デジタルの弓兵たち
弓兵たちが放つ矢のようなSNS
何本刺さろうが私はタップを止めない。
右肩を貫通しても歩みは止めない。
私の心は鎧、急所は一点だけ。
頭や目でもない。
心臓そのもの。
鎧を纏わずとも跳ね除ける。
ヒビが入っていく。
それでも跳ね除ける。
ヒビが深く広がっていく。
不覚にも弓兵の矢が尽きる。
嗚呼、射抜いて欲しかった。
嗚呼、ここまで近付いたのに。
矢の本数を増やすように言い残し
私はまた一人の部屋へ戻っていく
ヒビはすぐ癒えてより分厚くなって。
ある日を境に、弓兵たちはいなくなった。
メンヘラで引きこもり生活困窮者です、生活保護を申請中です。ガスも止めてスポーツジムで最低限の筋トレとお風呂生活をしています。少しでも食費の足しにしたいのが本音です。生恥を重ねるようで情けないのですがお慰みを切にお願いします。