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「聴くこと書くこと生きること」学びnote

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書くこと、生きることを学ばせていただくnoteです!
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天声人語の「写経」を1カ月続けて得られた、3つの学び

天声人語の「写経」を1カ月続けて得られた、3つの学び

私は3月12日から、朝日新聞の「天声人語」を毎日ノートに書き写している。いわゆる「写経」というやつである。そして開始から1カ月が過ぎた今、「この習慣を続けて良かった!」と心底感じている。

写経を始めたきっかけは、ライターのさとゆみさんが「CORECOLOR」で書いていたコラムだ。一日限定公開だったので記事はもう残っていないのだが、そこではさとゆみさんの「ビジネスライティング道場」に参加した、ある

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書き手にとってのおしゃべりとは。

書き手にとってのおしゃべりとは。

おしゃべりのありがたさを考える。

ぼくはライターであり、書くことを職業とする人間だ。実際にいまもこうして、お金にもならない文章をつらつらと書いている。書くことを苦にしないし、むしろ好きだったりする。

そしてどうして書くことが好きなのかと問われた際には、「話すのが苦手だから」と答えたりする。対面するとうまく話せない。緊張のあまり思ったことがことばにできない。家に帰ってから「ああ言えばよかった」「

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#289【ゲスト/編集者】人気ネットメディア編集長が語る、雑誌とネットメディアの違い

#289【ゲスト/編集者】人気ネットメディア編集長が語る、雑誌とネットメディアの違い

このnoteは2021年12月21日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。

プレジデントオンライン編集長が語る、ビジネス誌のすみ分け渡部:フォレスト出版チャンネル、パーソナリティの渡部洋平です。今日は編集部の森上さんと共にお届けしてまいります。森上さん、今日もよろしくお願いいたします。

森上:よろしくお願いします。

渡部:今

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【取材・執筆】Beyondmagazineでyurinasiaさんを取材しました!

【取材・執筆】Beyondmagazineでyurinasiaさんを取材しました!

NHK 連続テレビ小説 「虎に翼」 のオープニング振付も担当するyurinasiaさんを取材した記事が本日Beyondmagazineにて公開されました。

幼い頃から音楽が好きな両親のもとで音に触れてきたyurinasiaさんは、中学3年生の時にダンスが習えるものであることを知ります。

大手CMやTV出演、振付を行いながら、今もyurinasiaさんが福岡県水巻町で踊り続けている理由とはーー。

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猫山課長ビジネスの再現性について考えてみました

猫山課長ビジネスの再現性について考えてみました

昨日、猫山課長が面白い記事をアップしていました。「猫山課長」というビジネスモデルは再現性がないので、下手に真似すると逝ってしまうという話です。

猫山課長はビジネスの重要なポイントとして「安定性、健全性、再現性」の3つを挙げています。しかし、「猫山課長」というキャラに依存したビジネスは再現性が低いため、真似ると危険、というのが主な論点でした。

これ、半分くらいは確かにその通りだと思うのですが、で

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ライターの僕が本気で取り組んでいる、文章力を鍛えるためのアホな試み。

ライターの僕が本気で取り組んでいる、文章力を鍛えるためのアホな試み。

ほぼ毎年、エイプリルフールが来ると、普通に書いたら「そんなことあるかい!」とツッコまれそうなネタをFBに投稿する。

毎回意識しているのは、いかに4月1日だということを忘れて没入して読んでもらえるか。その結果、どれぐらいの人が信じてくれるか。

4月1日が来ると、エイプリルフールが来た、そう簡単に騙されないようしようと警戒する人も多いだろう。その壁を突破するために特に重要なのは、文章の世界に引きず

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やわらかいことば

やわらかいことば

仕事をしていると時々、悲しい出来事が起きます。

たとえば、同じ文章の仕事でも、「ぼく」に依頼してくれる人と、「ライターとしてのぼく」に依頼してくれる人では扱われ方は大きく違います。「ぼく」に声をかけてくれる人は、ぼくの書く文章を求めてくれていて。「ライターとしてのぼく」として接する人は、「ライター」としてしか見ていない。まぁ、当たり前のことなんだけど。

