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鳥取、ひとり

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2020年に始まった鳥取生活で思ったこと、考えたこと、感じたこと。
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2023年3月、本を作ろうと思った鳥取でのできごと

2023年3月、本を作ろうと思った鳥取でのできごと

はじめまして。みうらです。
最近、本を作ろうと思い立ち、こっそり書きためていこうと決めたのですが、「自分の手元だけで書くのがいいか、公開して書いていくのがいいか」悩み、一旦両方やってみることにして、2023年4月の最初に始めたのが、このnoteです。
来てくださり、ありがとうございます。

こんな感じで、Podcastの方でもnoteにちらほらかいております。(基本は書評中心。)

ということで、

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たとえ私がいなくとも 潰瘍性大腸炎な私・2023年編

たとえ私がいなくとも 潰瘍性大腸炎な私・2023年編

目まぐるしい一年だった。
と一言で片付けることもできる。あわただしい一年だった。

年末年始で潰瘍性大腸炎という大腸の難病になり、あと少しで年度が終わるタイミングで休む羽目になる。1月後半から初めての休職だ。職場のある鳥取から、実家のある東京へ。奇妙な矢印の行き来をした。2月だけのつもりが、症状が悪化。寒い鳥取のアパートに戻って3月まで休み、新年度にやっと復帰した。
さすがにフルタイムにいきなり復

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文化の日だから文化的に?(岡山・広島への旅)

文化の日だから文化的に?(岡山・広島への旅)

鳥取に引っ越してきたのが2020年だったせいか、近くにある県に出かけていないことに気付いた。
移住4年目である。

計画そんな時、3連休の中日にデジタル・シティズンシップ教育研究会が広島であると知った。
広島には同じ時期に引っ越した友人がいたので、行こう行こうと思ってなかなか行けないでいた。
それにかこつけて、久しぶりに泊まりで出かけ会いに行くことに決めた。

旅行の計画はざっくり立てておきたいタ

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1学期授業の裏側での構想(国語x英語『言葉と表現』の授業)

1学期授業の裏側での構想(国語x英語『言葉と表現』の授業)

新学期から新しく国語科と英語科の教員で作る授業が始まった。
その名も『言葉と表現』である。対象は高校2年生で、選択科目となっている。
最初の単元となった授業については、以前の記事でも説明した。

英語科の教員2名と国語科の教員2名が担当することで、それぞれの興味のある授業を開発し、実施するという流れになった。
コマ数の関係もあり、私自身がメインで担当することは1学期はなかったものの、「国語と英語の

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潰瘍性大腸炎な私 2023年5月編

潰瘍性大腸炎な私 2023年5月編

病気が発症したのが去年の12月。ということは、半年くらい経った。
目まぐるしい半年だった。

コロナも落ち着いたゴールデンウィークに始まった5月。
私の住む鳥取にも多くの観光客が来ていた。
そんな中、今月は治療法に関して、いろいろ進展があった月だった。
(あくまで患者視点の話ですので、詳しいことは病院・医師など専門家に聞いてください。)

前回は、こちら。

2度の薬の変更最初に試したリアルダで逆

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わたしのキャリア〜地方で教員、病気になって立ち止まる編「無理しないで、私」〜

わたしのキャリア〜地方で教員、病気になって立ち止まる編「無理しないで、私」〜

社会人になって何年目なのか、段々とわからなくなってきた。
とりあえず、7年目に突入しているらしい。
年齢的にも、もうすぐ30代になるアラサーになった。

そんな私の短いキャリアの中でも、それなりにターニングポイントがあった。

最初の仕事は芸能マネージャー。

通信制大学で教員免許を取るため、インターン生活。

そして、コロナ禍が始まった2020年、鳥取での教員生活が始まった。

with コロナ

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わたしのキャリア〜インターンしながら通信制大学編「居心地の良さを求めて」〜

わたしのキャリア〜インターンしながら通信制大学編「居心地の良さを求めて」〜

社会人になって何年目なのか、段々とわからなくなってきた。とりあえず、7年目に突入しているらしい。年齢的にも、もうすぐ30代になるアラサーになった。

そんな私の短いキャリアの中でも、それなりにターニングポイントがあった。

舞台業界に憧れた私は、まず芸能プロダクションに就職するものの、1年半で退職。
教員になるために、通信制大学に入ることにした。

インターンをしながら教員を目指す仕事を1年半で辞

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わたしのキャリア〜ファーストキャリア編「憧れだけでは食えない」〜

