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本の棚 #ビジネスコーナー

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ビジネスを通して人間は形成される。そういっても過言はないかもしれません。本の棚のなかでもかなりのボリュームを占めるビジネスコーナーは古典的なもの〜最新の情報まで幅広く並べていきま…
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2021年6月の記事一覧

店長あるあるなあなあ日記〜苦しいときにどんな顔をするか〜

店長あるあるなあなあ日記〜苦しいときにどんな顔をするか〜

リーマンショック、自然災害、新型コロナ…

様々な難局が立ちはだかる昨今。

世の中の店長さんたちは幾度となく

苦しさを感じていることだろう。

どうしようもない外的要因だけでなく

自分の力不足によってなかなか目標を

達成できないときもある…

ぼくも新店舗の立ち上げで6ヶ月未達が続き

文字通り「目の前が真っ暗になる」経験をしたことがある。

そのときの帰り道に聞いていた歌を聞くと

あの

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店長あるあるなあなあ日記〜準備に勝る武器はない〜

店長あるあるなあなあ日記〜準備に勝る武器はない〜

「ぶっつけ本番」

「ガチンコ勝負」

なんの準備もしないままに、できないままに?

お客様への対応、打合せ

社内ミーティング、プレゼンなどに

臨むことはないだろうか。

「これまでの経験値でなんとかする」

なんとなくかっこよく感じるかもしれないが

それでいいものは生み出せるだろうか?

「準備する時間がないから」

その言い訳によって生まれた準備不足という悪魔が

どれだけの人の時間を奪

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本の棚 #105 『人間的魅力の研究』

本の棚 #105 『人間的魅力の研究』

『人間的魅力の研究』
伊藤肇

「あぁ、この人は素敵だなぁ」

そう思える、そう感じる人は身の回りにいるだろうか?

いるとしたら、一体その人のどんなところに

素敵さ、魅力があるのだろうか。

そんな研究をしたのが筆者だ。

1980年に刊行された本書。

ぼくもまだ生まれていないわりと昔の本。

こういう本から学ぶことは

現代でも、というより現代でこそ

活かすことができるよ

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店長あるあるなあなあ日記〜うまくいかないときこそ、わくわくする〜

店長あるあるなあなあ日記〜うまくいかないときこそ、わくわくする〜

「今日の売上全然だめだぁ〜」

「今月あと1週間しかないのに…」

店長をやっていると調子のいいときもあれば

なかなか苦しいときもある。

今はこんなご時世であるから

うまくいかない、苦しいという人のほうが

多いかもしれない。

今だけでなく、人生のなかではこのように

「うまくいかない」という状況が

幾度となくやってくるはずだ。

「そんな経験ありません」

という人には残念ながらお会い

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本の棚 #103 『販売魔女と死の眼鏡』

本の棚 #103 『販売魔女と死の眼鏡』

『販売魔女と死の眼鏡』
竹内謙礼

「お客様の心の声が読める眼鏡」は

どうやら魔女の世界でつくられた代物らしく

経営不振の鞄屋さんの店主のもとに

突如現れた。
(炒めていた焼きそばの中に突然…)

魔女から丁寧にその眼鏡の能力の説明を受けた店主は

「これがあったら百人力やん」

とばかりに魔女に返却するどころか

接客で使いまくる始末…

お客様の心の声が聞こえることで

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店長あるあるなあなあ日記〜コミュニケーションエラーに注意〜

店長あるあるなあなあ日記〜コミュニケーションエラーに注意〜

「そんなつもりで言ったんじゃないのに」

「今その仕事をしてほしいんじゃないんだよな…」

伝えたかったことがうまく伝わらない。

部下がこちらの指示や意思とは異なる行動をとる。

そんなことが日常茶飯事ではないか。

伝えたいこと=伝わっていることこの状態を目指しているけど

どうやら簡単にはいかないようだ。

そこには伝え方というスキル的な問題もあるが

大前提の考え方、スタート地点の問題があ

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店長あるあるなあなあ日記〜しなればならないことは、ない〜

店長あるあるなあなあ日記〜しなればならないことは、ない〜

「あぁ、〇〇をやらないといけない」

「〇〇しなければならないから」

「これやってから、あれやって…あぁ無理」

店長になるとお客様対応だけでなく

部下の指導、フィードバックであったり

会社、上司への報告業務など

プレイヤーのときよりも業務量が増えて

範囲も広がることが多いだろう。

最初の3ヶ月〜半年くらいは

「〇〇しなければならない」という呪縛によって

目が回る思いでバタバタ過ご

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本の棚 #101 『「福」に憑かれた男』

本の棚 #101 『「福」に憑かれた男』

『「福」に憑かれた男』
喜多川泰

〜福の神にできることは「素敵な出会い」を与えることだけ〜

喜多川さん2連続。

貧乏神に憑かれる、みたいな話は

聞いたことがあるけれど…

福の神?

