記事一覧
エッセイ:豆腐にハマった27歳男性。
数ヶ月前から、豆腐にハマっている。
書いてみて思ったのだが、「豆腐にハマる」という言葉を使ったのは人生で初めてかもしれない。
「プラモデルにハマる」とか、「タピオカにハマる」とか、そういったものに『ハマる』のはまだ理解できる。ただ、その対象が「豆腐」となると、なんだか不思議な気持ちになる。
僕が豆腐にハマったのは今から4ヶ月ほど前のことだ。
当時、僕は風邪を引いていた。コロナではなかったの
「自己啓発本」って意外と面白い。
僕は「自己啓発本」が好きだ。
こんなことを言うと、まるで僕が「意識高い人」に見えてしまうかもしれない。毎朝6時からランニングと読書を欠かさず、仕事終わりには社会人セミナーに参加。週末は有名な起業家と一緒のバーベキューをして、Twitterでの情報発信を欠かさない…。
そんな人物に見えてしまったのなら、それは間違いだ。
いつも朝は自宅にいる2匹の猫に起こされて嫌々ベッドから起き上がるし、まとも
短編小説の文字数制限について考えたこと。
僕は昔から趣味で小説を書いていた。「小説」と聞けば誰もが100ページを越えるくらいの長い物語を想像するだろう。僕も例外ではなく、僕にとっての「小説」はいつも「長編小説」のことだった。
これまで僕が読んできた小説も、全て100ページを超えるボリュームだったから、「小説とはそういうものだ」と思い込んでしまうのも無理はないだろう。
だがある時、「短編小説」というものに出会った。それは1万字前後で完結
AIに物語を書いてもらったら... 意外と面白くなった!!
noteでAIを使って文章を書くことができるようになった。
キーワードを入力するだけでAIが自動で記事を書いてくれる機能のようだ。
今回、その機能が使えるようになったので、試しに使ってみることにした。
AIが「物語」を書ける!?僕が知っていたのは「AIが記事の見出しを考えてくれる」という程度だったのだが、実際にnoteで使えるAI機能を見てみると、驚くべき機能があった。
それが『童話を作る』
日常に潜む『虚無の時間』
僕は日常の中に必ず『虚無の時間』があると思っている。
『虚無の時間』なんて仰々しく感じられてしまうけど、もう少しわかりやすい言い方をすれば『無駄な時間』ということだ。でも、大袈裟な言い方の方が面白いし、ここでは『虚無の時間』と言っておこう。
僕たちが生ている24時間の中には必ず『虚無の時間』があって、その間僕たちは何もできない。何もせずに時間が過ぎていくのだから、もはやそれは死んでいるのと一緒
Kindleでの個人出版についての備忘録
個人的にKindleで本を出版することにした。
その本は僕がこのnoteで名乗っている名義とは別名義での出版になるのだが、こちらのnoteでKindle出版についてメモを残しておきたい。
Kindleなら個人で簡単に本を出版できる!!「Kindle(キンドル)」はAmazonが提供している電子書籍のプラットフォームだ。実際にKindleで電子書籍を買ったことがある人も多いだろう。
ものすごい
エッセイ:危険なおじいさん
数ヶ月前、僕がフードデリバリーの仕事をしていた時のことだ。
足立区の北の方まで配達をしている時、ある駅の前を通った。僕が軽快に自転車を走らせていると、少し前方に買い物帰りと思しき高齢の女性がいた。自転車のカゴに大根などの野菜を入れて、ハンドルに小さな買い物袋を下げている。それ自体は何の変哲もない、よくある昼下がりの光景だった。
しかしその数秒後、目を疑う光景が飛び込んできた。
かなり勢いをつ
「ふるさと納税」は、新しい趣味との出会いの場だった。
先日、初めて「ふるさと納税」というものをやってみた。
ご存知の方も多いだろうが、ふるさと納税は日本全国の様々な地域自治体に寄付ができる制度で、寄付した金額分だけ翌年支払う所得税や住民税が少なくなる。つまり、来年払う税金を今年払っておける制度と言うわけだ。しかも、寄付する自治体を自分で選べるから、自分の出身地や昔住んでいた町などに寄付をして地域を応援することもできる。
そして、このふるさと納税の
風呂上がりに前歯が吹っ飛んだ話。
僕が社会人2年目の時の話だ。
当時僕はIT系の会社に勤めていて、いつも夜遅くまで仕事をしていた。その日も夜まで仕事をしていて、かなり疲れた状態で自宅に帰ってきた。当時の僕は仕事終わりにコンビニかスーパーで弁当を買って帰るのが日課になっていた。今思えばなんとも不健康極まりない習慣だ。
その日もいつもと同じようにスーパーに寄って、安売りになっていた弁当を手に取った。その時、見慣れた銀色の缶が僕の視
短編小説 『junk memory』
その日の朝、目の前から差し込む明るい光に、僕は思わず目を細めました。明るさに目が慣れた頃、僕の前にはいつも通りピシッとスーツを着込んだ彼が座っていることに気が付きました。いつものようにシャツの袖をまくり上げ、そのまま背中を後ろにぐいっと伸ばす。そして、大きく息吸って、吐く。これは、彼が仕事を始める前の毎日のルーティンなのです。これを見る度に、僕も今日一日が始まったんだなと感じます。
彼は軽快にキ