にしやま あやか

コロナ失業をきっかけに個人事業主に転身。流れ流れて敦賀市の地域おこし協力隊になりました…

にしやま あやか

コロナ失業をきっかけに個人事業主に転身。流れ流れて敦賀市の地域おこし協力隊になりました。 ライター/流しのおでん屋/SHAKEHANDS/岩壁音楽祭

マガジン

  • 敦賀市地域おこし協力隊 にしやまの日記

    コロナ禍で失業してフリーライターに転身。越前海岸での短期移住を終え、2020年10月1日から福井県敦賀市の地域おこし協力隊員になりました。敦賀での日々、地域おこし協力隊の日々について。

  • [月1更新]ほんいち本棚

    本棚を見ればその人その街のことがわかるかも?本町1丁目商店街のキニナル店主たちの“おすすめの本”棚つくりました。

  • コロナで失業した23歳が百姓生活を体験するはなし。

    2020年3月18日9時30分。 コロナウイルスによる経済的打撃が会社に押し寄せ始めた頃。 「私はなんのために会社に行ってるのか?」なんて思いながら、いつも通り全社共有会に参加した。そこで告げられたのは「3ヶ月間の休業」だった。まだこの時の私は、失業することも、「百姓」という生き方も知らなかった。

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2ヶ月の短期移住を終えて。 -敦賀市の地域おこし協力隊になりました-

コロナ失業をきっかけに、福井県の越前海岸へと短期移住。新たな土地で新しい生き方を探す23歳の日記。またも、お久しぶりになってしまいました。 コロナ失業をきっかけに短期移住でやってきた福井県。たった2ヶ月の間に様々な生き方をする人々にお会いすることができ、本当に充実した時間を過ごすことができました。そして、本当に様々な巡り合わせ、タイミングが重なり、10月1日付で、同じく福井県の敦賀市で地域おこし協力隊員になりました。 この選択をするまでに色々と悩みましたが、予め定められて

    • 砂を運ぶお坊さんの行列!? 18年ぶりに開催されたお砂持ち神事を見てきた【2023年5月14日】

      「敦賀には変わったお祭りがたくさんあるんだよ」と噂には聞くものの、ここ数年はコロナでやはり自粛や中止が続いていた。今年は軒並み復活を遂げるお祭りが多く、3年目にしてようやく私も本来の敦賀を体感できている。 少し前のことになるが、5月14日には「遊行のお砂持ち」という神事が氣比神宮周辺で開催された。地元の人に尋ねても「へぇ、そんな行事があるの!?」とあまり知られていない様子。無理もなく、なんと今年が18年ぶりの開催だったという。頻度もさることながら、内容もなかなか珍しい行事だ

      • 敦賀市清掃センターで開催中の「リサイクル展」でレッチリのCDを手に入れた

        noteを書くのが久しぶりになればなるほど新しい記事を書くのが億劫になってしまう。どんなトピックで再開すべきか、どんな挨拶から入るか、順番はどうするか…。考え始めると結局書くタイミングを逃してしまうから、あえてもう全部無視することにした。 ここに至るまでの心境の変化についてはいつか書くとして、今日は敦賀市清掃センターで開催中の「リサイクル展」に行ってきたお話をしたい。 本題に入る前に少し敦賀のゴミ事情について。 東京に住んでいた頃は、ネットで回収の予約をして、コンビニで

        • 博物館通りでイベントをするならば。晴れの(日)ができるまで②

          4月から博物館通りで「晴れの(日)」というイベントをはじめました。 ①ではイベント企画をすることになった経緯と大まかなコンセプトについて書きました。続編となるこちらでは、具体的にどんなことを考えたのか、「晴明の朝市」との違いや同じところなどをもう少し具体的に記したいと思います。 博物館通りのどこを使うか?博物館通りであることはもちろん変わりないのですが、博物館通りのどこをどのように使うかという部分は、「晴明の朝市」からは大きく変わったポイントだと思います。 「晴明の朝市

