記事一覧
大丈夫。大したことはないし、すべては変化しているし、いつまでも続かないから
私たちはいつも
「安心」や「安全」や「安定」を
得たいと思って、
それを追い求める生き物ですが、
ある時、
そんなものは存在しないんだ、ということに
気づいたりします。
それでも、この社会は
安心や安全や安定を得るために、
頑張って、働いて、頑張って、消費する、
というシステムになっていますから、
みんながそこに気づいてしまったら、
このシステムの形がかわってしまうのかもしれませんね(笑
「愛と性と存在のはなし」第1回 〔性的マイノリティは存在しない〕 赤坂真理
「男/女」と単純に分類しがちな私たちの「性」というものは、本来とても繊細で、多様だ。それは少しずつ認識されつつあるが、いま私たちが性を語る言葉は、あまりに人々を分断し、対立させ、膠着させるものではないだろうか。各々が性を語るその言葉の前提は、確かだろうか。マジョリティだと自認するあなたの「性」が、本当はもっと複雑で、深淵なものだとしたら――。私たちの内なる常識に揺さぶりをかけ、いまだ誰も語りえない
もっとみるドストエフスキーと口述筆記。
きのう、なぜかドストエフスキーの話になった。
糸井重里さん、加藤貞顕さんと一緒にお昼ごはんを食べ、店を移動してだらだらとコーヒーを飲んだそのひとときに、なぜかドストエフスキーの話になった。「なぜか」というのはちょっと嘘で、理由ははっきりしている。ぼくがドストエフスキーTシャツを着ていたからだ。話はドストエフスキーが苦しまぎれに採用した、口述筆記に移った。
ドストエフスキーの著作のうち、少なくと
人生がいろいろすぎて気が遠くなる
ひょんなことからひとの半生をのぞき見し、その人生や家族の在り方の多様さに気が遠くなることがある。昨日もそんな日だった。
出張帰り。
羽田から渋谷駅に移動すると、どんよりとした空から大粒の雨が落ちていた。文字どおり抜けるような青空だった大分からのギャップに、うへえと声が漏れる。新調したばかりのお気に入りの靴を濡らしたくもなく、タクシー乗り場に歩いた。
10組ほどの列の最後尾に並ぶ。退勤ラッシュ
「思う」について思うこと。
これ、よそで言ったら大変なことになっちゃうね。
気のおけない友人たちとおしゃべりしていると、そういう話題に踏み込むことがある。SNSに書いたら間違いなく炎上しそうなこと。炎上するほど有名人じゃなかったとしても、たくさんの誤解を招き、軽蔑を招きそうなこと。そういう話題はなるべく避けて、ぼくらはSNS社会を生きている。
なんとなくこれ、「いいこ」を演じて、「いいこと」だけを言って、やればやるほど自
クリエイティブにとっての最大の敵。
先日、会社の田中さんから妙な感心のされかたで言われた。
「古賀さんは〇〇〇の原稿をやっていたときも、毎日 note を書いてたんですよね」。これだけ聞くと、どんなに忙しくとも実直に更新を続けるまじめなひとのように映るかもしれないけれど、感心のポイントはやや異なる。彼女が言わんとしていたことを年長者への礼を排したことばに置き換えると、「お前はあの原稿が大幅に遅れ、あの最恐におそろしい編集者さんから