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敦賀市地域おこし協力隊 にしやまの日記

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コロナ禍で失業してフリーライターに転身。越前海岸での短期移住を終え、2020年10月1日から福井県敦賀市の地域おこし協力隊員になりました。敦賀での日々、地域おこし協力隊の日々につ… もっと読む
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#敦賀

2ヶ月の短期移住を終えて。
-敦賀市の地域おこし協力隊になりました-

2ヶ月の短期移住を終えて。 -敦賀市の地域おこし協力隊になりました-

コロナ失業をきっかけに、福井県の越前海岸へと短期移住。新たな土地で新しい生き方を探す23歳の日記。またも、お久しぶりになってしまいました。

コロナ失業をきっかけに短期移住でやってきた福井県。たった2ヶ月の間に様々な生き方をする人々にお会いすることができ、本当に充実した時間を過ごすことができました。そして、本当に様々な巡り合わせ、タイミングが重なり、10月1日付で、同じく福井県の敦賀市で地域おこし

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【全16イベントまとめ情報】9月3日4日は氣比神宮周辺に集合!敦賀まつりの中止を受け、市民有志が一斉にイベント開催。

【全16イベントまとめ情報】9月3日4日は氣比神宮周辺に集合!敦賀まつりの中止を受け、市民有志が一斉にイベント開催。

敦賀のイベントやお祭りといえば、欠かせないのが「敦賀まつり」。毎年9月の2日〜15日まで開催と、非常に長い期間開催されることでも有名です。期間中は、6基の山車の巡行や、道路に出店するお祭り屋台、各種パレードなどで大賑わいなのだとか。

しかし、2020年から新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中止が続き、わたしはまだ一度も祭りの様子を見たことがありません。

今年こそはあるかも…?という期待も

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「わたしはまだまだこれから」 パワフルな フルーツ屋さんの看板店員

「わたしはまだまだこれから」 パワフルな フルーツ屋さんの看板店員

「みやがわフルーツ」は、県内ではまだ珍しいフルーツカッティングを武器とするフルーツ専門店。色とりどりのフルーツを動物やお花の形にカットした盛り合わせは、誕生日祝いなどに重宝されている。敦賀の春のお祭り「花換まつり」の時期には、同じ商店街にある「竹中商事越前屋」と共同で「お花見フルーツボックス」を販売したり、商店街の店主が講師となって受講者に教える「まちゼミ」ではフルーツカッ

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多趣味な理事長の多彩な経歴-つるが大丸 小坂政徳さん-

多趣味な理事長の多彩な経歴-つるが大丸 小坂政徳さん-

時代に合わせて変化してきた店の歴史本町一丁目の店舗で家具やミシンをはじめとする日用雑貨を販売する「つるが大丸」。発祥は、金山(沢)に今もある小坂屋。旧敦賀郡粟野村に位置する金山(沢)には、敦賀連隊(大日本帝国陸軍の連隊区の一つ)が置かれていました。小坂屋は、連隊の兵士を相手に日用品の販売などをしていた雑貨店です。終戦に伴い、敦賀市内(今の本町2丁目)に移転。その後、現在のビルが売りに出ていたことを

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[カグ~ルにいます。日誌]7月25日(日)

[カグ~ルにいます。日誌]7月25日(日)

第二回、カグ〜ルにいます。を7月25日に開催しました。少し遅くなりましたが、そのレポートです。

NPO法人THAPさん今回は日曜日の開催ということで、敦賀のNPO法人THAPさんも終日いらっしゃいました。

NPO法人THAPとは、敦賀を住み良い街にするために活動するボランティア団体。その代表的な活動に、「敦賀おもてなし隊」として、毎月第二日曜と第四日曜に氣比神宮周りでの清掃活動や、観光客の写真

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飛躍を支えた「一力GT麺」の存在 ーわたしとつるが02|めん特集発行記念インタビュー

飛躍を支えた「一力GT麺」の存在 ーわたしとつるが02|めん特集発行記念インタビュー

『HYPER LOW-CULTURE ZINE わたしとつるが02』が6月30日に配布開始となりました。今回の特集テーマは「めん」。それも、敦賀の製麺所が作る麺についてです。ここでは本誌で書ききれなかった、敦賀の有名ラーメン店「中華そば 一力」と「小川製麺」が開発した「一力GT麺」について、一力代表・菅井宏治さんへのインタビューをお届けします。

今年5月発売の「ミシュランガイド北陸2021特別版

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好きな食べ物を聞かれたら、しばらくは『焼そば』と答えると思う-わたしとつるが02

好きな食べ物を聞かれたら、しばらくは『焼そば』と答えると思う-わたしとつるが02

HYPER LOW-CULTURE ZINE わたしとつるが02が6月30日に配布開始となります。今回の特集テーマは「めん」。それも、敦賀の製麺所が作る麺について、です。一体なぜ麺なのか?そして麺から何を見たのか?を記した前書きを先行公開します!

