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店長あるあるなあなあ日記〜構えて、撃って、狙う〜

時代はものすごいスピードで変化している。

ぼくが新卒で入社したときは

販売員としてある程度独り立ちするのに

3年ほどの育成期間が考えられていた。

そのとおりの育成プログラムを受けて

2年目後半くらいから成果が出るようになり

3年目には異動、昇進みたいな流れだ。

それが毎年毎年育成期間は短くなり

1年間で独り立ちできるようなるには?

半年間では無理だろうか?

と、準備期間みたいものは短くなる一方だ。

おもしろいことに、無理ではない。

ぼくが3年かかって到達した成果に

今の新人たちは1年以内に到達してしまう。

もちろん彼らの能力の高さがあり

育成プログラムのアップデートがあり

ブランド認知もあがってきていることもある。

しかし、それだけではない。

育成に対する考え方が変わったんだと思う。

以前は、けがをしないように補助輪をつけて

うしろから支えてもらいながら

時間の経過とともに補助輪をはずし

徐々に支える力を少なくしていくスタイル。

今はあえて補助輪をつけずにスタート、

こけたときに「なにが悪かったのか」

「次はどうすればいいか」を考えて

その都度調整していく。

準備期間を長々ととるのではなく

とりあえず走ってみる。

そして走りながら、ちょこちょこと

細かな改善を繰り返して

前に進みながら完成を目指していく。

これは早い、ほんとに成長が早い。

射的で例えると

「構えて、狙って、撃つ」ではなく

「構えて、撃って、狙う」

どうせ外すんだから、先に撃って

的とのGAPをつかんで修整したほうが早い。

構えて、狙っている間に時代は流れている。

だから早く撃てることに価値があるし

その勇気というか、無謀さには

成長のヒントが隠されているように思う。

だから部下を早く育てたいならば

自分の懐でゆっくり温めて育てるのではなく

いち早く外の世界に触れさせる。

立ち直れないほどのダメージを受けないようにだけ気をつけながら

見守ること、そして的確なフィードバックができること。

この姿勢が今風なのだろうと考えている。

百聞は一見にしかず

と言われるように、いくら研修をしても

現場での数分の実体験には敵わないのだ。

#店長 #マネージャー #マネジメント

#育成 #拙速主義 #調整 #30代

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