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天草騒動・目次

はじめに
 島原の乱を題材にした江戸時代の実録物、『天草騒動』の現代語訳です。冒頭を読めばすぐにわかるように内容には史実と違うところが多々ありますが、読み物として、とても楽しめるものだと思います。

 次の2つは天草騒動のハイライトシーンです。物語の雰囲気を知りたい方は、こちらだけでもどうぞ。
千々輪五郎左衛門と鍋島甲斐守の一騎打ち(34から抜粋)
一揆の軍師、蘆塚忠右衛門の最期(64から抜粋)

 本文は、この下から読めます。

第1章 切支丹宗の流布

1.南蛮国の陰謀
2.破天連、日本に渡る
3.織田信長公異人を安土に召す事
4.南蛮寺を建立し仏法を弘める事
5.島左近、難病をわずらう事
6.島左近、南蛮寺に参詣の事
7.高山右近味方となる事
8.ヒヤン中村修理にちなみを結ばんと謀る事
9.白翁ヒヤン問答
10.南蛮寺破却の事
11.市橋島田両人の奇術を上覧の事
12.切支丹宗門きびしく御制禁の事
13.千寿院、京都にて召し捕られる事
14.板倉伊賀守殿の賢明なる成敗の事

第2章 動乱の勃発

15.天草島浪人森宗意軒の事
16.天草島諸浪人の由来の事
17.天草玄察表具を仕立てる事
18.富岡の士不覚の事
19.浪士のともがらを大将に頼む事
20.天草四郎を総大将に立てる事
21.森布津村の者ども唐津勢を欺く事
22.蘆塚知謀をもって唐津勢を破る事
23.三宅藤右衛門後詰めの働きの事
24.渡邊小左衛門同意の事
25.渡邊小左衛門召し捕らえられる事
26.深江村一揆に味方する事
27.一揆の者ども兵糧武具を奪う事
28.一揆の者、原村に集合の事

第3章 籠城

29.原の古城を修復し要害を構える事
30.将軍家大評定の事
31.鍋島甲斐守殿の乳母の願いの事
32.原城最初の合戦の事
33.有馬、寺澤、松倉の三家の勢敗北の事
34.鍋島甲斐守殿と千々輪五郎左衛門の戦いの事
35.江戸表へ注進の事
36.鍋島甲斐守殿勇功の事
37.原の城大合戦の事

第4章 籠城戦

38.大将四郎大夫蛇蝎退治の事
39.松平伊豆守殿島原表に下向の事
40.板倉内膳正殿御立腹の事
41.葭田三平討死の事
42.板倉殿討死の事
43.松平伊豆守殿戸田左門殿島原着陣の事
44.松平伊豆守殿釣井楼の事
45.山田右衛門孝心の事
46.正月十一日夜討ち仕損じの事
47.蘆塚夜討ち謀略の事
48.一揆の兵ども腰兵糧を落とす事
49.大矢野、千々輪の働きの事
50.原城中困窮の事

第5章 落城

51.北条安房守殿軍配の事
52.黒田家の先鋒の戦いの事
53.細川家総攻撃の事
54.千々輪五郎左衛門力量の事
55.黒田家惣曲輪一番乗りの事
56.森宗意軒最期の事
57.仁木勘解由、智弁の事
58.鍋島甲斐守殿、二の城戸きど一番乗りの事
59.千々輪五郎左衛門討死の事
60.原の城二の丸を攻め落とす事
61.原の城手詰めの戦働きの事
62.細川家手楯の事
63.長岡帯刀、大矢野作左衛門を討ち取る事
64.蘆塚忠右衛門討死の事
65.渡邊四郎大夫最期の事
66.山田右衛門助命の事
67.諸将御軍令によって糺明の事
68.大団円の事

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