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相手のなかに”自分”を残したい、という生存欲求ー『うみべの女の子』観賞記録
セックスはつねづね自己本位な行為だな、とうんざりすることがある。
100%相手のため、とにかく献身的な行為なんてものは、存在しないと思う。
行為に及ぶ前も、最中も、とにかく自分の汚い欲望を、相手にさらけださなければならない。自分の快のために、相手をコントロールすることさえあるかもしれない。
浅野いにおの漫画が原作の『うみべの女の子』は、中学生の男女が性交渉に及ぶ場面が何度も登場するけれど、彼ら
「虫めづる姫君」(2)
虫めづる姫君の不思議なところは、それだけではありませんでした。
「人というものは、何かを取りつくろってはいけません。
何も手入れせず、自然に任せるのがいちばんすばらしいのです」
そう言って、姫君はありとあらゆるお化粧をしませんでした。
眉毛のお手入れはせず、ぼーぼーのまま。
また、当時のおひめさまは、歯を真っ黒に塗る風習があったのですが、
「あんなものみっともないし、汚いわ」
そういって、ま
あたしたちが無敵だった時代ー映画「わたしたちのハアハア」感想
ここじゃないどこかに行きたい。
つまらない学校も、生活も、つまらないわたし自身さえも変えちゃいたい。
Amazonの映画概要
福岡県北九州市に住むチエ(真山朔)たち女子高生4人組はクリープハイプの大ファン。地元ライブの出待ちで「東京のライブにもぜひ来てください」と言われ、東京行きを決意した4人は、高校最後の夏休みに1000キロも離れた東京を目指す。
クリープハイプのライブに行くため、彼女たち
「虫めづる姫君」(1)
このお話は、1000年ほど前に書かれた「虫めづる姫君」という日本古典文学作品を、KOJINオリジナルで「抄訳」したものです。
当時のおひめさまは、桜や蝶を愛することが、美しい女性としての「マナー」とされていました。 けれど、そんな考え方に正面からNOを突き付けた、少し変わり者のおひめさまがいたのでしたーー。
むかしむかし、美しい姫君がおりました。
その美しい姫ぎみは、蝶をたいへん愛していたので、
ボロクソ言われてる「竜そば」だけど、そんなに駄作ですか?ー「竜とそばかすの姫」擁護派の感想
結局、自分を縛っているのって、
過去の出来事とかではなくて”自分自身”だよねめっちゃアドラー心理学みたいな小見出しを付けてしまいましたが、
以下は「竜そば」(※竜とそばかすの姫)の要約です。
主人公である、ふつうの女子高生「鈴」は、小さい頃から母と一緒に楽しんでいた”歌”が大好き。
けれど、事故で母親を失ってしまい、その傷から歌えなくなってしまう。
「どうせわたしなんか…」と内向的で、「キラキラ