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つるがアーケード散歩のすゝめ-わたしとつるが03-

HYPER LOW-CULTURE ZINE わたしとつるが03が2022年3月31日に配布開始となりました。今回の特集テーマは「アーケード」。現在、敦賀駅前交流施設オルパーク、遊べる公園KAGURU、市役所など、各所で配布中です。今回は県外にも一部発送しました。noteでは、冊子の中から、前書き部分を公開します。ぜひ街中で見かけた際にはお手にとってみてください。

わたしの暮らす敦賀には、長い片側式のアーケード街がある。JR敦賀駅前から始まり、港のほうに向かって全長約2km。福井県内では随一の長さを誇るそうだ。このアーケード、実は長く繋がっているようで繋がっていないのが面白い。というのも、全長2kmのアーケードは駅から港へ向かっていく間にアーケードのデザインが5種類もある(わたしは地元の人に言われるまで全く気づいていなかったが)。なぜデザインが変わるかというと、このアーケード街は5つの独立した商店街が連なってできているからなのだ。それを知ってからというもの、アーケード沿いを見る視点がわたしの中でちょっと変わった。

アーケードの端から端までは徒歩でおよそ25分(わたし計測)、この間は雨にも雪にも濡れない。散歩にもちょうど良いこのコースを、アーケードを眺めながら歩いていると、他にもいろんな光景が見えてきた!

一時期、神楽一丁目商店街のおかみさん2人と毎朝アーケード沿いをウォーキングしていた。

本誌では、商店街ごとのアーケードデザインの由来を紐解いたり、アーケード沿いで目撃した光景を記録した「アーケード24h」、昨年秋に開催した写真展の記録などを掲載しています。全32Pと、創刊号の倍のページ数となった冊子の出来上がりを見て、「ちょっと力を入れすぎたかな…」と思ったほどです。1号から全て揃えると、緑、赤、黄色と信号機カラーに。意図せずまとまったこの3冊が何かしらの区切りを示すのでしょうか…。任期も残り半分となった今、次の展開を考える機会としてはちょうど良いかもしれません。

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わたしとつるが
HYPER LOW-CULTURE ZINE 03

edit:にしやまあやか
design:山崎友也
collage:yuta sakamoto
illustration:さわだはるか

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