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生まれた国フランスのパリに一人で行く夢を叶えること:年齢よりも、本気で夢を叶えたいか、一歩を踏み出す勇気があるか、それが大事なこと

夢から生まれて、夢を与えること

実はこの度フランスのパリに
行くことになりました。
家族も親戚もいないので、
本当に一人で行く形になります。
知らない人のために少し私の話をすると、
私は日本育ちでアメリカに3年半住んだ私ですが、
フランスのパリで生まれました。
フランス語はあんまり話せないないですが...。

行く理由はいろんな想いがあっての事なので、
簡単にはまとめられませんが、物心ついた頃から、
「いつか自分の力でフランスに一人で行って
自分の力でフランス生活を経験する」

そうずっと心に決めていて、
いろんな意味で準備が整い、
その時が来たなと思ったからです。

私が渡航の話をするとみんなに、
「若いっていいね〜」「夢があっていいね」
そう言われます。私は今26歳なので、
これから結婚したり家族ができたりすると
自分の事以外の責任が増えて、
なかなか挑戦することが難しくなってくる。
確かにそれもあって、
タイミングは今かなと思いました。

でも、それと同時に、若くなくても夢は持てるし、
夢を追い続けることはできるのに...
夢を持つだけじゃなくて、叶えればいいのに...。

そんな事も思ってしまいました。
実際に歳を重ねてからしか
わからないことも多いだろうし、
たった26歳。人生のことを語れる
歳なんかじゃないです。
でも、1つ聞いて欲しいことが....

今回の夢のフランス行き。
この夢が生まれたのは、
もともと私の親の夢からでした。

私の両親は、一般の人よりも年齢を重ねてから
結婚をし、私を授かりました。
世間一般で行ったら、
年齢的にもいろんな意味で安定している年齢で、
さらに結婚して子供を授かるとなると、
なおさら安定を求める年齢だったと思います。
でも、私の両親は、
「フランスに住んでみたい!」
と言う夢を持っていて、
安定よりもその夢を叶えることを選び、
そして私がフランスで生まれました。
両親ともに仕事をしてきていたので、
隙間時間にしかフランス語の勉強は
できていなくて、フランス語は
そこまでできない状態だったと思います。
また、フランスに行く決心をしてから
私を身ごもったことが発覚したので、
安定を求めたら、フランス行きを
諦めて日本で出産して
そのまま日本で暮らす、
その道も選べたはずです。
フランスで暮らすとなったら、
言語の壁はもちろん文化の壁などもあり、
文面ではフランス生活というと
キラキラして聞こえますが、
リスクを負うことや苦労を
することの覚悟は相当必要だったと思います。

特に母にとっては、
初めての、しかも高齢出産で、
さらに外国での出産。
旦那さんがフランスの人
というわけではないので(普通に日本人です)、
両親ともにわからないこともあり、
不安も大きかったと思います。
でも、夢を叶えることを諦めませんでした。

私の両親は、フランスに住む
という大きな夢を叶えた後も、、
子育てなどなかなか挑戦しづらい環境でも、
年齢を重ねた後でも、
小さいことでもいつも挑戦し続けています。

父は、短歌や俳句が好きで勉強し、賞をとったり、
韓国語を独学で勉強をして、
勉強開始1年後に力試しに
一人で韓国旅行に行ったりもしていました。
母は、フランス語のレベルが落ちないようにと
日本に帰ってきてからも
20年以上フランス語を勉強しています。
パイプオルガンを弾いてみたい
という小さな夢もあり、
数年前には仕事をしながら
パイプオルガンを習っていたこともありました。
そんな姿を見ていると、
夢の大きさにもよるかもしれませんが、
年齢よりも、本気で夢を叶えたいかが、
一歩を踏み出す勇気があるかが、
それが大事なことなんじゃないかなと思います。

まだ未熟な26歳でわからないことがたくさん。
まだ、人生や夢を語れるほどの人間ではないですが、
もし私の生き方、今回のフランス行きから
伝えられることがあるとしたら、
叶えたい夢があるなら諦めないでほしい、
そんなことが伝えたいです。

最後に少しだけ両親に感謝の言葉を。
私は両親の夢を叶えたことで
フランスで生まれました。
父母の夢の中で産んでくれたことに感謝しています。
両親からはたくさん学んで成長させてもらって、
与えてもらったものが
たくさんあるかもしれませんが、
フランスで産んでくれたことが
いちばんのプレゼント
だったかもしれません。
こうやって小さい頃から
いろんなことを挑戦することの
原動力になっていたかもしれないと思うと。
お父さん、お母さん、ありがとう。

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