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        記事

          博物館通りでイベントをするならば。晴れの(日)ができるまで①

          4月から博物館通りで「晴れの(日)」というイベントをはじめました。 主催は晴明の朝市実行委員会。敦賀Rハッカソンで同じチームだった、百年花屋の今井さんと、ふぐや五良左ヱ門の石川さんらを筆頭に、博物館通りで商売をする方々と一緒に毎回いろんな企てをしています。 特に代表者などは置かず、市民団体としての登録もしていないゆるりとした組織ですが、「晴明の朝市実行委員会」の名前を受け継がせていただくことにはこだわりました。 開催から今月で6ヶ月になります。半年という節目を迎えたとこ

          博物館通りでイベントをするならば。晴れの(日)ができるまで①

          【全16イベントまとめ情報】9月3日4日は氣比神宮周辺に集合!敦賀まつりの中止を受け、市民有志が一斉にイベント開催。

          敦賀のイベントやお祭りといえば、欠かせないのが「敦賀まつり」。毎年9月の2日〜15日まで開催と、非常に長い期間開催されることでも有名です。期間中は、6基の山車の巡行や、道路に出店するお祭り屋台、各種パレードなどで大賑わいなのだとか。 しかし、2020年から新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中止が続き、わたしはまだ一度も祭りの様子を見たことがありません。 今年こそはあるかも…?という期待も叶わず。6月には中止が発表されました。しかし、やはり敦賀の祭り愛は強いんですね!

          【全16イベントまとめ情報】9月3日4日は氣比神宮周辺に集合!敦賀まつりの中止を受け、市民有志が一斉にイベント開催。

          2022年からの活動について

          以前のようにnoteの更新ができていなくてすみません。いったい私は今何を考え、何をしているのか。今年に入ってからの活動を振り返りつつ、ご報告したいと思います。 博物館通りを活動拠点にしました。4月で、敦賀市地域おこし協力隊に就任して1年半。最大3年間の任期も折り返し地点を迎えました。noteでの報告が遅れましたが、昨年度末より、私は「博物館通り」という場所に拠点(仮)を作りました。これまでのオールジャンル・オールエリアでの活動から一転、軸足を置いて、より深い活動を目指すため

          2022年からの活動について

          ほんいち考察、ヤンキー漫画と呉服のカンケイ。呉服屋の店主が魅了されたヤンキー漫画の世界-きもの庵名子 名子央さん-

          仕事中の渋い和装から普段着まで いつもおしゃれな名子さん。昔から大のファッション好きだという。学生時代には、かつて敦賀に存在していた『ゴアヘッド』や『ブルドッグ』という服屋に通い、将来は洋服屋さんをしたいと思っていたことも。大学卒業後には、呉服と洋服の両方を扱うアパレル会社に新卒で入社した。いつか実家の呉服屋を継ぐ可能性を考えての選択だった。 その会社で呉服部門に配属され、大阪・和歌山担当の営業マンとして、7年間あらゆる呉服店を巡った。業界の未来を嘆

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          本嫌いだった智子さんを変えた、絵本の世界との出会い

          福井市在住の木下智子さんは、7年前、生家である「竹中商事(株)越前屋」に店主として帰ってきた。 店名は、お父さんが営んでいた「竹中商事」の名前と、母方の実家である「越前屋」の名前を組み合わせた。この「越前屋」というのが、実はとても由緒ある家系なのだ。前田利家が武生を治めていたころ、利家に仕えていた両替屋が越前屋だった。利家に気にいられともに加賀藩へ移った越前屋は、商人でありながら武士並みの扱いを受ける名家となった。 ▲こちらの本の著者は智子さんのご親戚。一族の本があるとは

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          「わたしはまだまだこれから」 パワフルな フルーツ屋さんの看板店員

          「みやがわフルーツ」は、県内ではまだ珍しいフルーツカッティングを武器とするフルーツ専門店。色とりどりのフルーツを動物やお花の形にカットした盛り合わせは、誕生日祝いなどに重宝されている。敦賀の春のお祭り「花換まつり」の時期には、同じ商店街にある「竹中商事越前屋」と共同で「お花見フルーツボックス」を販売したり、商店街の店主が講師となって受講者に教える「まちゼミ」ではフルーツカッティング教室を開催したり。市外からもお客さんがやってくる。そんなフルーツカッ

