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本の棚 #ビジネスコーナー

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ビジネスを通して人間は形成される。そういっても過言はないかもしれません。本の棚のなかでもかなりのボリュームを占めるビジネスコーナーは古典的なもの〜最新の情報まで幅広く並べていきま…
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2021年9月の記事一覧

本の棚 #148 『小休止のすすめ』

本の棚 #148 『小休止のすすめ』

先日「押さえどころと抜きどころ」について

書いたけど、抜きどころ=小休止といって

差し支えないかもしれない。

ずっと全力疾走はできない

ずっと山を登り続けることはできない

ずっと潜り続けることもできない

ひと息ついていいじゃないか。

でも、どんな休み方がいいのだろう。

ただ体力を回復させるために寝るだけが

ここでいう「小休止」ではない。

ヒロミさん、藤田さん流の小休止のとりかた

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本の棚 #147 『トレードオフー上質をとるか、手軽をとるかー』

本の棚 #147 『トレードオフー上質をとるか、手軽をとるかー』

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上質か手軽か。このどちらかをとるという発想は、ビジネス、さらには生活上のさまざまな事象を理解するための新たなレンズになる。

上質と手軽、どちらをとっても月並みなら不毛地帯。

そう言い放つ著者。さらに…

両方追い求めるのは幻影を追うことと同じで

ビジネスの場合、それは破滅を意味する。

という強烈なメッセージ。

二兎を追う者は一兎をも得ず、なのか。

実際に

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「言い訳せずに、やると決める」

「言い訳せずに、やると決める」

ジャパンハートの吉岡秀人先生の講演を

オンラインで聴くことができた。

ジャパンハートという組織は

ミャンマーやカンボジアなどの

十分な医療がない発展途上国を中心に

医療を届けている。

その設立者である吉岡先生について

私はよく知らなかったが

どこかで見たことがあるなと思った。

そうだ、情熱大陸だ。

命に関わる仕事、そしてその最前線で

患者に接する人の言葉は

ひとつひとつが重

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本の棚 #144 『2025年を制覇する破壊的企業』

本の棚 #144 『2025年を制覇する破壊的企業』

「ここは2025年12月12日、アフターコロナの日常世界」

Googleがzoom社を買収し

週1回の通勤にはテスラ社が開発した

ロボタクシーを使用する。

出張時にはアップルホテルに宿泊する、

空調、照明、音楽などが

すべてパーソナライズされた空間。

自宅はアマゾン不動産がてがける

アマゾンマンションで、想像どおりの

フルスペックサービスだ。

著者の描く2025年は、すぐそこだ

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本の棚 #141 『伸びる会社は「これ」をやらない!』

きました、やらないシリーズ。

やることではなく、やらないことを決める。

「識学」という意識構造学にもとづく

コンサル会社は、どんどん成長し

導入している企業数も2000を超える。

これまでにないアプローチだからなのか

ネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれない。

しかし、それは理解が浅いとも言えるのではないか。

現に『リーダーの仮面』の売行きはすごい。

これは普遍的な組織運営

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店長あるあるなあなあ日記〜押さえどころと抜きどころ〜

店長あるあるなあなあ日記〜押さえどころと抜きどころ〜

ある資格試験を受けたときのこと

そのペーパー試験には点数のウェイトが

5点の問題と2点の問題が存在する。

うる覚えだが、たしか200点満点のうち

5点問題が占める割合は6割ほど、つまり

24問120点分あって、残り40問80点。

全体の7割以上正解が合格ライン。
(回によって合格ラインは微妙に異なる)

試験までの残り時間は約2ヶ月だった。

真面目に、まっすぐに、熱心にいくなら

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本の棚 #138 『「ラクして速い」が一番すごい』

本の棚 #138 『「ラクして速い」が一番すごい』

『ラクして速いが一番すごい』
松本利明

「ツラくて遅い」という仕事のやり方

タイトルの反対を考えてみたら

悲惨な状況を表現できる、がしかし!

全てとは言わないまでもそういう仕事は

だれしも経験したことがあるのではないか。

ここ数年をみると

努力を積み重ねていき、

たくさん失敗を経験しながら

コツコツと数年かけて成長していけばいい、

そんな時代ではなくなっていると思う。

いち早

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本の棚 #137 『劣化するオッサン社会の処方箋』

本の棚 #137 『劣化するオッサン社会の処方箋』

『劣化するオッサン社会の処方箋』
なぜ一流は三流に牛耳られるのか
山口周

オッサン…

これは「お年を召した男性のこと」と

思っていたが、30歳を越えたあたりから

ん?これは自分のことか?と感じる。

40歳、50歳となるにつれて

この「自分オッサン感」は強まるのだろうか。

しかし山口さん曰く、人は年齢に関係なく

ゾンビ化のごとく、オッサン化するものだ。

自分はオッサンではない、

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店長あるあるなあなあ日記〜コツコツ貯金はできないのにコツコツ在庫は貯められる〜

店長あるあるなあなあ日記〜コツコツ貯金はできないのにコツコツ在庫は貯められる〜

「棚卸」

店長になると売上だけでなく、

お店の利益に対して考えなければならない。

100万円売れても

150万円分在庫が増えたら、

実際は手もとにお金は残らない。

毎日売上だけを追いかけると

棚卸のときに痛い目にあう。

「塵も積もれば山となる」

という言葉があるとおり(商品のことを塵に例えるのはよくないけど)

少しの売れ残りが何ヵ月分も積み重なると、

とんでもない金額になる。

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