介します。

アラン「幸福論」からの学び

アランは三大幸福論の一つされる「幸福論」で知られるフランスの哲学者です。 

彼はこんな言葉を残しています。

「うまく行ったから嬉しいのではなく、自分が嬉しいからうまく行ったのだ」といつも考えねばならない。

なかなか逆説的で深い言葉です。ファクトとしての結果から自分の感情へフィードバックするのではなく、自分の感情中心に結果を解釈せよということですね。私はこの考え方を知って、はじめ衝撃を受けました。

アランは「幸福論」の中で特徴的に綴っているのが「自分の価値基準」についてです。自分が大切にする価値基準さえしっかりしておれば、他人の評価や多少の失敗は気にならないと説きます。

真の「楽観主義」とは

アランは自分の価値基準を軸に大胆に生きようと語りかけてきます。他人の価値基準に沿って動いて、何かに囚われている間は幸福になどなれないと。

自由に考え、自由に行動する。そうする事ではじめて人は幸福になれる。アラン自身も毎日プロポと言われるエッセーを綴っていましたが、その中身は非常に感覚的で躍動感に溢れた内容でした。自分の感情を大切にしながら書いたプロポを、生涯で5,000以上残したと言われています。

その大量のプロポから幸福に関連する内容をまとめたのが「幸福論」です。アランはこの本の中で貫いている姿勢があります。それはオプティミズム(楽観主義)です。これは現実を軽視した単なる楽観主義ではなく、現実の厳しさを受け止め、それでも乗り越えようとする、立ち向かう姿勢からの楽観主義です。

この主義に立っているからこそ、たとえ問題に直面したとしても、気分を良くすれば幸福になれるという考え方に至っているのだと思います。「自分が嬉しいからうまく行った」という発想は、一般的な感覚の逆の発想です。しかし、これは自分の感情を最優先にする、自分中心の発想だから出てきた言葉です。

「自分を何よりも大切にする」という考え方が結果、自分を幸福に導く。逆に言えば他人の意見に左右される、自分以外の誰かを優先する、というのは一見社会的立場を尊重しているように見えますが、自分の幸福からは離れる行為とも言えます。

世界中で読まれている名著「幸福論」の著者が、「自分の感情中心で考えよ」と言っているのは、とても勇気をもらえることだと思います。

「自由」に生きるとは?

このアランの幸福論にも自由に生きるという内容が語られていますが、この「自由」について先日、その真意を考えました。

この記事でたどり着いたのは「自由」とは「自らに由る」ということ。これまでに得たモノやお金や、他人といった「自分の外」にあるものに由るのではなく、自分を拠り所にする。そのためには自分で力をつける必要があるという事です。

自分を拠り所にできるような強さを持って、自らに由る。つまりは自由には強さが伴わなければならない、というのが新しい発見でした。

そう考えると、アランの幸福論の自分中心の話もそれを貫く「自由さ」、つまりは「強さ」が無ければいけないのかもしれません。

まとめ

アランの「うまく行ったから嬉しいのではなく、自分が嬉しいからうまく行ったのだ」という言葉は、ファクトよりも自分の感情を大切にする考え方の大切さを教えてくれます。

たとえ困難な環境でも、それを乗り越える強さを持った楽観主義(オプティミズム)を貫く事で人は幸福に近づけます。しかしそこには、自分の感情に自由に生きるという、「自分に由る」強さを待たなければなりません。

改めて「楽観主義」、そして「自由」という言葉の意味を考えさせられました。我々は少なからず自分を押し殺しながら日々生きているように思います。実は自分を幸福から遠ざけているのは自分なのかもしれません。

改めてもっと自分中心で、自分の感情を大切にしたいと思います。「自分が嬉しい=つまりこれはうまくいっているということ」という風に、感情中心で幸福を感じながら生きていきたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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