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それ、幻想かもよ!

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本当の自分とか幸せとか、そういうのって全部幻想かもしれないよ。
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2020年4月の記事一覧

見えないフリしてた「所得カースト」を可視化するジタバタ行動

見えないフリしてた「所得カースト」を可視化するジタバタ行動

この文章自体に特に異論はないのですが、これを読むと、なんとなく日本の「透明だけど必ずそこにある所得カーストの分断」を感じざるを得ない気持ちになる。「透明」といか、「見えないフリ」をしていたというべきか。

「コントロールできないことについてはジタバタしないに限る」はその通りです。言い換えれば、それこそ適応力ということでもある。

でもそれって、所詮「心に余裕がある」という前提の話。余裕のない人間に

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「好きな人がいない」と嘆く前に…

「好きな人がいない」と嘆く前に…

「写真に写った自分の顔」好きですか?

この質問を20-50代の未既婚男女に行いました。写真の中の自分を嫌いだと思うかどうかは、自己肯定感と密接に相関があります(ただ、写真の自分は嫌いでも、そんな小さいことは超越して自己肯定感の高い人もいます)。一般に、自己肯定感は女性>男性です。なので、てっきり写真嫌いは男の方かと思っていたんですよ。

そしたら、意外や意外、最も嫌いと答えたのは未婚女性でした。

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コロナ禍が夫婦を壊すのではなく、元々アカン夫婦だということをコロナ禍が暴く

コロナ禍が夫婦を壊すのではなく、元々アカン夫婦だということをコロナ禍が暴く

コロナは人の生命を脅かします。
コロナは経済も崩壊させます。
さらに、夫婦の絆もまたコロナは破壊していきます。
その恐るべき毒性について書きました。

「コロナ離婚」という言葉が話題にもなっていますが、外出自粛・在宅勤務などで終日夫婦や家族が一緒にいることで顕在化してきた問題のひとつかもしれません。

一般的に「1人になりたい」欲求が強いのは男性だと思われてますが、実はむしろ女性のほうがより多く「

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一律10万円の給付に見る「大衆社会」から「個人化する社会」への幕開け

一律10万円の給付に見る「大衆社会」から「個人化する社会」への幕開け

すったもんだ、いろいろありながら、所得制限なし10万円一律支給が決まりました。

どうすればもらえるのか?についてはこちらに書いてありますので、参考まで。

基本全員給付だとするならば、3月1日現在の日本の総人口(概算値)は約1億2595万人(総務省統計局の人口推計)。全員に10万円を配ると、総額は単純計算で約12兆6000億円となります。

一方的な支給ではなく、あくまで希望者のみ。受け取りを希

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「人と接触するな」を突き付けられる「非接触の接続」社会へ

「人と接触するな」を突き付けられる「非接触の接続」社会へ

テレビなどでも最近頻繁にお見かけする北海道大学の西浦博教授(理論疫学)が提唱した「接触8割減」。

それを受けて、自治体でもいろいろ工夫をしているようです。

緊急事態宣言が出された直近の土日は、新宿・渋谷などの繁華街は確かに人影が見られないほどでした。JR東日本によれば、渋谷の土曜日の人出は98%減だったということです。

しかし、あけて今日13日の月曜日品川駅の状況を見る限り、いつも通りの出勤

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本当に利己的な人間は、決して蜘蛛の糸を昇ったりはしない

今日はこちらの記事から。

「新型コロナのような感染症への耐性の強い社会をつくるために、市民一人ひとりの行動変容がカギを握る」という記事に主旨には賛成だし、「社会の免疫力を高める」というのはいいキーワードだと思います。

しかし、タイトルにあるように「利他性が行動変化を促す」とか、記事の中で出てくる「自分だけでなく他人のためにもなるという利他性」を称賛するような「利他至上主義」的な話には、賛同でき

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「主観と客観」視点の多重化が行動を変える

「主観と客観」視点の多重化が行動を変える

僕の家の近所の公園は、まさに桜が満開でしたが、今週から「公園内での花見はご遠慮ください」という看板により、誰一人いないゴーストパークとなっています。しかし、まだ桜が二分咲き程度だった先々週は多くの家族連れで花見の宴会がなされていたことも事実です。

日本での感染拡大という事実で、人々の意識も大きく変わっています。

そんな中、ナイトクラブやバーで新型コロナウイルスに感染したと疑われる事例が東京都で

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