好きな食べ物を聞かれたら、しばらくは『焼そば』と答えると思う。「好きな食べ物は?」という問いに、すぐに答えられないのがわたしのちょっとした悩みだった。

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福娘って何者?-金崎宮の花換祭り-

福娘って何者?-金崎宮の花換祭り-

金ヶ崎の小高い山の中腹には、金崎宮という神社があります。春になるとたくさんの桜が咲くこの神社には、花見に多くの参拝者がやってきます。「かつては境内で宴も開かれていたんです」と、さらりと語る宮司の田村さん。なんてフランクな神社なのだろうと驚きます。そんな金崎宮で行われる春のお祭りに「花換祭り」と言う桜の小枝を交換するお祭りがあります。

金崎宮がなぜこんなにフランクなお宮さんなのか?はコチラのインタ

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ラムサール条約登録湿地をどう維持する?-中池見湿地のミニ田んぼサポーターに挑戦-

ラムサール条約登録湿地をどう維持する?-中池見湿地のミニ田んぼサポーターに挑戦-

東京を離れて気づけば8ヶ月が経ちました。

「生きる力を身につける」が当初のテーマだった私の移住プロジェクト。しかし最近はPCに向かい「書くこと」が中心の生活になり、「生きる力... ?」と、近頃もやもやしてました。

そんな時に教えてもらったのが、中池見湿地の「ミニ田んぼサポーター事業」。5m四方の田んぼを、1年を通してお米が取れるまで作業をさせてもらえるということで、「自分でお米を育ててみたい

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令和2年度のまとめ-半年間の活動を終えて-

令和2年度のまとめ-半年間の活動を終えて-

2021年3月31日で、地域おこし協力隊になって半年を迎えた。あっという間に過ぎ去った半年間を、ここでちょっと振り返ってみたいと思う。

敦賀市地域おこし協力隊に就任!2020年10月1日、敦賀市初の募集となる地域おこし協力隊に就任。委嘱式には、市長や観光協会の会長をはじめ、多くの報道関係の方々におこしいただき、とても緊張した。

そして、ここ受けた取材をキッカケに「敦賀おでん」がひとり歩きを始め

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敦賀の焼きそばは「ゆで」麺?

敦賀の焼きそばは「ゆで」麺?

カレーの肉は牛肉か、豚肉か。餅は角か、丸か。

などなど、日本の食文化を二分する東西対決なるものがあるが、ここにもまた、東西で異なる文化を持つ食文化があった。それが焼そばだ。

東西で何が異なるかというと、「蒸し麺」か「茹で麺」か、という麺そのものの製法。もしかしたら、全国的には知られている文化なのかもしれないが、関東関西のちょうど真ん中に位置する岐阜県で育った私は、どちらの文化圏とはっきり切り分

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「現代の名工」別所さんを訪ねて

「現代の名工」別所さんを訪ねて

昨年秋、厚生労働省の選定する「各分野で卓越した技能を持つ名工150人」のうちの一人に選ばれた名誉ある方が敦賀にいる。

それが、昆布加工工の別所昭男さん。敦賀が国内シェア8割を占めるというおぼろ昆布は、薄くて透ける絹のような昆布。そのおぼろ昆布の中でもさらに繊細な「極み」や、息を止めて一気にかく、別所さんにしか作れない「竹紙(ちくし)昆布」など、繊細な技術が光る名人だ。

そんな名人にお会いする貴

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わたしとつるが創刊によせて

わたしとつるが創刊によせて

2021年2月17日、敦賀に新しいフリーペーパー「わたしとつるが」が誕生しました。すでに手に取りご連絡をくださる方もいて嬉しい限りです。

配布開始から少し経ってしまいましたが、創刊のご報告です。

創刊号はにしんずし特集。実はZINEの出発点は、にしんずしのあるお店を紹介するマップをつくる構想でした。しかし、にしんずしを知れば知るほど、にしんずしそのものよりも、にしんずしを取り巻く出来事に面白さ

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面で楽しむ敦賀の歴史と寺文化-角鹿会に参加してきました-

面で楽しむ敦賀の歴史と寺文化-角鹿会に参加してきました-

敦賀を代表する観光スポットに、気比神宮という由緒ある神社がある。かの有名な松尾芭蕉の「奥の細道」にも登場するなど、その歴史や逸話は語り始めたらキリがない。

敦賀の人からは「けひさん」の愛称で親しまれるこの神社は、敦賀の誇り。「気比神宮を日本一有名なお社にしたい」と地元の豆腐屋さんが地道に研究活動をしていたりと、けひさんの周りにはなにかと面白い匂いが漂う。

今回はそんな「けひさん」をきっかけに新

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