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蛸文(たこふみ)の読書記録

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僕の読書記録です。月に3〜4冊ぐらいのペースで更新してます。
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#子育て

【自分でできる子に育つほめ方叱り方】たまに子育て本を読んでリセットする

【自分でできる子に育つほめ方叱り方】たまに子育て本を読んでリセットする

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆

〜モンテッソーリ教育論簡約版〜子育てをしている人なら一度は聞いたことがある「モンテッソーリ教育」。

「子どもを大人の都合でコントロールしようとしない」
「子どもはプロセス中心で叱る・ほめること」
「子どもを1人の人間として意識すること」

モンテッソーリ教育を簡単に書くと上記のようなことだと思うのだが、本書はその内容をコンパクトにまとめた一冊だと言える。

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【8050問題 中高年ひきこもり、七つの家族の再生物語】親と子、そして家族のあり方とは?

【8050問題 中高年ひきこもり、七つの家族の再生物語】親と子、そして家族のあり方とは?

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆

〜当事者家族のノンフィクション〜80代の親が50代のひきこもりを抱え込む「8050問題」。
昨今、80代の親の死体を遺棄する事件や高齢の親が50代の子を殺害する事件など、スキャンダラスな事件とともに取り上げられる社会問題である。

「ひきこもり」という言葉が世間で使われるようになったのは、僕が小学生ぐらいの時だと記憶している。20年以上前のことだ。その頃に知ら

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【愛着の子育て】自分を知り、我が子に与える

【愛着の子育て】自分を知り、我が子に与える

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆☆

〜今までで一番心を打たれた子育て本〜すごく良い本に出会ったと思う。

本書の著者であるダニエル・J・シーゲルとティナ・ペイン・ブライソンは一時期話題になっていた「『自己肯定感』を高める子育て」(僕は未読)の著者でもあり、2人の共著による子育て本はこれで4冊目だそうだ。

「科学に基づいた子育てメソッド」なんていう子育て本はいくつもあるが、その数ある子育て本の

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【女の子は8歳になったら育て方を変えなさい】子育てに悩むならこの本じゃなくてもいい

【女の子は8歳になったら育て方を変えなさい】子育てに悩むならこの本じゃなくてもいい

オススメ度(最大☆5つ)


※本書について、かなり酷評しています。
この本を好きな人などは、不快な気分にならないよう、自己責任で読んでください。

〜エビデンスの無い育児書〜著者は教育コンサルタントという肩書きで活躍している方らしいが、本書は参考文献やエビデンスは何もなく著者の考えがつらつらと書き綴られている一冊。

全体を通して、内容が「著者の思う事」の域から出ていないような印象だ。

正直

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【小児科医のぼくが伝えたい最高の子育て】子育てに悩んだ時に触れたい優しい言葉

【小児科医のぼくが伝えたい最高の子育て】子育てに悩んだ時に触れたい優しい言葉

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆

〜子育てで混乱しないために〜今、自宅に4ヶ月の娘がいる僕は、まさしく子育て真っ只中だ。

娘が産まれてから、親になったという意識が芽生えて「この子のために何が出来るだろうか?」という事を考えて、子育てに関連した本を買って読んだり、ネットでいろいろと調べたりした。
早期教育?成長に良い食べ物?読み聞かせの習慣?
自分の子のためにやらなければいけない(と思ってしま

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【「家族の幸せ」の経済学】子育てこそ事実を基に冷静に判断をするべき

【「家族の幸せ」の経済学】子育てこそ事実を基に冷静に判断をするべき

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆

〜子育てに関する「神話」の正体〜「帝王切開は赤ちゃんに悪影響だ」
「赤ちゃんには母乳が1番」
「3歳まではお母さんが子育てに集中すべき」

などなど、出産・子育てに関する話は様々あり、信念を持って信じている人もいれば、正直そういう話にうんざりしている人もいるだろう。

かくいう、僕の妻も子どもをベビーカーに乗せて町を歩いていた時、近所の老齢の女性に話しかけられて

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【子育てベスト100】子育てのヒントが散りばめられた辞書のような一冊

【子育てベスト100】子育てのヒントが散りばめられた辞書のような一冊

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆

〜辞書のように使える一冊〜最近、僕にも愛おしい娘が産まれて、「子育て」に対する関心が異様に高まっている。

産まれてくる前には「五体満足で無事に産まれてくれればそれでいい」と思っていたのが、いざ、産まれたばかりの娘を目の前にすると「こんな女の子になって欲しい」とか「こんな人間に育って欲しい」とか、娘に対する欲望がどんどん増えていく。

本書は3歳〜小学6年生を

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【ママにはなれないパパ】父親目線での育児エッセイ

【ママにはなれないパパ】父親目線での育児エッセイ

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆

〜妻にすすめられ手にとった一冊〜妻が妊娠して、もうすぐ第一子を迎えようとしている我が家。
妻から「読んでみて」と言われ手にとってみた本書。

お笑いトリオ森三中の大島さんの夫である放送作家鈴木おさむさんの子育てに関するエッセイで、いわゆるパパ目線での育児本である。

正直、僕自身、父親になる実感がまだなんとなく無い状態で、父親になった人の経験談を読むのは良い機会

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