わたしのキャリア〜ファーストキャリア編「憧れだけでは食えない」〜

社会人になって何年目なのか、段々とわからなくなってきた。
とりあえず、7年目に突入しているらしい。
年齢的にも、もうすぐ30代になるアラサーになった。

そんな私の短いキャリアの中でも、それなりにターニングポイントがあった。

就活なんてしたくなかった!大学生活は順調に進んでいた。1年半、ミュージカルサークル漬けで過ごした後、交換留学へ。休学・留年もなく、3年生の3月を迎えた。
就活の解禁の時期だ

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「帰省」すること

「帰省」すること

このゴールデンウィークは、東京に帰省した。
久しぶりの満員の飛行機。後ろから、「イヤダ。ヤダー!」という元気のいい絶叫が聞こえてくる。
私が知っている鳥取ー羽田便は、いつも静かで横の席もあいていて、寝れるくらいには空いていた。その上、観光客の姿もほとんど見当たらなかった。コロナ禍の終わりを感じた。
どうぞ、泣いていいんだよ、お子さん。私もそっち側だったから。

子どもの頃の「帰省」私にとって、最初

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鳥取の映画館だからこそ出会った映画〜三宅唱監督特集に寄せて〜

鳥取の映画館だからこそ出会った映画〜三宅唱監督特集に寄せて〜

4月、湯梨浜町にあるjig theaterに通いまくった。
三宅唱監督の映画を観るためだった。

『ケイコ 目を澄ませて』から辿る鳥取で「映画館で映画を観ること」

3月、日本アカデミー賞で岸井ゆきのさんが、主演女優賞を受賞した。
三宅監督の『ケイコ、目を澄ませて』での演技に対してで、ちょうど3月にjig theaterでかかることになった。
(にしても、ボクシング映画で主演をすると、賞をもらえる

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潰瘍性大腸炎な私 2023年4月編

潰瘍性大腸炎な私 2023年4月編

どうも病気になりまして。
4月の変化を書いていきます。

3月までは、Podcastのnoteで発信していましたが、4月から個人のnoteを始めたので、今後はこちらに。

職場復帰4月、2ヶ月ほど離れていた職場に復帰した。
職場に病気であることを伝えて、休職せざるを得なかった私にとって、職場に戻る時も、交渉はしやすかったように思う。
そして、職場で受け入れてくださった同僚の皆さんも理解を示していた

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「心」ってどう訳す?(国語x英語『言葉と表現』の授業)

「心」ってどう訳す?(国語x英語『言葉と表現』の授業)

新学期から新しく国語科と英語科の教員で作る授業が始まった。
その名も『言葉と表現』である。対象は高校2年生で、選択科目となっている。

日本語の言葉を外国語との差異から見る一番最初の単元として取り組んだのは、英語と日本語の言葉の違いを単語の差異から見つめること。まずはミクロなレベルでの差異を通して、表現の幅に触れてもらうことが狙いだ。

今回選んだ言葉は、「心」である。

「心」という言葉にしたの

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予定はひとつあればいい

予定はひとつあればいい

これからの自分に約束しよう。
休みの予定は1個あれば、それだけで十分。
目的に従って、おのずと寄り道の方角も見えてくる。
ないならないで、とりあえずカフェにでも行きましょうか。

ということで、趣味にカフェ巡りを追加しようかな。
いや、もはやそっちが本当の趣味ではないですか?

東京は休みの日人が多すぎて、ふらふら店探すのも大変だけども、選択肢がいっぱいあるのは楽しい。予約しないと大変だけど。

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幕が上がる〜新年度を前にして〜

幕が上がる〜新年度を前にして〜

2023年4月3日。職場復帰した。潰瘍性大腸炎の最初の活動期が一旦落ち着いた頃だった。
前日はベッドに入っても、目から冴えていって寝れなかった。心臓がドキドキしている。遠足前日のような気分だった。

1、2ヶ月前は毎日寝込んでいたから、働けるようになっただけで、少し安心する。
社会に居場所があるような。

もっと休んだら?と言われることもある。
でもやりたい「仕事」がたくさんあった。
そのためには

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