ダンス・マカブル 草稿5

四章 スケープゴートの後悔 (一)001   一通り話し終わった。というのも、俺が現場の状況を詳しく説明し、神納木さんは他の事件について語ってくれた。基本的にはほぼ同じ状況。一人目が死んで、何者かに二人目が殺される……そして、人目がつかない場所で、一人目の遺体が発見される。   発見さ…

「夢幻回航」12回 酎ハイ呑兵衛

「夢幻回航」 12 酎ハイ呑兵衛 如月姉弟が車を走らせていると、ビルが立ち並ぶ影から、何かが飛び出してきて、結構大きな音をたてて車に打つかった。 淳也は車を止めて、確認のために外へ出てみた。 まだ、周りに人が多く、車も数が多かった。 宵の口。 というか、まだ時間は21時位だった。 順…

十二国記を読み直しています。只今4巻目を読み終わりました。

小野不由美さんの傑作ファンタジーですが、なんかすげー優しい世界に感じます。 この本、国を憂えて決起をする大将と、囚われのキリンの話ですが、合戦ものにありがちな、大迫力の合戦シーンはありません。 王の威信を表すのに、大合戦は要らないのです。 王が治世を誤らなければ、国に混乱が起こらず…

「夢幻回航」11回 酎ハイ呑兵衛

紺色の軽自動車が、6階建ての集合住宅が建ち並ぶ一角に止まった。 ドアが開き、ドライバーシートから降り立ったのは、山田正広だった。 建物にはそれぞれ番号が振られていて、2と書かれた建物に、山田の足は向いていた。 いつもよりも少しだけ身形を整えているあたりが、山田らしからぬところであった…

「夢幻回航」10回 酎ハイ呑兵衛

猶は結局ドクター佐治の所に入院となってしまった。 猶の上司は事情を聴いて、猶の容態を確認してから帰っていった。 沙都子と世機も家に戻ることを決めた。 猶のことは心配だったが、佐治に任せておけば大丈夫だろう。 力の抜けた足取りで、ゆるゆるとドクター佐治の病院をあとにした。 廃校の跡地…

創作のツールについて

わたしは仕事に使う文章も、小説を書くのにもLibreOfficeというものを使っています。 それと、Androidスマートフォンを使用しています。 移動中は電車の待ち時間などを利用して、創作にふけっています。 Androidスマホでは、AndrOpenOfficeと言うフリーのオフィスソフトを使っています。 それらを連携…

「夢幻回航」 9回 酎ハイ呑兵衛

里神翔子と協会の関係が語られた。 里神翔子は元々は協会所属の呪術師だったらしい。 協会員の師匠に育てられたが、彼女は協会の教育機関を使わずに普通の高校を卒業した。 この時に付き合いのあった同性の友達がテロ事件に巻き込まれるのだがその友達を助けようとして、 組織に接触を試みた時に、思…

「夢幻回航」8回 酎ハイ呑兵衛

鬼の支配が切れたのだろうか。 鬼が外へ逃げ出してしまってから、猶は脱力してくずおれてしまった。 沙都子は猶を抱きとめた。 猶はほんの数秒で意識が戻った。 「鬼の意識が流れ込んできて、やつの目的がわかりました」 「?」 「やつの目的は封筒に入った手紙です。手紙の中に書かれていることは、…

「夢幻回航」7回 酎ハイ呑兵衛

事件の進展がないままに、一日が過ぎていった。 神憑世機と夜羽沙都子は今日は表の仕事で忙しかった。 裏の仕事を始めるのは、表の職業であるテクニカルライターの仕事が終わってから取り掛からなければならない。 テクニカルライターと言っても、本を出すようなことはなく、Webライターと言われるネ…

「夢幻回航」6回 酎ハイ呑兵衛

山田正広は世機と沙都子と別れた後に、デスクに戻って残務に取り掛かろうとしていた。 「やる気でねぇな」 などと言いながらティッシュでスマホの画面を拭いていると、メールの通知が表示されているのに気が付いた。 確認してみると、発信元は先ほど調査依頼をした相手だった。 『中村紅葉(なかむら…