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面で楽しむ敦賀の歴史と寺文化-角鹿会に参加してきました-

敦賀を代表する観光スポットに、気比神宮という由緒ある神社がある。かの有名な松尾芭蕉の「奥の細道」にも登場するなど、その歴史や逸話は語り始めたらキリがない。

敦賀の人からは「けひさん」の愛称で親しまれるこの神社は、敦賀の誇り。「気比神宮を日本一有名なお社にしたい」と地元の豆腐屋さんが地道に研究活動をしていたりと、けひさんの周りにはなにかと面白い匂いが漂う。

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今回はそんな「けひさん」をきっかけに新しい試みをする方々として、「角鹿会」の活動を紹介したい。

宗派を超え、気比神宮寺に由来する6ヶ寺が結束

角鹿会とは、気比神宮寺に由来する6ヶ寺が結集し、寺文化の発信と中心市街地の活性化に取り組む団体。

「あれ、神社じゃなくて寺?」とまず思うのでは。
気比神宮の境内の中にはかつて「気比神宮寺」というお寺があったのだそう。

無くなってしまった経緯は明らかになっていないようだが、この気比神宮寺に由来するお寺が、現在敦賀市の神楽周辺から金ケ崎にかけて6寺(敦賀市の学芸員調べ)ある。

これに注目をしたのが、「角鹿会」。

6ヶ寺のひとつである本勝寺の住職、桃井泰人氏を筆頭に、宗派もバラバラの6寺が集い、「角鹿会」という一つのプロジェクトを立ち上げたというから驚きだ。

なぜそんな活動をはじめたのか?
目的は、敦賀の中心市街地活性化と、寺文化の発信と桃井さんが教えてくれた。

中心市街地の活性化について日ごろから考えを巡らせていた桃井さんと、神楽商店街で洋菓子店を営む小堀さんの「お寺に人が集えるようなことができないか」という提案、そして「気比神宮寺由来の寺」というのが結びつき、結成されたという。

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昨年末から活動をスタートし、現在はまずはお寺を知ることから!と、6ヵ寺それぞれの寺について、誰でも参加可能な勉強会を開いている。

今後は、6寺を巡る御朱印帳を作ったり、スタンプラリーイベントを開催したりと、さまざまな展開計画が。敦賀に新しい「まちあるき」のスタイルができるのが待ち遠しい。

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お寺の勉強会は、2月27日(土)が最後。本勝寺で行われる最終回では、重大ニュースがあるというので、聞き逃せない。




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