それも憑かれるには条件があるらしい。

こういう視点が喜多川さんの本が好きな理由だ。

そして大体良いことを言ってくれる

優しいおじいちゃんが出てくるのも

なんとも心温まる。

−−−−−

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店長あるあるなあなあ日記〜体力よりも耐力を鍛える〜

店長あるあるなあなあ日記〜体力よりも耐力を鍛える〜

よほどの仕組みができている組織でも

最初から苦労せずに運営できることは

数少ないことだろう。

多くの店長は体力をふりしぼって動き、

考え、また動く、を繰り返して

なんとかかんとか利益を出すための

道筋を見つけていくんだと思う。

したがって「体力」というのは

経営者、店長には必須だろう。

やはり体が資本なのだ。

これがまたややこしいのだか

スポーツの体力とはまた違ったものが

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店長あるあるなあなあ日記〜「そのとき」はもうやってこない〜

店長あるあるなあなあ日記〜「そのとき」はもうやってこない〜

「この前、〇〇してたけどあれはよくないよ」

「前から言おうと思ってたんだけど〜」

上司にこんなことを言われたことはないだろうか?

逆に部下に言ってしまったことはないか。

言われたほうはどう思うか…

「えっ、そのときに言ってよ」

もしくは

「そんなことしたかな」

と忘れていることもあるだろう。

要するに…

過去にさかのぼって注意することは

あまりうまくいくことがない。

店長や

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店長あるあるなあなあ日記〜制約のなかでこそ生まれるものがある〜

店長あるあるなあなあ日記〜制約のなかでこそ生まれるものがある〜

「最近雨ばっかりだ…」

「人員が少なくて…」

「時間さえあれば…」

口から不平不満が出てくるうちは…

「まだ力がある」と考えるようにしている。

そして、その不平不満があるから

不足や障害のようなものがあるからこそ

人は考え、別の方法を探せるんだと思う。

幼い頃、釣りがしたかったけど

釣り竿がなかった。

釣り竿の代わりに木の棒を探してきて

堤防に落ちている釣り針と糸を拾って

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店長あるあるなあなあ日記〜人は強みで尊敬され、弱みで愛される〜

店長あるあるなあなあ日記〜人は強みで尊敬され、弱みで愛される〜

目の前のカレンダーに書いてあることばだ。

人は強みで尊敬され、弱みで愛される

この「人」の部分を「店長」に書き換える。

店長は強みで尊敬され、弱みで愛される。

まさにそうじゃないか?

しかし自身の店長としての強みとはなんだろ?

率先垂範してバリバリ背中で見せる力。

論理的思考で的確なアドバイスができる力。

真面目にコツコツ積み重ねる粘り強さ。

意外と強みを答えられる店長はいないか

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店長あるあるなあなあ日記〜構えて、撃って、狙う〜

店長あるあるなあなあ日記〜構えて、撃って、狙う〜

時代はものすごいスピードで変化している。

ぼくが新卒で入社したときは

販売員としてある程度独り立ちするのに

3年ほどの育成期間が考えられていた。

そのとおりの育成プログラムを受けて

2年目後半くらいから成果が出るようになり

3年目には異動、昇進みたいな流れだ。

それが毎年毎年育成期間は短くなり

1年間で独り立ちできるようなるには?

半年間では無理だろうか?

と、準備期間みたいも

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店長あるあるなあなあ日記〜トラブルはトラベルと思えばいい〜

店長あるあるなあなあ日記〜トラブルはトラベルと思えばいい〜

店長になると日々多くのトラブルに遭遇する

特に新店舗のオープンなんかになると

キングダムの弓矢部隊が放つような

矢の雨の如くトラブルが降ってくる。

すぐに解決できる問題もあれば

明確な答えがなく

自分で考えて判断しなければならないような

難問もいくつもやってくる。

都度「店長、店長、店長!」と呼ばれることに

ストレスを感じることもあるだろう。

それでもトラブル発生は避けられない

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