          「わたしはまだまだこれから」 パワフルな フルーツ屋さんの看板店員

          おすすめ本を尋ねて触れた真由美さんのイズム-おりぶん呉服店 吉田真由美さん-

          「広く浅くいろんな本を読んでいると思うの」という吉田真由美さん。小学生の頃には『ジャポニカ百科事典』が好きだったが、気づけは純文学も嗜むように。 「おこづかいがもらえる歳になると、文庫本を自分で買いはじめました。気づいたら純文学も読んでいましたね。ボーボワールやシャーロット・ブロンテ、パール・バックなどの女流作家が好きです」。決して自分では言わないが、かなりの読書家の様子。しかし「これ以上は面白くないからやめとく ね」と、純文学の話は打ち切りに。 「だってとっつきにくいじ

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          多趣味な理事長の多彩な経歴-つるが大丸 小坂政徳さん-

          時代に合わせて変化してきた店の歴史本町一丁目の店舗で家具やミシンをはじめとする日用雑貨を販売する「つるが大丸」。発祥は、金山(沢)に今もある小坂屋。旧敦賀郡粟野村に位置する金山(沢)には、敦賀連隊(大日本帝国陸軍の連隊区の一つ)が置かれていました。小坂屋は、連隊の兵士を相手に日用品の販売などをしていた雑貨店です。終戦に伴い、敦賀市内(今の本町2丁目)に移転。その後、現在のビルが売りに出ていたことをきっかけに本町一丁目商店街に移り、昭和26年に株式会社つるが大丸として会社を設立

          多趣味な理事長の多彩な経歴-つるが大丸 小坂政徳さん-

          本棚を見ればその人その街のことがわかるかも?-「ほんいち本棚」はじめます-

          5月から新しい企画をはじめます。その名も「ほんいち本棚」。 本町一丁目を舞台に、リアルとオンラインを組み合わせて敦賀で暮らす人を紹介していきます。 ほんいち本棚とは…?「本棚を見ればその人のことがわかる」という格言があるほど、誰かの愛読本は、ときにその人のひととなりを知る貴重な資料となります。 ならば商店街の本棚があったら商店街のことがわかるかも?と考え、本町一丁目商店街の店主たちからおすすめの本とその理由を聞き取り、「ほんいち本棚」を作りました。 この本棚が、店とお客

          本棚を見ればその人その街のことがわかるかも?-「ほんいち本棚」はじめます-

          つるがアーケード散歩のすゝめ-わたしとつるが03-

          わたしの暮らす敦賀には、長い片側式のアーケード街がある。JR敦賀駅前から始まり、港のほうに向かって全長約2km。福井県内では随一の長さを誇るそうだ。このアーケード、実は長く繋がっているようで繋がっていないのが面白い。というのも、全長2kmのアーケードは駅から港へ向かっていく間にアーケードのデザインが5種類もある(わたしは地元の人に言われるまで全く気づいていなかったが)。なぜデザインが変わるかというと、このアーケード街は5つの独立した商店街が連なってできているからなのだ。それを

          つるがアーケード散歩のすゝめ-わたしとつるが03-

          移住先で猫を飼い始めた話 ー敦賀と猫ー

          毎年2月22日はにゃんにゃんにゃんで猫の日。今年さらに2022年ということで「スーパー猫の日」だそうだ。 せっかくの「スーパー猫の日」にちなんで、昨年8月に家族になった我が家の猫のこと、そして敦賀と猫のことについて書きたいと思う。 「くらやみからネコがとび出してきた!」我が家の猫と出会った日。この日は、福井市から知人とその友人(初対面)が数名、敦賀に来てくれていた。 普段なら、馴染みの飲み屋さんなどでお酒を交え、初めましての緊張を紛らわせながらお話をするところ。しかしち

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          つるがアーケードツアー②-駅前商店街のアーケードにはテレビが埋め込まれている!?-

          敦賀の中心市街地を「わたしなり」の楽しみ方で紹介する「つるがアーケードツアー」。①では、駅から連なる約2kmのアーケードがあること、そして、その間に5つの商店街があること、アーケードのデザインが異なることなどをざっとお話しした。 今回からは、そこをもう少し掘り下げて、5つの商店街それぞれのアーケードの特徴や見所について紹介していく。 駅前商店街とは?JR敦賀駅を降りてすぐ、駅ローターリーから伸びる駅前商店街。周辺にはビジネスホテルやお土産どころがいくつかある。地元民だけで

          つるがアーケードツアー②-駅前商店街のアーケードにはテレビが埋め込まれている!?-