「ぼく」をひとりの人間として見てくれてい

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書いた量と推敲の量は、裏切らない。

書いた量と推敲の量は、裏切らない。

第三回教養のエチュード賞への応募作品に対して、一通ずつ手紙を書いています。

前回も「読むことは教養のエチュード」と名付けて、全ての作品にコメントを添えて紹介したけれど、今回は一人1000文字ずつだから一段と気合が入っています。「読むこと」を最大化させることは「書くこと」だから、真剣に読むためには書かなきゃいけない。そう、ぼくにとって読むことは教養のエチュードなんです。

回を重ねるとわかってくる

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自堕落な「人間失格」女子が、どうにか得意を見つけ社会と繋がり、ライターとして独立するまでの7年の話

自堕落な「人間失格」女子が、どうにか得意を見つけ社会と繋がり、ライターとして独立するまでの7年の話

ライターの仕事をやりはじめて、3年が経つ。昨年からはフリーランスにもなって、スタートアップに関する記事を書いたり、いつかやってみたかった雑誌の仕事をしたり、経営者の発信サポートに関わらせてもらうことになったり、とても楽しく仕事ができている。

仕事内容だけじゃなくて、働き方も最高。仕事をする場所も、時間も、相手も自分で決められるのは快適で仕方がない。決めるのもやるのも責任取るのも自分。単純明快だし

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AI生成で30万枚作ってわかったこと

AI生成で30万枚作ってわかったこと

2022年の8月ころから生成AIとの付き合いを開始して、最初はMIDJOURNEY(初期バージョン)から始まり、NAIに移行し、MIDJORNEYのバージョンが上がって、NIJI-JOURNEYを少し触ったあたりで、RTX4090を買ってStable-Diffusionのローカル環境に場所を移しました。

2022年8月から2023年2月まで、だいたい一年と200日(約565日)
生成枚数は32万

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稀人ハンタースクール、2年生に進学します。

稀人ハンタースクール、2年生に進学します。

稀人ハンター・川内イオという人私がイオさんの記事に初めて触れたのは、東洋経済オンラインに掲載された、男性公務員から女性釣り師に転身した田中さんの記事だった。
記事は、田中さんが初めて職場でカミングアウトするシーンから始まる。
いままで男性として出勤していた田中さんが、メイクをして、ハイヒールで職場に向かう。田中さんの心臓の音や、ごくりと唾をのむ音まで聞こえてくるほどの緊迫。

こんな文章を書ける人

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稀人ハンタースクール2期生募集です!

稀人ハンタースクール2期生募集です!

去年、私が受講した、稀人ハンター・川内イオさんの「稀人ハンタースクール」が2期生を募集します。
ぜひ、イオさんのnoteを読んでみてください!

去年2月、軽い気持ちで説明会に参加した。
本屋のイベントの打ち合わせでイオさんに出会い、イベントの参考にもなるから、どんなスクールなのか説明会も聞いておこうというくらいに思っていた。

説明会が終わったら、イオさんと一緒に旅に出ることを決めていた。「イオ

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人生を深掘りするインタビュー記事にニーズはない? 稀人ハンタースクール2期生募集します。

人生を深掘りするインタビュー記事にニーズはない? 稀人ハンタースクール2期生募集します。

僕は常々、不思議に思っていた。

なんで、大手メディアで人生を深掘りするインタビュー記事を目にする機会がほとんどないのだろう?

僕は仕事の大半が「人生を深掘りするインタビュー記事」だから、知っている。「人生を深掘りするインタビュー記事」はちゃんと読まれる。さすがにぜんぶがぜんぶとは言わないけど、毎年1本で100万PVを超える記事を書いている。

ちなみに、プレジデントオンラインで最近公開された僕

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「文章力も編集力も上げたい」と思った書籍編集者が読んで役に立ったnote50選

「文章力も編集力も上げたい」と思った書籍編集者が読んで役に立ったnote50選

編集者をはじめて30年近くになります。いい意味でいえばベテラン、悪くいえば老害(>_<)と呼ばれる年齢になりました。そこでもう一度編集と執筆を学び直してアップデートし、ついでにnoteの運用法を勉強しようと思ってまとめてみたのが、このnoteです。

記事の選択にあたっては、この3年間に投稿された「note」「編集者」「ライティング」ジャンルの記事を中心に、勉強になったnoteを読み込み、迷いに迷

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