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店長あるあるなあなあ日記〜押さえどころと抜きどころ〜
ある資格試験を受けたときのこと
そのペーパー試験には点数のウェイトが
5点の問題と2点の問題が存在する。
うる覚えだが、たしか200点満点のうち
5点問題が占める割合は6割ほど、つまり
24問120点分あって、残り40問80点。
全体の7割以上正解が合格ライン。
(回によって合格ラインは微妙に異なる)
試験までの残り時間は約2ヶ月だった。
真面目に、まっすぐに、熱心にいくなら
200点満点を目指して勉強するだろう。
専門の学校にいったりしたら
それこそ、そういう勉強スタイルで
大体2年ほどじっくり学習することになる。
ぼくの場合は仕事をしながらだったので
じっくりことこと煮込んでいては
タイムオーバーは確実だ。
※その試験は年に1回しかない
そしてこの試験に合格するポイント、つまり
押さえどころと抜きどころ
について考えた。
押さえどころはもちろん5点問題。
5点問題さえノーミスでいけば120点なわけで
2点問題を全問ミスするほうが難しいので
仮に2点問題正解率が50%でも
全体としては160点だから合格だ。
ということで
「5点問題ノーミス勉強法」
という自分プロジェクトを掲げて
2ヶ月間は仕事終わりに毎日勉強した。
ちなみに5点問題は
「次の①〜⑤の文章のなかで正しい内容のものを2つ選びなさい」的なものだ。
正しい文章であるか否かをジャッジするために
正しい文章が書かれている参考書を読む
チェックとかマーカーは使わず
ただただ読むだけ。
それによって正しい文脈とリズムを手に入れたぼくは
違和感のある文章に気づく能力をぶちあげ、
見事に5点問題パーフェクトを成し遂げた。
抜きどころである2点問題は
よくある「記憶系」の問題だったが
手を抜いていいと判断したポイントだったから
まぁまぁ間違っていても気にならなかった。
2点問題をあきらめていたから
試験時間も大幅に短縮できて
帰っていい時間になった瞬間に帰った。
意外と頑張り屋さんには
この「手を抜くポイント」の設定が
できない人が多いように思う。
そうやって試験に合格したぼくは
2次試験(実技+論文)においても
ポイントだけ押さえてクリアした。
有限である時間とリソースのなかで
どうやってパフォーマンスを発揮するか。
このあたりは店長の仕事のすすめかたにも
関係してくるし、役に立つ。
最近は資格試験はうけていないけど
「常に100点満点狙います!」と
全力疾走で、駆け抜けるスタンス以外に
成果を出すための全体の構造を理解して
押さえる、抜くを意図的にコントロールする、
こんなスタンスもありだと思う。
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